陰陽師 天鼓ノ巻

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 607
感想 : 64
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163288604

作品紹介・あらすじ

蝉丸にとり憑いた妖女の正体は?晴明の呪、博雅の笛とともに平安の闇を祓う蝉丸の琵琶。盲目の法師の哀しい過去がいま明かされる-。

感想・レビュー・書評

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  • 夢枕獏の書く詩は可愛いね
    だからキャラクターも優しくて可愛いのかな

  • 相変わらず良いな~
    そして相変わらずお酒が飲みたくなる…

    博雅と晴明のやりとりがいつもどうりで心落ち着きます
    二人とお酒飲みたいな~
    菊の香のお酒かぁ素敵だなぁ

  • 久方ぶりの陰陽師シリーズ。江戸時代以来の清明ブームを巻き起こした、このシリーズがやっぱり大好きです♪

    「ゆこう」
    「うむ、ゆこう」
    そういうことになった。

    相変わらず、この行間の使いかたったらないですw
    すごく居心地のよい、気持良い空間へ、獏さんは誘ってくれます。

  • 小説

  • シリーズでは10作目?
    「瓶博士」「器」「紛い菩薩」「炎情観音」「霹靂神」
    「逆髪の女」「ものまね博雅」「鏡童子」以上8篇収録
    ゆったりとした時間の流れの中で晴明と博雅が
    庭の草花を眺めながら簀の子の上で酒を酌み交わす
    一方では業や神々、地脈が乱れた事による不思議が
    人々を戸惑わせ追い詰める
    博雅が持ち込んだ厄介事を晴明が解決?するという流れ。
    獏ちゃんの雅でシットリとした不思議な物語。
    大好きです♪

  • 安定して面白い。 最後の鏡童子は、違うパターンでおもしろい。

  • 昔、「蝉丸」という人はあまり好きではなかった。「坊主めくり」で大抵引っかかるのがこの蝉丸の札だったから(笑)。このシリーズは、そんな蝉丸さんの悪役イメージを綺麗に払拭してくれます。そして、源博雅という人。この限りなく優しい、得がたい人がいるからこそ、晴明は人でいられるのです。これは全て、夢枕さんの創作の上の設定だと分かっていても、適材適所ってあるよなあと思わせるものです。

  • 蟬丸スペシャルな巻。『逆髪の女』が好き。ラストで一言だけ喋る草凪の台詞がいい。

  • 博雅の笛の凄さがわかるエピソードなど。

  • 17

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著者プロフィール

1951年、神奈川県出身。第10回日本SF大賞、第21回星雲賞(日本長編部門)、第11回柴田錬三郎賞、第46回吉川英治賞など格調高い文芸賞を多数受賞。主な著作として『陰陽師』『闇狩り師』『餓狼伝』などのシリーズがあり、圧倒的人気を博す。

「2016年 『陰陽師―瀧夜叉姫― ⑧』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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