幽霊晩餐会

著者 :
  • 文藝春秋
3.31
  • (1)
  • (3)
  • (12)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 79
感想 : 9
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163290805

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 中表紙に『連作長編』てあるんだけど、どういう意味?
    連作短編じゃないから、この本の中で、各話に繋がりがあるとか、そういうことじゃないみたいだけど…。
    別に連作ではないよね。
    それとも、こういうのを本当に『連作長編』て言うの?
    そればっかりが気になって仕方なかった。
    だって、この1冊で繋がりがあるなら、それを踏まえた上で、隅々まで読んでないと、ラストの感動が薄れるから。
    でも、そんな心配いらなかった。
    普通に短編集だった。
    余計な説明書き加えないでほしいわー。

  • 【あらすじ】
    高級フランス料理店から、まるで心当りのないディナーの招待を受けた宇野警部と恋人の夕子。訝りながらも店を訪ねてみたところ…、二人を出迎えたシェフが唐突に打ち明けた―「今夜、誰かが私を殺そうとしているのです」。おなじみ幽霊コンビが豪華フルコースを堪能しながら犯人を暴く表題作他、全7編。大人気シリーズ第22弾。

    【感想】

  • 裏切られないある一定の面白さがある。なんだろう、、どのストーリーにも哀愁があるのだろうか、、、誰かの長編を読んで、グッタリ疲れた時、また赤川さんに戻ってきたい、、そんな感情が湧いてくる。

  • 都内屈指の高級フランス料理店が生き残りを賭けて開いた新メニューの試食会。
    豪華なフルコースの晩餐になぜか宇野警部とその恋人・夕子が招待された。
    シェフが二人にそっと耳打ちする。
    「今夜、誰かが私を殺そうとしているのです」周りは個性的な招待客ばかり。
    犯人はこの中の誰なのか?
    謎と疑惑の晩餐会が幕を開ける。
    (アマゾンより引用)

    短編集
    長編で書いてくれたらいいのにな(笑)
    このシリーズ嫌いじゃないけど、短編なのがちょっとなぁ

  • さすが赤川!短編集でも面白い☆

  • 女子大生夕子と宇野警部のどたばた喜劇。
    時には悲劇もあるが、夕子の透明感のある性格から,無事話が終わる。

    落ちの軽重はあるが、憎めない二人は、三毛猫ホームズの兄妹に通じる。

    「良妻賢母の詩」は、標題の見た目と中身の落差がすごい。

  • 幽霊シリーズの二人は、安心して読める。今回は、親のあり方を描いた作品が多いように感じる。子供可愛さに罪をかぶる親。それが子供のためにはならないということに気づかないのだろうか。子供のいない私は不思議に思うが、親の心理とは複雑なんだろう。でも、やはり、悪いことは悪いという育て方をしたい。

  • (収録作品)明日に生きた男/息子と恋人/良妻賢母の詩/はじめの一歩…/灰もまた燃える/幽霊晩餐会/タダより安く

全9件中 1 - 9件を表示

著者プロフィール

1948年、福岡県生まれ。1976年「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。『東京零年』で第50回吉川英治文学賞受賞。「夫は泥棒、妻は刑事」シリーズ、「三毛猫ホームズ」シリーズなどミステリーの他、サスペンス、ホラー、恋愛小説まで幅広く活躍。

「2023年 『黒鍵は恋してる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

赤川次郎の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×