オープン・セサミ

著者 :
  • 文藝春秋
3.22
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本棚登録 : 155
感想 : 36
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  • Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163291208

作品紹介・あらすじ

20代、30代、40代、50代、60代、70代。いいオトナたちが経験する、6つの"初めて"。そこには新たな可能性が待っている、かも。

感想・レビュー・書評

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  • 2015.7.4.再読。何かにつけての出発、門出を描いた連作短編集。ミドル女子の山歩きデビューを描いた『ある日山の中』、女性問題で左遷されてきた『彼氏、彼氏の事情』が面白く印象に残った。他の作品の運動会のエピソードについては、実際問題、こんなこと学校が許さないだろうという設定の不自然さに素直に読めなかった。

  • 読み易い短編集でした。

  • 先をもっと読んでみたい
    って思わない終わり方。
    ちょうどいいカンジで終わる。
    どの短編も。

  • 可愛らしい装丁に惹かれて。20〜70代の大人たちの「はじめて」短編集。タイトルはひらけゴマって意味なのね。一番最後のお話が一番好き。それ以外は読みくいにものがところどころあったので久保寺さんはあまり相性が合わないのかな?2012/009

  • 生徒と仲良くやろうと思う教員一年目の若者に押しかかる難題の数々。

  • 2013/02/05
    自宅

  • サクサク読める短編集がいくつか。

  •  短編6つ。
    「先生一年生」新米教師、生徒を静かにさせる。
     やる気があっていいなぁ。ラストがおもしろかった。
    「はじめてのおでかけ」専業主夫が5つの優奈のはじめてのおでかけをストーカー。
     このお父さん好き。ほのぼの。
    「ラストラ40」母、息子の運動会でアンカーを走ることに。
    「彼氏彼氏の事情」異動してきた佐久間さんがなぜか気になる。
     ちょっとBLっぽいのが嫌だけど、ときめくと毎日楽しいよなぁと思いました。
    「ある日、森の中」ハイキングを始めた弥生だが、山で道に迷い、熊に出会う。
     はじめての熊との戦い(笑)
    「さよならは一度だけ」子どもが産まれるまで74歳の大伯父のオージと弟と留守番することに。豪快でお酒と博打が好きなオージを避けるぼくだが、次第にペースに巻き込まれていく。
     オージみたいな人、好きです。せつないなぁ。
     
     1、2、最後が好きでした。後から考えるとうーんと思うところがなきにしもあらずですが、読んでるときはすいすい読める感じです。

  • 「さよならは一度だけ」が一番好き。

  • タイトルは「人生の扉よ、ひらけゴマ!」と言うことらしいです。導入は良くある話だなと思っていたら中盤から後半で著者の色が出てきたみたい。絶賛ではないけれど面白く読みました。娘がいたら「はじめてのおでかけ」の様になっていた気がする^^;

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著者プロフィール

1969年東京都生まれ。立教大卒業。2007年「みなさん、さようなら」でパピルス新人賞、「ブラック・ジャック・キッド」で日本ファンタジーノベル大賞優秀賞、「すべての若き野郎ども」でドラマ原作大賞特別賞の新人賞三冠を達成。他著に『空とセイとぼくと』『オープン・サセミ』『ハロワ!』『中学んとき』『青少年のための小説入門』などがある。

「2022年 『明日はきっと お仕事小説アンソロジー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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