水のまなざし

  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163296708

感想・レビュー・書評

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  • 不思議な味わい。耳に優しい和音もあれば不協和音もあるという感じ。
    音大の付属高校に通う真琴はピアニストを目指している。声が出なくなったことは、彼女が「ピアノ」と向き合うために必要なことだったのかもしれない。
    「ピアノ」を選ぶことの苦しさ厳しさ。読みながら少し息苦しくなる。
    西洋音楽と日本伝統芸能の違い、声帯のことなど(ex.日本語は喉に悪い)興味深かった。

    わりと知っているピアノ曲が出てきたので嬉しい。
    ピアニストを目指す子たちって小さい頃から難しい曲を弾いているんだなぁ。小4で幻想即興曲かぁ。

著者プロフィール

ピアニスト・文筆家。安川加壽子、ピエール・バルビゼの両氏に師事。フランス国立マルセイユ音楽院卒。東京藝術大学大学院博士課程修了。学術博士。武満徹、矢代秋雄、八村義夫作品を集めたリサイタル『残酷なやさしさ』により平成元年度文化庁芸術祭賞。演奏と文筆を兼ねる存在として注目を集め、安川加壽子の評伝『翼のはえた指』で吉田秀和賞、『青柳瑞穂の生涯』で日本エッセイストクラブ賞、『六本指のゴルトベルク』で講談社エッセイ賞、CD『ロマンティック・ドビュッシー』でミュージックペンクラブ音楽賞。2020年、浜離宮朝日ホールにて演奏生活40周年記念公演を開催。テレビ朝日『題名のない音楽会』、NHK Eテレ『らららクラシック』、『ラ・フォル・ジュルネ音楽祭』『東京・春・音楽祭』等にも出演。日本演奏連盟理事、日本ショパン協会理事、養父市芸術監督。大阪音楽大学名誉教授、神戸女学院大学講師。

「2023年 『安川加壽子の発表会アルバム』 で使われていた紹介文から引用しています。」

青柳いづみこの作品

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