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この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
読み終えてから時間がたってからのレビューだけど、印象に残ってるのは伏姫と鈍色で、浜路とかはあんまり覚えてない…。
人間と獣が、狩る側と狩られる側として、光と闇の対立した存在として背中合わせに生きる世。お互いが本能のままに駆ける姿は、鮮やかで色濃く尾を引く二本の線となり、絡み合いながら疾走する。人が自然の中に生きるとは本来こういうことなのだろう。その生々しさを、現代の私達はまるで遠く昔に置き去ってきてしまったかのような、そして振り返ることなくそのまま進み続けているような、そんな気を感じさせる。
物語の筋書きとしては、犬と人の合いの子「伏」を題材にし、ベースに里見八犬伝を置く形は魅力的であるが、ラストの描き方がいまいち足りない気がする。これはこれでさっぱりとして、物語の流れからありだとも思うが、もうひとひねりしたクライマックスが望ましい、とも思う。特に信乃と浜路の行く末を絞って描いてほしかった。今年度公開の映画では、どのように物語を展開させていくのだろうか。楽しみである。
積んでいたが、今年、アニメ映画が公開されるようなので、読んだ。グイグイひきこまれた。映画も楽しみ。
「人と獣」「男と女」「歴史と物語」「物事の因と果」がマトリョーシカのように入れ子になった物語。読者は、そのマトリョーシカをこじ開けるようにして中をつかのまのぞき、また外に出てくると、そこもまた、マトリョーシカの中であることに気づく。
桜庭一樹は好きなのだけど、時代物っぽいから避けていたこの作品。
私が好んで読む桜庭一樹作品とは少し違ったけど、”何が善で何が悪か”みたいなものが大きなテーマなのかなぁと思った。
ファンタジーのような、そうじゃないような。
ただ、これは映像化すると陳腐になってしまいそうだから、絶対本で読んだほうがいいと思う。
それにしても、最近はこのあたりの時代(江戸)の話を書く人が多いな。
ちょっとしたブームみたいなもんなのだろうか?
八犬伝を下敷きにした時代活劇だけど、かなり展開も設定も雑。アニメ化を想定してるのかな?終わり方も、ネタを残して出来れば続編を書きたそうだし(笑)人物はシンプルで読みやすいけど、内容に不快な部分も多い。そう言えば、まだ「里見八犬伝」自体、読んだ事なかった。たしか、NHKで人形劇をやったな~
冥土の書いた贋作・里見八犬伝
綺麗で悲しくて大好きだ
雰囲気が大好き
化物なんだけど、どこか憎めない伏たちも好き
2011/07/26
元ネタの八犬伝は子供の頃読んだことがあって、大好きな作品のひとつです.なので、タイトルに惹かれて読みました.
面白いのは面白いけど、八犬伝とは別物として読んだほうがいいかな、と思います.私、オリジナルの方の信乃が好きなんですけど、贋作の信乃は犬人間になっててちょっと…う~んという感じ.
終わり方も尻切れとんぼで、シリーズ化になるのかな、という印象でした.
桜庭さんの作品好きなんだけどな~この「伏」は、今後(があるなら)に期待したい感じです.
桜庭さんの作品を読んだのは、これが2冊目!
伏っているなって思う。ただの悪とも片付けられない感じが、リアルだなと。追う側、追われる側、ちょろちょろ代わるこの世界を、ファンタジー的な見方をしたらこうなるのではと。ワクワクするし、でも哀しいし…。全体的には、なんか、ノスタルジーを感じました。
さすが桜庭さん、いろんな要素をぎゅぎゅっときれいにまとめて、面白い物語に仕上げてます!!
しかも、続編がありそうで、そんでもって、浜路ってもしかして実は?みたいな伏線張りまくりのまんま終わるあたりもニクイ!!
南総里見八犬伝を読み、NHKの新・八犬伝も欠かさず見た。
この八犬伝はまた別の話。
人の姿をした犬士たちが、強く犬の部分にコントロールされているのがほかの話と違う。ペットとして見慣れた犬でなく、その昔の野良犬、野犬のような生臭さ、残酷さが無理なくなじんで不快感はなかった。
装丁と最終ページの挿絵。銀の歯の森のなかで生まれた伏たちは、今の世の中、本の森の中に息づいているということか。
里見八剣伝を知らずに読んだからなのか、いまいち面白さが分からず…
途中で語り口が変わるのも、読みにくかった。娯楽作品としては、まあまあの出来なのかな…
桜庭一樹らしさが滲み出ている「八犬伝」。
勿論、原作とは全くコンセプトも違いキャラ設定も違う…故に引き込まれる。
八犬士が「善」ではなく、むしろ「悪」に近い…かも。
ただし、人間にとっては。
まずは一読いただきたいと思います。
子供の頃、NHKの人形劇で初めて触れた八犬伝の世界に再び入り込んでしまいました。
伏姫の存在感が強烈。
物語の中での現在より、過去の伏姫の話の方が印象強かったです。
ラストがかなり中途半端だったので、続きが気になる。
唐突に終わった感があったのですっきりしませんでした。
よく聞き知った里見八犬伝を全く別の物語に書き換えつつ、その子孫たちを書きながら、ユーモラスに冒険活劇にしたてあげてくれました。
面白かったです。
原作が好きな自分としては設定があんまり好きじゃなかったけど、楽しむことは出来ました。
浜路と道節の兄弟愛がとても良かったです。
八犬伝を題材にしたものは数多くあるけれど、これは残念。設定を詰め込みたくて無理したのか…
高校の文芸誌レベルの設定と文章。残念。

この人の本読むといつも心が寂しく切なくなる。





