アンネの日記

  • 文藝春秋
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (379ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163410401

感想・レビュー・書評

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  • 低評価のつけようがない。
    リアルがある。

  • ゴールデンウィークにオランダ アムステルダムにある、アンネ・フランクの家を訪れたことがきっかけで、久しぶりに再読。中学生あるいは高校生ぐらいのときに、母に勧められて読んだ記憶があるので、20年以上振りになる。

    初めて読んだ当時は、隠れ家で暮らすのは、大変なことだっただろうとは思いつつ、遠い過去に異国の地で起こったことに現実感が得られなかったように思う。それより、私も日記を書いてみようかな?と真似したような記憶がある。

    改めて日記を読むと、果たして16歳にも満たない少女が書いたものとは思えないくらい、一つの作品として完成していることに驚かされた。また、少女というには失礼なくらい、アンネの内面はすでに大人であった(あるいは大人になりつつある状態)ことに気付かされる。

    また、日記にある有名な言葉に、「わたしの望みは、死んでからもなお行き続けること!」があるが、その少し前に、「わたしは成功したいのです。」という言葉が書かれていることに気が付いた。その当時、女性でここまでの野心を持っている人はすくなかったのではないだろうか?ましてや戦時中、そして、たった15歳の少女が望んでいたとは、やはりアンネはとても稀有な人だったと思う。
    彼女が生きていたら、どんな女性になっていたのだろうと残念でならない。

    アンネを始め、多くの人の幸せ、未来を奪った出来事がもう二度と起こらないことを、切に望む。

  • 「わたしの望みは、死んでからもなお生きつづけること!」

    アンネの苦しい隠れ家生活、強い想いそして将来の夢、身近な人々、普通の女の子としての可愛らしい一面などを、圧倒的な執筆力で綴った日記。ちゃんと最初から最後まで読んだのは初めてだったのですが、いかにアンネがしっかりとした信念を持って生きていたかを知って、衝撃でした。そしてその文才と知識の豊富さにもただただ圧倒されました。

    自分自身を包み隠さず語るアンネの日記は、突然終わりを告げます。そこに戦争の醜さとホロコーストの悲惨さを感じさせます。

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