アルゼンチンまでもぐりたい

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 13
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163487809

感想・レビュー・書評

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  • ピアニスト中村紘子のエッセイ集。
    といっても、日本のピアニストのパイオニア的な存在であった著者のことを私はよく知らない。夫が庄司薫であると途中でわかってぎょっとしたくらいだ。
    1990年頃に書かれたものが多いうえに若かりし頃の回想が挟まれるものだから、国際問題や音楽業界の話題に時代を感じる。
    日本人がイエローモンキーと嘲られる中、いかに西洋音楽の世界に東洋人として切り込んでいくことが内外ともに難しかったかと感心する。
    そんな厳しい状況をあっけらかんと振り返る明るさや、クラシックへの深い愛情がじんわりと伝わってきて、なんかいいなぁ、という気分になる。

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著者プロフィール

2001 年 神戸女学院大学人間科学部卒業
2006 年 名古屋大学大学院環境学研究科博士後期課程単位取得後退学
現職 愛知淑徳大学人間情報学部 助教
専門分野は,認知心理学,思考心理学

「2019年 『心理学実験演習 図表作成マニュアル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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