偽書百選

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著者 : 垣芝折多
  • 文藝春秋 (1994年3月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163489308

偽書百選の感想・レビュー・書評

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  • 百冊の「偽書」の書評本。
    明治時代の女性がこっそり恐竜を育てる日記『捨丸育成につき』や、銭湯についての詩集『銭湯の季節』、妖怪が語る百物語『お化けの怪談』など、ぜひ読んでみたくなる魅惑の書評。
    表紙や挿絵の写真まで紹介されている凝り様は半端じゃない。
    「なんじゃこりゃ」と、思わず読みながらあとがきをチェックすると、解題にて著者は死んだとのこと。残念に思っていたら実はここまで含めてすべてホラだった。
    こういうの好き。

  • 2012/5/17読了。
    著者が蔵書の中から発掘した明治〜昭和の古書を百冊に渡って紹介する。
    『燐寸使用方』明治9年、『寫眞亡国論』明治11年、『國語讀本改良案』明治27年、『ハリヰ星人手記』明治41年、『髙い!不味い!汚い!』大正12年、『端役泰然』昭和4年、『軍備必然論』昭和25年、『写楽は美女だった』昭和30年、などなど。
    名著名作は一冊もなく、どれもこれも取るに足らない、何の役にも立たない、書いた本人以外に誰が興味を持つのか分からない、下手をすると出鱈目が書いてあるようなB級書ばかりだが、怖いもの見たさで読んでみたくなる不思議な魅力を持つ本の数々。
    だが古書店や図書館を巡っても無駄である。なぜならこれら百冊の本はすべて著者がでっち上げた実在しない「偽書」なのだ。
    よくまあ百冊もありもしない本の書評が書けたものだと、その想像力妄想力にまず驚く。本文の引用や挿絵まで捏造するという念の入った凝りようで、博識に裏打ちされたユーモア・パロディの味わいもなかなかのもの。
    あとがきまで含めて、嘘を嘘として楽しむ遊びの本だ。虚構新聞のネタ記事を本気にしてマジレスツイートするような向きにはおすすめしない。

  • 作者の生み出した明治〜昭和の奇書集。
    実在の本の紹介だと思って購入したこともあるが、それ抜きでも中身についてはちょっと残念。
    挿絵や本の写真など凝ってはいるのだが…

  • 067.初、並、カバ小スレ、帯付、書庫。

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