ソ連が満洲に侵攻した夏

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163555102

感想・レビュー・書評

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  • ソ連が参戦するまでの日本・ソ連・米国の動き、その中で日本がいかに仮想敵国であったはずのソ連に対して和平仲介をお願いするという幻想を抱いていたか、ソ連が北海道の北部を占領しようとして、米国のトルーマンが拒否した話、千島・満州での日本の悲惨な状況がなぜ起こったか、そして 8/15以降、和平調印までの戦闘継続と中止までの法的な意味と動きなど、目を開かれるおもしろい内容です。そして、日本の失敗の原因、戦争の本当の意味(国のエゴでしかない)について考えさせられます

  • 11/02/06 怒りなしには読めない一書である。

著者プロフィール

半藤 一利(はんどう・かずとし):1930年生まれ。作家。東京大学文学部卒業後、文藝春秋社入社。「文藝春秋」「週刊文春」の編集長を経て専務取締役。同社を退社後、昭和史を中心とした歴史関係、夏目漱石関連の著書を多数出版。主な著書に『昭和史』(平凡社 毎日出版文化賞特別賞受賞)、『漱石先生ぞな、もし』(文春文庫新田次郎文学賞受賞)、『聖断』(PHP文庫)、『決定版 日本のいちばん長い日』(文春文庫)、『幕末史』(新潮文庫)、『それからの海舟』(ちくま文庫)等がある。2015年、菊池寛賞受賞。2021年没。

「2024年 『安吾さんの太平洋戦争』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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