半眼訥訥

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著者 : 高村薫
  • 文藝春秋 (2000年1月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163559407

半眼訥訥の感想・レビュー・書評

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  • 良くも悪くも猛烈に真面目な人なんだなあ、と。

  • 「わたくし」。第一人称をこの言葉を一貫使って綴られた文章は初めてだ。俗からの距離を慎重に置きながら、権威が持つ高慢を注意深く自ら戒めた結果としての深慮の策であったろうことは、文章や論旨の頑固とも言える真摯さから伺える。それこそ人の事で大きなお世話であるが、この人は何が楽しいのだろう。およそ俗っぽい欲望を、外側として論じこそはすれ決して内からの事象としては語らない。照れているのか、かっこつけているのか。しかしその徹底したストイックは、一冊を通して読了した後、そもそも存在していなかった事に気づかせられる。この文章量の、どこにもそんなモノは嗅ぎ取れない。これはすごい事だ。

  • 特に思い入れなくあれほどハードな長編を書いたのかとびっくりした。
    今の大学生と高村作品の大学生を比較するのは酷だと思ったけど。

  • <FONT color="#666666">何にも興味がないというその事実が、わたくしに小説を書かせていることもまた確かなのである。
    物心ついたときから、自分自身は何にも加担することなく、ひたすら眺めるだけだった人間にとって、
    何にも執着がない自分自身もまた観察の対象である</font>


    もし、高村小説を有る程度読んでるのだったら、この本を一度読んでみることをお勧めする。
    一遍は見開きちょっとで雑誌や新聞に寄せたコラムのようなものだと思って良いと思う。
    そこには。小説を書くに当たっての高村さんの半生や考えていたこと、それを書いた時に思っていたこと。
    もっと端的に、この小説ではコレが書きたかったんだと、言及されているものもある。
    合田雄一郎の幼少期は高村さんの幼少期そのものであり、
    彼の目に映ったものは高村さんの見たものらしい。
    もう一度作品について考える機会を与えてくれる1冊でした。

  • "高村薫が新聞、雑誌に書いてきた本人言うところの雑文。共感する部分もあるが微妙な部分もある。作者が4人の家族の介護と最期を看取るに当たり「肉親の介護は天使の仕事ではない」と考え在宅介護の整備を必要と考える。と言う部分がある。この人が本当に女性だなと感じ、共感した部分。現代の子どもを取り巻く状況を書いた部分には、残念だが机上の理論と言う気がする。新聞に書いた文章のせいもあるのだろうが硬さがとてもある。2006・2・11

  • 最近読んだ高村薫の随筆。ああーとおもうところもやっぱふるいなーとおもっちゃうところも。でも読んでよかった。

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半眼訥訥の作品紹介

著者は、こんなことを考えて暮らしてきた。1993〜1999に書かれた著者初の雑文集。

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