パーネ・アモーレ: イタリア語通訳奮闘記

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163575902

感想・レビュー・書評

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  • イタリア語通訳の仕事ぶり。
    文を読むだけで、田丸氏のユニークな人柄や頭の回転の速さがうかがえるが、嫌味なところがまったくなくて素敵だ。
    通訳って単純にその言葉が話せればなれるってものではないのだ。
    様々な雑学や教養を身につけなければいけないし、文化も理解していなければいけないし、場面に応じて瞬時に最も的確な訳をつけなければいけない。
    自分は絶対無理だわ〜。
    でもその中で素晴らしい人たちとの出会いを紹介されてるのを読むと、羨ましくなります。

  • 華やかでシモネッタ、イタリア語通訳になるべくしてなった感のあるパーソナリティーを満喫。しかし同時通訳は必ず二人以上でパートナーを組み、20分を目処に交替で行われるなんて、知りませんでした。大変なお仕事なんですなあ。

  • お局様、はは~っ。凄いですね。本物は、こう、でなくっちゃ。我が身を振り返って、ほんと、何やってたんだか(何もしてなかったw)。

  • 面白かったです。

  • イタリア語通訳界の大御所による下ネタ集w

    なんでしょう。。。とにかく笑えますw

  • 図書館の本

    内容(「BOOK」データベースより)
    「パンと愛と夢」があれば生きていけるイタリア人。「米と仕事と哲学」で生きている日本人。そんな二つの対照的な文化を取り持つのに不可欠なのが、通訳である。日本最強のイタリア語同時通訳と謳われる著者が明かす、爆笑エピソードの数々。この本を読めば、イタリアがますます楽しめる。

    息子さんのエピソードがなんともいえない。。。切り替えしがうまいママ、ってわけではないから、さぞ鍛えられたんでしょう、と思うエピソードたくさん。
    米原万里さんの著書で彼女のことを知って面白そうだと思って手にとって見ましたが、こうも通訳する国の言葉が違うだけで、起こること、いろんなことが違うのかとそちらの感心しきりでした。
    イタリアの通訳だと、洋服がたいへんなのね(違)

  • シモネッタ田丸さん。彼女がどのようにしてイタリア語通訳になっていったか、また、どんなエピソードが印象的だったか。

    やはり通訳になるには第二言語だけでなく、日本語も広く深く知っていないといけないし、様々な分野に関する勉強も不可欠。女と見れば必ずくどいてくるというイタリア人を持ち前の瞬発力でかわしまくったかと思うと、小気味よくこきおろしてみたり、人間力の高さに満ちあふれた面白異本。電車の中でにやけてしまう。

  • イタリア人に関するエピソード、通訳業に関するエピソード、どれもエネルギッシュでユニーク、楽しく読みました。

  • 著者がユーモアに富んでいて、かつチャーミング。通訳という職業へのプロ意識、それを支える日々の努力も文章から伝わってきて、自分の語学学習のやり方、仕事への姿勢を考えさせられた。
    今はどうかわからないけれど、イタリア人のおおまかな生態(!?)を知る上でも便利

  • ぼくもくさっても外大卒なんだな。

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著者プロフィール

(たまる・くみこ)
広島県出身。東京外国語大学イタリア語学科卒業。イタリア語同時通訳の第一人者であり、エッセイスト。大学在学中から来日イタリア人のガイドを始めた。著書に『パーネ・アモーレ―イタリア語通訳奮闘記』『シモネッタのデカメロン イタリア的恋愛のススメ 』『シモネッタの本能三昧イタリア紀行』『 シモネッタのドラゴン姥桜』『シモネッタの男と女』イタリア語通訳狂想曲 シモネッタのアマルコルド』などがある。軽妙で味わい深いエッセイのファンは多い。

「2014年 『シモネッタのどこまでいっても男と女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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