僕らが働く理由、働かない理由、働けない理由

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 69
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163576800

作品紹介・あらすじ

引きこもりもフリーターも不登校も、大企業に就職しても、経済的に成功しても…僕らは迷い、立ち止まる。「社会」を前に立ちすくむ同年代の若者たちの呟き、叫びに耳を傾けた、『僕の高校中退マニュアル』の著者による、清新なレポート。現代の「青春の悩み」をすべての世代に伝える一冊。

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  • 図書館で。
    引きこもる若者が社会問題にもなっている今、どうしてそうなっちゃうのかな~なんて思って手に取ってみました。登場するのが男性ばかりなので、やっぱり圧倒的に男性の方が数が多いのかな。
    それにしても。著者の知り合いの話が多いので、話を聞く相手が頭が良い人が多い(笑)教科書を読めば大体わかるとか、試験で良い点取れるってのは相当頭が良い人ですよ、ウン。

    そして大抵の場合、父親が頼りにならない。大体は怒るだけできちんと息子と向き合って相談に乗る訳でもなく、怒鳴って(もしくは腕力で)聞かないと後は母親に丸投げで見ないふり。…もし引きこもるのが男性の方が数が多いなら、父親こそが息子と向き合わないとイカンのではないかなと思ったりしました。

    あとは、読んでいて感じたのは若者の世界が狭いな、という事。学校と家庭だけで他の世界が無い。ネットで繋がっているかもしれないけれども、所詮ネットは自分が繋がりたい所としかつながらないツールだし。だから、何か感銘を受けると自分も…と追体験をしたくなり、実際体験した後に思っていたのと違う…と失望して又元の状態に戻ってしまうケースが多いような。
    (漫画や小説で流行ると農業高校や獣医学部への進学を希望する人が増えたりするのも似たような事なのかな)

    もっと…なんて言うのか年代の違う相手と交じりあう事って出来ないんだろうか。色々な人の話を聞いて、色々な考え方や生き方があると知る。それが大事だと思うんだけどな~

    後は学校でもっと、職業に即した授業があってもいいんじゃなかろうか思う。どうも日本の学校はブルーカラーを軽視しているような気がしますが、学校の中で作業することによって自分の適性がわかったりする事もあるんじゃないかと思うんですよね、ウン。英語なんかを教えるより、ボタン付けとか調理とか、被服なんかを男女問わず教えた方が良いんじゃないかなぁ。

    私は学生時代は自分が30代、40代になったらどうなるんだろう?と不安になることが多かったですが、社会に出てしまった今は、ま、何とかなるでしょ、と気楽になれた気がします。
    あまり思いつめずにとりあえず働いてみるってのもいいんじゃないかな~。入れる所に入ってスキルアップして転職すれば良いんだし。そう言う考え方もアリなんじゃないかな~と思ったりしましたが…自分の理想が高い人だと、こんな所に勤めるなんて俺にふさわしくないとか思ったりするのかな。面倒だな~

  • 8人の著者の知り合いの若者に働く、働かない、働けない理由をインタビューをした本。自分とは年齢がそこまで離れていないためか、共感できる部分が多かった。

    今は、第7章、第8章が響いた。

  • 「働く」の三段活用。しょうもないところに引っ掛かりました。m(_ _)m

  • どうして働くの?
    何のために働くの?
    なんで働かなきゃだめなの?
    そもそも、「働く」って、何?
    考え疲れたら、とりあえずこの本を読んでみよう。

  • 当時大学3年生だった筆者が、社会に出ることや働くとは一体なんなのかという疑問を根本に、8人の様々な境遇の人物に話を聞いていく構成。8人の過去から現在に至るまでの人生をそのままに細かく記している。この本はある8人の人間のありのままのドキュメンタリーであって、そこから何を感じるのかは読み手(の現在の境遇)次第。なにかを期待して読むとがっくりするかもしれない。2008-8-5

  • うっとうしいの一言。
    筆者もそうだし、インタビューされる登場人物がうっとうしい。
    うだうだ言ってないで、とっとと働け。

    2007/03

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著者プロフィール

稲泉 連(いないずみ・れん):1979年、東京生まれ。早稲田大学第二文学部卒。2005年に『ぼくもいくさに征くのだけれど 竹内浩三の詩と死』(中公文庫)で大宅賞を受賞。主な著書に『「本をつくる」という仕事』(ちくま文庫)、『アナザー1964――パラリンピック序章』(小学館)、『復興の書店』(小学館文庫)、『サーカスの子』(講談社)などがある。

「2023年 『日本人宇宙飛行士』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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