愛する源氏物語

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著者 : 俵万智
  • 文藝春秋 (2003年7月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163651002

愛する源氏物語の感想・レビュー・書評

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  • 装画は中島潔さんです。おぉ、こんな絵もあるのか・・・と見入ってしまいます。カバー絵は宇治十帖の匂の宮と中の君。光源氏じゃないんかいと思いますが、すてきな絵です。

    『恋する伊勢物語』の第2弾? 『源氏物語』を和歌をもとに紐解くエッセイです。『恋する伊勢物語』は軽やかな感じで読みやすかったかれど、筆致のせいか、物語の深さのせいか、少し難しく感じて読み終えるのに3週間費やしました。

    『源氏物語』は大和和紀さんの『あさきゆめみし』で読了したのみですが、けっこう和歌はすっとばして読んでましたが、物語の中にはなんと795首の和歌が登場するのだそう! それを紫式部がひとりで、いろんな登場人物に成り代わって読んだと考えるとおもしろいですよね。さらに、俵万智さんが現代和歌に詠み直してとなりに並べてくれているので、とてもわかりやすいです。

    さらにさらに、『源氏物語』に対するいろんな方の考察も多数引用されているので、めちゃくちゃ勉強になります。

    末摘花や近江の君は、(見た目の問題だけでなくて)風流を解さず、和歌もへたくそだったことなども面白かった。才女の紫式部がわざとへたくそな歌を詠んだと思うと楽しいですよね。><


    しかし、『あさきゆめみし』はそのへんの細かな描写も描かれていたので、優れた漫画だったのだなぁ〜と改めて思いました。

    宇治十帖編はあまり記憶になかったので、薫が万智さんによりディスられているのがちょっとかわいそうになりました。。読んでても、紫式部はなんで「宇治十帖編」を書いたのかな〜?と謎でした。

    やっぱり『源氏物語』は面白いから、死ぬまでにだれかの訳で読みたいな。大学生のときに読んどきゃよかった〜。

  • 配置場所:摂枚普通図書
    請求記号:913.363||T
    資料ID:50300743

  • 源氏物語~宇治十帖までの内容を知ってる上で、読むべき一冊だと思います。現代語訳では和歌自体をフィーチャーすることは少ない、もしくは和歌の訳は省かれていることが多いのですが、俵さんらしい捉え方で、和歌から読みとる源氏物語になっていて、大変興味深かったです。俵さん、薫と夕霧に対して手厳しいのが印象的でした。

  • とにかく読みやすい。現代語訳された和歌がとても素晴らしくて、時代は違っても恋をする人の心は変わらないんだなあ・・・と思った。今度は、源氏物語の現代語訳も読んでみたい。

  • おもしろい。万智ちゃんの和歌もとてもすてきです。

  • こっちのダメージの方が大きいです。けっこう、長文だったのに〜。

    小泉宏の「まろ、ん」が、きっかけで、今わたしは、私的な源氏物語ブームが来ています。
    ということで、今日は、源氏物語関係の本を2冊読み終えました。

    ちなみに第1次ブームは、もちろん「あさきゆめみし」だったりします。あの本は、大学受験、大学の古文の学習と、本当に役に立ってくれました(笑)
    最近のマンガで、受験勉強のともに「あさきゆめみし」が出てきてビックリしましたが、あれ、本当です。

    源氏物語のいいところは、女のキャラクターがとっても立っているところですねぇ。
    細かい描写が、本当にその子の性格をよく表していて、納得がいくんです。

    例えば、わたしのお気に入りは、雲居の雁だったりするのですが、この子が、夕霧と引き離されちゃったときに家でゴロゴロとしているんですね。
    そんなところに、頭中将がやってきて、

    「だらしないことしてたらダメ」

    とか言って注意するシーンがあります。このシーンなんか、結婚してからのこの人の色気のなさとすごくリアルに結びついているなぁと思っています。わりと、ざっとして現実的な性格なんやなぁ。
    「あさきゆめみし」は、そういう細かい部分も、けっこう原作通りに描写していて、実際に古典を覗いて比べてみるとビックリします。

    でも、この人かわいいですよね。特に、夕霧と夫婦げんかするところなんか、夕霧も、「かわいい」とか思っていますが、あの様子見て出ていく男の気が知れないほどかわいいです。

    もう1人、源氏物語で好きなのは、真木柱の姫君です。これも、とっても性格のいい女の子ですねぇ。

    今はとて宿離れぬとも馴れ来つる 真木の柱はわれを忘るな

    というのは、素直で好きな歌なんです。
    牧美也子の「源氏物語」では、これを見た髭黒大将が、

    「忘れるなって、柱かよ〜〜」

    と言って嘆くのですが、これって、「パパ、わたしたちのこと忘れないでね」という意味だと思うのですか……。
    妹の解釈によると、

    「髭黒大将は、そんなこともわからないぐらい素直で無粋な人だったということでしょう」

    ということなんですが。
    このあたりのことは、「愛する源氏物語」には、なんにも書いてないので残念です。
    まあ、1巻で宇治十帖まで行くんですから、こういう枝葉にこだわってられないかな?

    「愛する源氏物語」でよかったのは、薫の性格がよく理解できたことです。
    今までの源氏物語では、イマイチ、この2代目、3代目の男たちの
    性格はよくわかんなかったんですねぇ。
    でも、俵万智は、ビシッと切っておってとってもわかりやすいです。
    実は、今まではあんまり、柏木も、薫も、匂の宮も、見分けがついていなかったわたしでした。うーむ。男のキャラクターにあんまり興味がないということもあるし、キャラが小粒だし…。
    でも、これで、よくわかりました。

    けっこう、源氏物語では、しゃべっときたいことが多いというのがよくわかりますね。

    うーむ。せっかくたくさん書いても、また落ちたらいやだから、今日はこれぐらいにしておきます。

    「月下の君」の続きもあるし、また、書く機会はあるだろう。

  • 7/24 源氏の君って、プレイボーイではあるけど女の扱いがそう上手いわけでもないような気がしました。

  • 源氏物語の和歌を現代風に詠み直すなんて、何て大冒険!でもさすが万智さん、しっくりきてた。すごく面白くてあっという間に読んでしまった。

  • 「恋する伊勢物語」の源氏物語版。本が綺麗。内容はやっぱりちゃんと勉強してないとだめだね。

  • 源氏物語ってこんなにおもしろいんだと思わせてくれた。いつの時代も
    人の感情は変わらないのだな〜と思った。

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