お笑い 男の星座2

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (335ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163651408

感想・レビュー・書評

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  • 江頭2:50、たまらんです。
    清水圭も男前じゃないですか!

  • 芸能人本としてまとめておくにはあまりにも惜しい浅草キッドの本。
    2では鈴木その子、寺門ジモン、飯島直子、変装免許証事件(浅草キッド)、江頭2:50、Dynamite!、百瀬博教をとりあげる。
    面白いけど、質にばらつきがある。鈴木その子、寺門ジモン、江頭2:50はたまらなく面白いけど、その他はエッセイとしては十分面白いが、梶原一騎的奇人伝としては外れている。
    とくに百瀬博教は、扱いがちょっといやらしくて、読後感が悪い。

  •  これまた熱い!熱すぎる!

     多感な思春期に、角川春"樹"、梶原一"騎"、そしてアントニオ猪"木"という三人の"キ印"に多大な影響を受けた浅草キッドの熱い情熱が更に燃え上がる!

     序章  一騎イズム
     第1章 白色彗星・鈴木その子
     第2章 自称最強! 寺門ジモン
     第3章 癒やしの女王・飯島直子
     第4章 変装免許証事件
     第5章 江頭グラン・ブルー
     最終章 『Dynamite!』に火をつけろ!
     番外編 男のホモっ気・百瀬博教

     第1章、第2章は、浅草キッドの目利きっぷりが表れた章だと言えます。

     大豪邸に住む鈴木その子の面白さにいち早く気づいたのもスゴければ、鈴木その子を売り出すキャラ付けと押し出しもスゴく、「その子ライト」の描写はまさに怒濤です。

    《「ゲーテもびっくり! もっと光を!」
     「農家の皆さん! これからの外注はこの新しい誘蛾灯で駆除して見せます!」
     「シワもシミも吹っ飛ばせ! マジンガーZの必殺技光子力ビーム!」
     「出ましたっ! 往年のプロレスファンも喜ぶ、ブルーノ・サンマルチノもビックリ、これぞ『人間発電所』!」
     「長嶋監督ごめんなさい! 往年のジャイアンツダメ外人もビックリ! これが本当のクレイジー・ライトです!」
     「見て下さい! 技術さんはホワイト調整をその子先生の顔でやっています!」
     「女優さんが使うライトとはモノが違います。何しろ先生のライトは軍事用のサーチライトです!」
     「この光、確か『ゴジラ』で自衛隊が使っていました!」
     「映画ではお馴染みです。20世紀FOXの映画のオープニングで使われ、映画『BATMAN』で使われた夜空に当てるサーチライトです!」
     「♪オイ~ラ岬の灯台守は~その子先生の安全な航海を確保するため、この灯りを絶やしてはいけません~」
     「お母さん! この光、お子さんに見せないで下さい! その子先生はピカチュウより光ってます! 泡を吹いても知りません!」
     「実はガングロ女子高生は、本当は白いんです。先生に当てるこのライトを浴びて黒く焦がしています!」
     「近所の方、すいません、避雷針をご用意して下さい!」
     「でん子ちゃん、すいません! その子ちゃんは節電には協力できません!」
     「このライト、電力消費量は凄いです! 撮影のたびに、ここ浜松町は大停電です!」》(50頁)

     バラエティー番組に出まくってた頃の鈴木その子が、いかにデオドラントされたキャラになっていたかがうかがえます(笑)。
     でも、ここまでネタにできたのも、鈴木その子と浅草キッドの間に深い絆があったからこそ。鈴木その子逝去後の「知ってるつもり?」での浅草キッドの思いは、私の胸を打ちました。

     この連載がきっかけで、テレビ東京「やりすぎコージー」でフィーチャーされ、「ネイチャージモン」としてブレイクした寺門ジモン。マンガ化までされたネイチャージモンですが、原点である本章を読み返すと、濃い…
     『バキ』で主人公・範馬刃牙がイメージの世界でカマキリと戦っていましたが、絶対ここからアイデアを得たと思ってます、私。

     今でこそ武勇伝の一つですが、変装免許証事件は、浅草キッド最大の危機を招いた事件でした。ですが、事の顛末を読むと、これこそ芸人だよなぁ、としみじみ思わされます(笑い転げながらしみじみってのもおかしな話ですが)。
     この写真を見るだけでも、本書を手に取る価値はあります!

     そして、江頭グラン・ブルー。オウムの麻原彰光こと松本智津夫なんか足下にも及ばない、ガチンコの水中クンバガ! 江頭2:50が最後に見せた前人未踏の記録。本当の意味で芸人としての生き方に命懸けの江頭2:50は最高にカッコイイ!

     前作よりも一章が長くなった分、本としては読みやすくなった印象です。そして、より厚く、より濃く、より厚い人々の生き様が堪能できます!
     昼間に読んだら節電できなくなるくらい熱い一冊、オススメです!

  • 江頭の話に深く感動!!!!
    男には戦わなくちゃならない時がある!!!!

  • 冒頭、文壇クラブにて二人に血祭りにあげられる文春の目崎氏。
    梶原一騎の時代には、こうしたことが日常的だったんだなと勝手に納得してしまう見事な入り方。
    今回もネタ満載。
    江頭2:50の奇跡には感動、ついでにオウムの信者から逆に金を借りてしまうくだりも素敵。
    ダチョウの寺島ジモンの最強説も、かなりの説得力あり。
    最後の百瀬氏は・・・、何か微妙かな。
    第3弾はいつかな。

  • 江頭さん大好き!

  • 大宅壮一ノンフィクション賞候補作。浅草キッドが芸能人たちの知られざる一面を暴く。寺門ジモンすげー

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