まわり将棋は技術だ 先崎学の浮いたり沈んだり2

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163654201

感想・レビュー・書評

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  • 普段は面白おかしい文章を書く先崎が本気の反論を認(したた)めている。彼を怒らせたのは将棋専門誌の記事だった。ジャーナリストという人種は所詮外野である。プレイヤーの苦闘よりも、わかりやすい戦績や順位に興味が向く。
    https://sessendo.blogspot.com/2022/01/2.html

  •  羽生世代までの将棋指しは、やんちゃというかアウトローというか、裏街道を歩む雰囲気が残っていた。先崎九段(本書執筆時は八段)は前世代の遺伝子を色濃く受け継いだように見える。
     大山康晴の麻雀、升田幸三の囲碁について書かれた部分は貴重だ。

     あれほど面白い『竜馬がゆく』を「十ページも続かないのである。次のページをめくる気が全然おこらない」というのは不思議だ。限定的読書家なのだろう。

  • 囲碁界と比較してやきもきする姿は、なんか共感する

  • 将棋や囲碁の棋士の生態を、プロならではの視点で描き、軽妙で面白い。
    ただ、文末の注はいただけない。筆者へのイチャモン、という形にしているが、全く笑えない。全くの蛇足。これだけで評価を一枚落とした。

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著者プロフィール

先崎 学(せんざき まなぶ)
1970年、青森県生まれの将棋棋士。九段。
エッセイストの側面もあり、多くの雑誌でエッセイ・コラムを持つ。羽海野チカの将棋マンガ『3月のライオン』の監修を務め、単行本にコラムを寄せている。
著書多数。代表作に『フフフの歩』、『先崎学の浮いたり沈んだり』、『うつ病九段 プロ棋士が将棋を失くした一年間』など。

先崎学の作品

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