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みんなの感想・レビュー・書評
読んでいてその音楽を聴きたくなった。その音楽をつくる人のことも掘り下げているのでその人自身にも興味を持った。あめりかという国のことも考えさせられる。村上耳と自分耳はおんなじではないのを踏まえたうえで文庫でも買ってじっくりその音楽を流しながら読みたいとおもういつか。でもこんなに人を感じさせ、こんなにあざやかな文章を前にすると、自分耳なんて機能しない。村上耳になってしまう。村上さんがいいっていってんだからいいに決まってる、それがわたしの意見とおもってしまいます。それってどうなの。どうかな~??
村上春樹がジャズ、クラシック、ロックなど、いろいろなジャンルのミュージシャンについて語ったエッセイ集。
取り上げられているミュージシャンは、
シダー・ウォルトン、
ブライアン・ウィルソン、
シューベルト、
スタン・ゲッツ、
ブルース・スプリングスティーン、
ゼルキンとルービンシュタイン、
ウィントン・マルサリス、
スガシカオ、
フランシス・プーランク、
ウディー・ガスリー。
それぞれの音楽家の背景と、視聴者側の感情とを織り交ぜたエッセイ。全てのミュージシャンを知っているわけでもないし、村上春樹をとくに好きだと言うわけでもないけれど、彼がこれらの音楽たちを愛していて、愛ゆえにそれを伝えようとしているのがよくわかって面白かった。
著者の多彩な音楽の知識に感心した。自分もかつて、クラシックからジャズ、ウェスタン、ロックなどジャンルを問わずさまざまな音楽にはまっていたけど、かなり知らない曲が入っていて聞いてみたい。音楽を文章で表現することができるのだ。ただ、クラシック音楽の比喩的表現は読みづらかった。
氏の音楽に対する幅広い趣味と、深く掘り下げた洞察が村上節で展開されている。ウディーガスリーやスガシカオの歌詞の引用部分は、文学者としての含蓄があっておもしろく読めた。
ちょっと時間が無くてスガシカオの章しか読めませんでしたが。ここまでスガシカオを分析する人もあまりいないのではないでしょうか。村上春樹の音楽的バックグラウンドは相当幅広いなやっぱり。J-POPは駄目らしいけどスガシカオは平気らしい。確かに異端なイメージあるしな。でも
柔らかなラディカリズムが
とか言われてもなんのこっちゃ。まるで現代文の演習のようだ。
最近、オーディオセットが壊れてきて、間に合わせの機械で音を聞いていたら、反動なのか無性にいい音が聞きたくなってきていました。そんなところに著者の「雑文集」のなかで本書が触れられているのを発見。
オーディオ雑誌「ステレオサウンド」に連載されていたエッセイ集なのですが、めちゃめちゃおもしろい。音楽をそもそも文章で書くという点も面白いのですが、ミュージシャン(スガシカオからウィントン・マルサリス、ルービンシュタインまで)の背景まで織り込みながら、興味も広がります。
いよいよ、いい音が聞きたくなってきた〜(オーディオマニア化の危機)
書かれている曲はクラシックからロックやジャズ、ピアニストからトランペッターまで。
いやー読んでいて本当に楽しかったー!
そして気になる曲をすぐ調べられるネット社会に感謝(笑
ウディー・ガスビーの曲が見つかったときは軽く鳥肌がたったくらい。
スタン・ゲッツとチェット・ベイカーの演奏もはじめて聴いた。
この二人を知ることができてよかった。
村上春樹は、何でも知ってるすごいダンカイのおじさんだ、とは、常々思っておりましたが、音楽に対する知識は半端じゃない!!
国分寺で若い頃からジャズ喫茶をしていた彼が、ジャズに関して造詣が深いのはうなずけるのですが、クラシックから、ロック、フォーク、スガシカオに至るまで!!
YouTubeが必須の一冊です。
「日曜日の朝のフランシスプーランク」
当然、私はyouTubeで「プーランク」と検索し、再生いたしました。
日曜日の朝がこれまたぴったり。そうして、同性愛者だというプーランク。同性愛者を肯定したくなるすばらしい作品を作っています。
このように、出てくるアーティストがどうしても好きになってしまう(マルサリスを除く)、音楽入門書としては最良の一冊です。
さきほど図書館から何気なく借りてきたら、スガシカオ??
ってのにびっくりして、そこだけ読んだ。
私も「黄金の月」と「月とナイフ」を聴いた時は、同じような感じを持ったな…
明らかに他の人の歌とは違う感じがした。
今はiTunesに入ってた「濡れた靴」を聴いてみる。
自分が音楽というものにそんなには興味が無いんだと実感。
ハルキさんが熱心に語れば語るほど、それについてはいけない自分がいた。
機会があったら、この本に紹介されている曲を聞いてはみたいけれど。
スガシカオさんの歌詞についての章は興味深い。
指摘されて自分をとりまく安易な言葉の数々に初めて気付いた。
村上春樹のモノの捉え方というか考え方というか切り込み方というか とにかく 書いている対象が好きなんだなあ~~ と感じる。 自分の世界が広がります。感謝
10年3月7日開始
10年3月12日読了
村上春樹の小説も好きだけどエッセイも好きなんだよね。クラシック、ジャズ、ロックとまんべんなく音楽を取り上げた10本のエッセイを収録。どれも聴きたくなってしまう。
音楽大好きはるきさん。そんなマニアックな一冊。これを読まなければ一生「スガシカオ」を聴くことはなかっただろうし、スガシカオがはるきさんが大好きだということも知ることはなかっただろう。
取り上げられているのはシダー・ウォルトン、ブライアン・ウィルソン、シューベルト、スタン・ゲッツ、ブルース・スプリングスティーン、ゼルキンとルービンシュタイン、ウィントン・マルサリス、スガシカオ、フランシス・プーランク、ウディー・ガスリー。 でも要注意。この本で、上のアーティストたちの音楽について知ろうと思ってはならない。本書はあくまでも、村上春樹というフィルターを通し、村上春樹の文体に... 続きを読む »
シダー・ウォルトン
シューベルト「ピアノ・ソナタ第17番ニ長調」D850
スタン・ゲッツの闇の時代
ゼルキンとルービンシュタイン 2人のピアニスト
スガシカオの柔らかなカオス
日曜日の朝のフランシス・プーランク
を読みました。
9月12日読了。村上春樹による音楽エッセイ集。この人の小説については、時々「どうでもいいよー」と思うこともあるのだが、エッセイを書かせるとその文章力にはただただ圧倒されるしかない。ジャズについて語る文章などは、ジャズになじみのない当方にとってもまさに「スイング感」を覚えるほど。日本のアーティストからはただ一人「スガシカオ」が論評対象にあげられているのだが、この分析がまた鋭く読み応えのあるものだった。「独特のメロディに、ゴツゴツした感触の歌詞」、とはまさに慧眼と言うべきだろう。音楽好きにとっては、読むとさらに音楽が聴きたくなる本だ。
8月、図書館。
人の音楽の好みなんてよほど語り合わない限りわからないものだ。
こういう聴き方があるんだなあという新鮮な感動。
読み物として素直におもしろい。
音楽について書かれた10のエッセイ。今回の10人の中で私が知っていたのはブルース・スプリングスティーンとスガシカオだけだったけど、力のある作家なので、全く知らない音楽家について書かれたものを読んでいても、楽しい。もちろんその人の楽曲という共通イメージがあるほうがこちらも想像しやすいし、共感も、意見も出やすいけどね。(2006.7.20)






