いい加減にしろよ(笑)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 56
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163678108

感想・レビュー・書評

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  • -NPOとは「非営利組織」ではなく「株式配当のない営利組織」である・・・NPO鑑定
     日本は本当に安全な国なのか・・・警察鑑定-
    など、ジャーナリストでもある著者が、世の諸問題を検証した批判本。



    (笑)のついた題名に、第一章が『細木数子』。この調子で続くのかと思いましたが、その後は堅い話題が多かったです。細木数子さん、いや懐かしいですね。数年前はテレビでこの方を見ない日はなかったぐらいですが、今どうなされているんでしょうか?といった具合に、あえて数年後に読んだ方が面白いかもしれないです。
    批判本なので過激に聞こえる意見もありますが、けっこう私もこっちよりかもしれません。「再犯鑑定」の章で、精神障害者の犯罪率は決して高くないと言っている方もいますが、それは全刑法犯罪(横領や恐喝なども含める)を分母にした場合であり、凶悪犯罪に限ればその割合は以上に高まるということを知りました。やはり罪を問わないのであれば、その後のフォロー体制が確実に必要だと思います。現状のままでは返って精神障害者の方々が偏見の目で見られることにつながると思います。
    それにしても、小泉さんの『郵政法案』の話は今読むと、なお一層がっかりします。
    「三宅島」の避難解除後も有毒ガスが発生していてマスクが必要だということなど・・
    色々と勉強になりました。

  • なるほどなるほど、これが日本のいけないところなのね、という本。気になったところはちゃんと調べるとgood☆祝100冊目☆

著者プロフィール

1958年、長野県に生まれる。東北大学法学部卒業後、販売、配送、書籍の編集、コピーライターを経て87年より作家・ジャーナリスト。著書には、『そして殺人者は野に放たれる』(新潮文庫、新潮ドキュメント賞受賞)、『世間のウソ』(新潮新書)、『ラクをしないと成果は出ない』(だいわ文庫)、『情報への作法』(講談社+α文庫)など多数。

「2011年 『つながる読書術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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