- Amazon.co.jp ・本 (178ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163683003
感想・レビュー・書評
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初めての作家さん。
船旅のお話しは幾つか読んでいるが、これは単なる旅日記でも無さそう。
読み進めてくと歯に衣着せない物言い(書きよう)につい面白がってしまった。しかし待てよと思う。自分は勿論、家族、友人が実名で一方的にしかも辯明の余地もなく批判されることをよしとはしないなと。途中、腹立たしく思いながらも(次は小説を読んでみたい)と思ったのも事実。
母上が「人は卑しいものだ」と著者に語る経緯にはどんな深い教えが有ったのだろうか
唯一奥様への信頼、愛情が溢れるように伝わり、そこもまた不思議で微笑ましく感じた。
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長吉さんがシアワセ太りしている。宜しかったですね、と思う。初めての長吉・単行本購入はご喜捨。困ってなさそうではあるが(笑)。もうじき他県に引っ越しなので、この本は母に渡していこう。そういう心づもりもあって買った。同行者。高橋順子(嫁はん)、新藤凉子船内で嫁はんが書いたというファンタジー小説のタイトル「緑の石と猫」(54枚)P117 が気になる。
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ヒネてる。
このヒネてるところが、この人の独自世界というか、持ち味なんだろうか。
「嫌い」というわけでもないが、好きでもない。
なんか、ざらざらするなあ。 -
小説とは「人が人であることの謎」について書くこと。つまり「人間とは何か」という問いに対する答えである。作家になるためには、一年に一人の作家の全集を全部読む必要がある。それを三十年ぐらいくり返す。また自分が気に入った作家の作品一篇を、五十回ぐらい声に出して読み、耳から聞いて全部記憶してしまうこと。私の場合は、森鴎外の「阿部一族」をそうした。国語辞典、漢和辞典を全部読む。これらは必要条件であって、十分条件ではない。
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2018/05/02 読了
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車谷さん 初めて読みました。
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車谷長吉、60歳にして初の日本脱出! ヴェトナム、南アフリカ、ブラジル、イースター島、パプアニューギニア…。未知の世界で見聞き、体験した「恐怖の」航海記。
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直木賞作家が、ピースボートで世界一周。いわゆる変人奇人系の方なので、辛辣な描写が楽しい。どんどん読み進んでしまった。
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2009/11/21購入
2014/9/30読了