ゴーンテキスト ビジネスの教科書

  • 文藝春秋
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感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163686707

作品紹介・あらすじ

自分のためでなくチームのために勝ちたいと思う、それがリーダーの資質。自らの経験から導きだされたアドバイスの数々。

感想・レビュー・書評

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  • 蔵書整理で手放すので、再び出会い読む日もあるか

  • さまざまな場面でのゴーンの発言集。最後のくだり(ゴーンを中心にしたメンバーが「日産ウェイ」を草稿するミーティングでの発言)は、過去の日産に対するゴーンの徹底した否定、批判が改革者の気概を示し、読んでて感動する。たとえ成功した過去でも、否定しよう、明日生き残るために。

  • シンプルで分かりやすい。
    ゴーンさんの英語のスピーチを録音したCDもついていて、英語の勉強になる。
    ゴーンさんを始めとする役員の方々によるワークショップの録音が秀逸。こんな内容が聞けるなんて。日産が日本企業ではなく、グローバルな企業であることを垣間見ることができた。

    ゴーンさんの下で働いてみたい。

  • 討論用だけあって、中身は完結。構成が珍しく、英語入りのCDが付き、前からだと翻訳、後ろからだと原著が読める。

    ・多様性は力なり。
    ・結果が伴ってこそ、人は付いてくる。

  • 『Learn from the differences』
    (違うということから学ぶこと)

     ペラペラペラ・・・この本を手に取ったとき思わず隣にいた友達に見せました。なぜって?前から読めば日本語、後ろから読めば英語、そして最初のページにしっかりくっついているCD。一瞬、英語の教科書だと勘違いしたほどです。
     この本の著者カルロス・ゴーン氏はヨーロッパで7年、南米で4年、北米で7年と3つの大陸でマネジメントを学び、1999年に倒産の瀬戸際だった日産のCOO(最高執行責任者)に、2001年には社長兼CEO(最高経営責任者)に就任しました。私はこの本を読むまで、日産自動車は日本が誇れる自動車メーカーで、社長も日本人だと思っていました。倒産の危機にあったこと、経営者が外国の人であったことを初めて知ったのです。そしてその経営者の彼が日産の倒産危機にさらされていたときに発表した計画・・・それがこの本の元である「日産リバイバルプラン」です。現在、日本の高校生が英語の暗唱コンテスト演目になっているほどの「日産リバイバルプラン」どんなものなのか気になりませんか?私はここで著者の言葉でとても印象に残ったものを紹介したいと思います。
    「自分とまったく同じ人間からは、学ぶことはない。」
     これはまさに私の気持ちを上手くまとめた一文でした。とてもしっくりきたのです。私は高校を選ぶときも大学を選ぶときもとりあえず自分の(を)知らない人がたくさんいる所に行くことにしていました。多くの人と出会い接することが好きだったからです。それは自分の成長にも繋がります。その中でも多くの人と接することで自分が成長できると私が一番感じた体験は「留学」です。住んでいる国、話す言語、年齢、そして育ってきた環境・文化が自分とは全く違う人たちに出会うことが出来るすばらしい機会だと私は思います。しかも会話をする中でも相手の文化のみならず意外と自分の新しい発見になったりするのです。私は一口に英語といっても様々な英語があることを知りました。イントネーションのつけ方が生まれた国によって違うのです。本の中で著者も「留学」を勧めています。
     私は初めこの本を英語の教科書だと思いました。しかしこれはビジネスの教科書です。これはスピーチや会社の議事録をまとめ、受身になって読むのではなく討論の材料になるような本です。皆さんも多くの人と出会えた大学で仲間と意見を交し合ってはいかがでしょうか?・・・きっと自分の成長に繋がるはずです。

  • ビジネスと英語の勉強が同時にできる一冊。個人的に内容のボリュームがもっと欲しかった。

  • 趣旨が明快。
    一章一章に、ゴーン流ビジネスのエッセンスが凝縮されている。

  • 何を考え、何を考慮し、覚悟し、いつ、どうすべきか、という決断力の重要さが
    体の奥底まで染み渡るような一冊です。

  • ブッククラブ蔵書

  • ゴーン氏のスピーチ集。他のゴーン本(?)を読んだ者にとっては多少物足りないが、氏の経営理念が要約されている点では、「テキスト」に相応しいかも。(2008-06-29読了)

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著者プロフィール

ルノー会長、日産自動車会長、三菱自動車工業会長
1954年生まれ。フランス国立理工科大学を卒業。1978年ミシュラン入社、ブラジルミシュラン社長、北米ミシュラン社長を歴任。1996年ルノー入社。1999年日産自動車COOに就任し、2000年同社社長に。2005年ルノー社長、2016年三菱自動車会長。2017年4月に日産自動車会長に就任し、現在に至る。著書に『ルネッサンス』『カルロス・ゴーン経営を語る』

「2018年 『カルロス・ゴーン 国境、組織、すべての枠を超える生き方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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