テレビじゃ言えない健康話のウソ

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163704203

感想・レビュー・書評

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  • 健康診断で「全て異常なし」は11%。がん検診の効果はあるものと(胃、大腸)ないもの(肺、子宮体、乳)。厳しすぎる正常値で3900万人の日本人が高血圧に。甘すぎる正常値で見過ごされる糖尿病。脳ドッグはあまり意味ない。メタボ健診は腹囲の測定法に問題あり。大腸ポリープは切除すると病院の収益に。肝硬変・肝がんは飲酒よりウイルスの影響。野菜を食べて大腸がん予防。ピロリ菌除菌で胃がん予防。喫煙者はガンより心筋梗塞に注意。コンタクトレンズのアカントアメーバ角膜炎は失明の恐れも。延命治療費1ヶ月平均122万円。

  • 医療関係者任せにしてはいけない

    マスコミでは健康ブームなどという言葉を使って
    話題づくりをしているが
    健康を求めているのは今に始まった事ではないのは自明のこと

    その「健康」という言葉を商品化して
    病気の恐怖であおり、予防という名の下に
    無駄な健康診断や不必要な医療行為が横行していることを知った
    これらのことで決して健康を害することはないが
    ほとんど意味のないことに多くの人が
    知らず知らずに無意味なお金を使ってしまっている

    一般消費者?も賢くならなくてはならない
    決して頭脳の優秀な人、能力のある人が
    消費者のためを思って立派な仕事をしているとは
    考えてはいけない

    .

  • 日々更新されている健康情報についていくのは難しいですね。定番と思っていたものさえ、過去のものになっていたりします。こういった情報は、聞いた時にはへえ〜と思っても、忘れてしまうのが難点です。図書館予約数は21(08/12/18現在)です。

  • 他の話もいろいろあったけど延命治療についてしか覚えてない。

    自分がその立場なら
    家族の負担を考えて延命治療はしてほしくない。
    家族側の立場になると
    延命治療という手段があるからこそ
    いくら負担となっているとしても延命治療をやめることができない。
    負担と考える事自体が悪いと思ってしまう。
    本人がいくらきちんと意思表示をしていても難しいかもなぁ…。

  • 健康話だけでなく、いまメディアはやばいです。相当武装してかからないとほんと痛い目に遭いますよ。見抜かないと。

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著者プロフィール

中原 英臣(なかはら ひでおみ)
医学博士。西武学園医学技術専門学校東京校校長。
専門はウイルス学、遺伝学。雑誌評論の他、
『感染症パニック』など著書多数。

「2022年 『若者がセックスしない国、少子化日本の大罪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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