昭和天皇 第二部 英国王室と関東大震災

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (330ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163705606

作品紹介・あらすじ

皇太子裕仁は、初めてのヨーロッパ外遊で自由の味を知る。しかし帰国すると、原敬首相暗殺、関東大震災、虎の門事件と、世情は不穏の相を濃くしていた。やがて大正天皇が崩御し、ついに裕仁の時代が訪れる。

感想・レビュー・書評

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  • ご洋行、政変、関東大震災、それからご成婚と大正天皇の崩御。窮屈でありながらめまぐるしい時代を生きた昭和天皇の、青春時代です。ご洋行の描写はほんとうに春めいていました。
    関東大震災の視察で「統治者の良心」と書かれていたのが印象的でした。

  • 「 彼(か)の人は、この地において、その人生のなかでもっとも甘美な時の一つをもった」。大正10年、皇太子裕仁は初の欧州外遊で自由の味を知る。しかしその青春は早すぎる終焉を迎えた。帰国後、原敬首相暗殺、関東大震災、虎の門事件などが続発し、世情が不穏の相を濃くする中、やがて大正天皇が崩御。ついに裕仁の時代が訪れる。

    目次

    皇太子のマナー教育
    イギリスの立憲君主制
    戦禍の教訓
    福祉国家という課題
    英国との連帯
    美しき田園
    共和国フランス
    ローマ法王との邂逅
    原敬暗殺
    摂政就任
    関東大震災
    虎の門事件
    婚礼のかげで
    新婚の日々
    大正の終焉

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著者プロフィール

1960年、東京都生まれ。批評家。慶應義塾大学名誉教授。『日本の家郷』で三島賞、『甘美な人生』で平林たい子賞、『地ひらく――石原莞爾と昭和の夢』で山本七平賞、『悪女の美食術』で講談社エッセイ賞を受賞。

「2023年 『保守とは横丁の蕎麦屋を守ることである』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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