東大合格生のノートはかならず美しい

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (111ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163706207

感想・レビュー・書評

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  • きっと、ノートの汚い東大生もいると思う。
    正直、そう思いました。でも、他人のノートを見るのは面白くてざっとパラパラ読みました。社会人生活の中でも取り入れられそうな事も書かれていて勉強になりました。

    そして、雑誌でよく特集される鞄の中身や手帳のスナップ写真を見るのが好きな私には、違った意味で面白かったです。

  • この本の内容は当然のことながら受験に役立つノートの作り方ということなのだろうが、私がこれを読んだのは、かねてよりノートはアートだと感じており、中でも頭のいい人のノートは美しいと思っていたからだ。字がきれいだとかそういう事ではない。自然の中でもそうだが、理にかなった物は美しい。おそらく頭のいい人は、無意識に理にかなったノートを書いているのだと思う。つまり頭の中の引き出しが整理されているという事。この本はそれを証明するために役立った。残念ながら、ノートの書き方だけを真似ても頭が良くなるとは思わない。

  • これ読んであ!私もできてる!って思うこともあった
     
     継続は力なりって言うけど間違えてることの継続は間違えた力が付いていくだけやからそれが不安やったけど、この頑張りは継続しててもいいんやって思えた。
     中村くんの聞き逃したら思い切って聞き逃して次の内容に集中するっていうの、これは私に足りてないとこだなって思った。私は分からんとこあったら止まってしまうから。でも大前提というか授業中は先生の話はちゃんと聞いて理解度を深めていかないとダメだな
     
     んでやっぱりみんなしっかり寝てるし朝ごはんちゃんと食べてる。一人暮らしやと生活乱れがちやけどそこの土台しっかりせな勉学に力入れられんって思うから部活みたいに心締めて頑張ろうと思った。

  • とっくに社会人になってるけど、なにか参考になるものが見つかるかな、と思ってトライ。
    当然ではあるけどあくまで受験勉強という観点でまとめられており、すぐに取り入れてみよう!という内容は無かった…
    少し疑問に思ったのはここに出てくる美しいまとめ方がどの程度多数派なのか、ということ。秀才型すぎて面白味には欠けるな。
    ノートが無茶苦茶汚いけど頭の中は理路整然、みたいなギャップをついつい期待しちゃうんだけどな。

  • 丁寧な字の配置。
    どこになにをかくのか、迷うので読んでみた。

    頭の整理をしながら書くから、より定着するのかな。
    それとも、頭のつくりが違うから、ノートが整理されているのかな。

  • 東大ノート7つの法則である

    1 とにかく文頭はそろえる
    2 写す必要がなければコピー
    3 大胆に余白をとる
    4 インデックスを活用
    5 ノートは区切りが肝心
    6 オリジナルのフォーマットをもつ
    7 当然丁寧にかいている

  • とにかくノートを使って書く勉強をしなくてはいけない。それもただ書くのではなくて、知識をまとめる力やスピード力を意識しなくてはならない。”意識して書く”ことを続けることで力が身についていく。だからこそ、ノートが活きてくる。
    正直、この発想は今までなかった。
    国家試験・資格合格にあたっても同じ発想が必要だと思う。限られた時間で膨大な範囲の問題を解くには、瞬間的に自分の知識の引き出しを開けて問題を解く必要がある。ノートを書くということは、自分の頭の中の引き出しを整頓することなのだと思う。そんなことを気付かされた。

  •  今朝の朝刊、マンガみたい記事を見かける。

     「東大合格生の飲むコーヒーはかならず美味しいのか?」をPRする「東大合格生のノートはかならず美しい」などの著者、太田あやさん。

     記事によると、集中力を高めるためコーヒーを飲む「東大合格者」が多いというデータがある、そのため、こんなコーヒーをUCCが出したという。

     少なくとも、大学受験をするような年代では、カフェインによる、覚醒効果を期待することはあろうが、集中力を高めるために意識してコーヒーを飲むような奴がいるとは思えない。

     UCCにしても、「東大生」ブランドで、受験生を含めた学生さんをターゲットにしたいのだろう。

     さて、この、「東大合格生のノートはかならず美しい」という本。なかなかのお役立ちだ。

     ここ何年か前からずっと、私の手帳は、野口悠紀夫の超整理手帳である。

     何にも変わった使い方はしていない。サイズが気に入っているだけである。A4サイズの紙を、四つ折にしてちょうど収まるからだ。これは重宝。

     今時、会合等々での資料はほとんど全てA4サイズである。レジュメくらいなら、サッと折り曲げて、手帳に挟み込む。何かの折に、手帳から取り出して読み直す。そのような用紙が増えて手帳が分厚くなってくると、それこそ、その書類を「整理」する。

     それだけではない。

     A4用紙の四つ折にきれいにフォーマットを決めておき、「青空文庫」で、昔の名作をこの用紙にダウンロードする。ちょっとした空き時間、手元に本がない場合、手帳からその用紙を取り出して、その「本」を読む。そうやって、私は、森鴎外の作品をいくつも再読した。夏目漱石の「硝子戸の中」、「夢十夜」なんか、この手法で何回読んだことか。

     最近、いい大人が、人前で携帯をチョコチョコ触っている様子をよく見る。みっともないったらありゃしない。馬鹿じゃないか、とさえ思うこともある。そりゃ、大事なメールをチェックしていることもあるだろうが、長い時間でとてもそうとも思えないこともある。

     同じメールを眺めてるわけでもあるまいし、ネットで情報をそんなに仕入れてるわけでもあるまい。ネットの情報というのは、サッと見てサッと見切るものだ。

     手元に、本や新聞がない場合は、こうやってA4の紙でダウンロードした小説等々を読んでいる。すると、傍目からは、何かの資料に目を通しているように見える。ジャパニーズビジネスマンだね。

     とまぁ、そんなことはどうでもいいが、それとは別に、色々とメモったりするのはA6サイズのノートを別に持つ。スーツの右ポケットに入れておく。全て、時系列で走り書きする。これも、時々目を通すにはちょうどいい。きれいには書かない。誰が見るわけでもない、自分だけだ。しかし、自分しか見ないと分かってはいるが、あまりにも乱雑な書き方、そこは何となく気になる。

     そこで、この本を衝動買い。

     手帳の使い方等を模索していた数年前に買ったものだと思い込んでいたが、後付を見ると、2008年に刊行されたもの。A6サイズノートにメモをしていた乱雑さが、やっぱ、気になっていたんだな。それとも、やっぱ、東大コンプレックスかな。

     受験生じゃなくても、おもしろく読めるし、メモの取り方の一つの参考にもなる(こともないかな)。この著作のHPもあるようだ。

     家の中で、どっかにいっていたが、中学生になった広貴が、我が家の本棚から引っ張り出してきた。これを参考にしながら、自分なりにノートのとり方を工夫しているようだ。

     ということで、私も久し振りにパラパラ見る。・・・確かに、頭のいい人は違うわ。心構えが違うね。

  • 【65点】
    カラーで、とても見やすく、科目ごとのノート例もあり、参考になる。

    授業のノートをどう使えばいいかなんて、
    深い問題意識がない限り、中学生や高校生にとっては、
    問題にならないだろう。
    しかし、こういうのがいいよという参考があれば、
    より実践しやすく、説得力もあり迷わず使える。

    ★7つの法則
    ①文頭は揃える
    ②写す必要がなければコピー
    ③大胆に余白をとる(見やすさ、追加情報を書く)
    ④インデックスを活用
    ⑤ノートは区切りが肝心
    ⑥オリジナルフォーマットを持つ
    ⑦丁寧に書く

    特に、ここで一番共感したのは、
    自分のオリジナルフォーマットをつくるということ。

    時系列なのか、問題ごとなのか、いろいろな情報のまとめ方の中で、
    自分が選ぶフォーマット。
    これがなにより大切なのではないかと思う。

    もっと中学生や高校生の時に読みたかった1冊

  • 東大合格生は大量の知識をまとめた上で、それらを組み立てて答えていくことができる。

    東大ノートの共通点
    ① 文頭が揃っている
    ② 資料はコピーして効率化
    ③ 余白は大胆にとる
    ④ インデックスを活用する(最初のページは目次)
    ⑤ ノートの区切りがいい(見開き1ページ)
    ⑥ オリジナルフォーマット(何をどこに書くかが決まっている)
    ⑦ 丁寧に書いている

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著者プロフィール

1999年日本女子大学文学部卒業。2002年一橋大学大学院言語社会研究科修士課程修了後、株式会社ベネッセコーポレーションに入社。進研ゼミの編集を担当する。2006年に退社し、フリーライターに転身。以後は教育分野を中心に執筆活動を行っている。『東大合格生のノートは必ず美しい』(文藝春秋)は50万部突破のベストセラーに。コクヨグループのコクヨS&T株式会社と株式会社文藝春秋と共同で、東大合格生が使用したノートの研究に基づく「ドット入り罫線シリーズ」ノートを開発し、発売した。

「2018年 『外資系コンサルはなぜ、あえて「手書きノート」を使うのか?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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