- Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163712604
感想・レビュー・書評
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ご存じの方もいらっしゃると思いますが、
著者について簡単にご紹介します。
伊藤忠商事の社長在任時に、約4000億の赤字から、
同社史上最高益(当時)まで立て直した方です。
現在は同社の会長、並びに地方分権改革推進委員会委員長、
国連WFP協会の会長など幅広く活躍をされています。
本書は、「人間という所詮は愚かなる動物が、
どのように生きていくべきか」についてに言及しており、
生き方について大変考えさせられる書です。
(「愚か」ということを大前提にした上で、
生き方を考える視点は非常に新鮮です。)
国際金融危機(リーマンショック)、日本国の大借金など、
現在の社会問題(人間が起こした世の中の愚かな事象)の解説を通じ、
マクロな視点で、今後の世界・日本国の進むべき方向を提案しています。
世の中の様々な出来事が、実は繋がっているんだということに気づかされ、
一人の人間としてどうあるべきかを自問する機会を与えてくれます。
(共感できるどうかは人それぞれですが、いち意見としては大変参考になると思います。)
新しいスタートを切る上で是非とも読んで頂きたい1冊です。
※丹羽氏の他の著書に、「汗出せ、知恵出せ、もっと働け」があります。
こちらは過去の講演のベストセレクションになっており、
様々な社会事象に対する著者の考えに触れることができます。
考える視点を増やすことに役立ちますので、
オススメです。
最後まで、お読み頂きありがとうございました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
本の題名を見るとちょっと難しそうな気がしてしまいますが、とても分かりやすく書いてあるのでお勧めです。
昨年のリーマンショックによる金融恐慌の原因と現状、そして将来。
日本と世界の関係。新興国の台頭。日本の問題点など、多角的に且つ、誰もが読んでも分かりやすい言葉で書いてあります。
時事を少し勉強したい人などは一読することをお勧めします。 -
丹羽宇一郎さん大好きです。
一度ご講演の司会をさせていただいたとき、
そのお話のすばらしさ、姿勢の正しさに
感動し、すっかり伊藤忠のファンになりました。 -
090506