理系クン 結婚できるかな?

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 278
感想 : 47
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  • Amazon.co.jp ・本 (173ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163713205

作品紹介・あらすじ

ゆびわ選びから両親へのあいさつまで、理系男子のありえない思考回路にドギマギ。はたしてふたりは結婚までたどりつけるのか?理系男子の恋愛生態を読み解く一冊。

感想・レビュー・書評

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  • ファッションビルに入れるようになった理系クンには指輪売り場のキラキラした場所はハードル高かったのか。それにしてもデザインより素材、それもチタン?ぶっとんだわ。きちっと計画たててプロポーズもちゃんとした場所でしっかりと。こういう理系クンは融通が利かないところもあるが一途でいいんじゃないかな。

  • ゆびわ選びから両親へのあいさつまで、理系男子のありえない思考回路にドギマギ。はたしてふたりは結婚までたどりつけるのか?彼らが結婚するまでの軌跡を記した本作にはさまざまな教訓が詰まっていると確信します。

    筆者自身の連れ合いの通称「理系クン」を描いたエッセイ漫画の第2弾、今回は結婚編です。ここでも相変わらずのぶっ飛びぶりでその魅力が全開でございました。

    お互いが学生から研究者・社会人と人生のステージが変わって、ただでさえあわなくなった時間がますます合わなくなったと彼女が嘆くと、「じゃあ、結婚だね」と10分間で分析&結論を下す理系クン。しかし、彼には「結婚」の「定義づけ」がまったく頭に入っていなかったのでありました。そこでわれらがグーグル先生に翌週には「結婚」のデフォルト条件を調べてきてその中でも「給料3ヶ月分の指輪」という項目には「無理かも…」と嘆く彼。それを何とかなだめすかす「えり子」こと筆者の取り合わせがなんともほほえましいものでございました。

    まずは結婚情報をということでお得意の情報収集能力をフルに生かして、まずインターネットを筆頭に各所から情報収集し、(もちろんゼクシィも熟読)さらにそこで収集した各データを比較検討し、自分たちに合っているか、実行可能か分析する姿はまさに研究・実験そのもので、そこで得た結果をまさに学会発表並みのスケールで報告し、実行しよう!ということに相成るのでございました。

    さらには夫婦の証である結婚指輪すらも「金属アレルギーは大丈夫なの?」という基準からまずスタートし、アレルギーの低い金属の指輪ってないの? ということで調査の結果、チタンの指輪に猛烈にこだわりを見せるという姿(結局はプラチナに決定)。さらにはダイヤの価値とは何で決まるか、ブリリアントカットやダイヤをめぐる利権争いや、その流通経路についてなども調べてきてまさに白熱教室といった熱血授業が彼女一人相手に続きます。文句なしにすばらしいです。

    そして、プロポーズではスケジュール厳守でスパ→夜景を見ながらレストラン→移動→観覧車の中でといういかにも彼らしい安定路線のコースでした。次は怒涛の両親へのご挨拶で、「パソコンの修理に来るから…」というはずが本気の修理になってしまい、えり子さんの父と意気投合するあたりはほほえましいものがありました。

    こういう話の末に彼らははれて夫婦となりますが、まったくタイプの違う人間同士がこうして夫婦になるというのも、これまた面白いものなんだなと、そして「理系クン」ことN島たろう氏の香ばしくも彼女一筋の一途さに、心から敬意を表したいと思います。

  • 夫婦できるかなから遡って読んだ。私も文系人間だから、まじか!って思ったけど、逆の立場のマンガがあれば読んでみたい。すんごい計算され尽くした内容になるのかな。デフォルメできなそう。
    個人的には人の良さそうなえり子のお父さんと仲良くなってジャンク屋さんを楽しんでるエピソードが好き。無意識でも父に似た人を選んだんだね。

  • 理系男子なので分かるところもある。分からないところもある。個性であって理系文系関係ないんじゃないか?と思うところもある。といった感じ。
    が、面白かった。

  • 自分だったらチタンの指輪がいいとか人前で言わんでほしいけど、情報収集めんどくさいから助かる

  • ここに書いてある、だいぶ近しいことをやろうとしている。ある意味とても参考になるwww

  • 微笑ましいまんがですね。特に、新郎と義父の関係がいいっすねぇ。

  • 3.5

  • 2014年読了

  •  コミック形式で、理系の男性と結婚するとはどういうことだ、ということをとうとうと教えてくれる作品。
     世の中は所謂文系と理系というものに分かれているけれどその違いはなんぞや?
     高世さんのダイエット本で理系クンの存在を知り、電子書籍にて購入してみました。
     自分の好きなことに関しては勢い込んで説明してくれるだとか、実用的かそうでないかりも考えることが多いだとか、どこかしら、あ~あるある、となるのではないでしょうか。

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著者プロフィール

漫画家。
2007年、第31回プチコミックまんが大賞準入選。同年デビュー。理系男子を夫にもち、出会いから現在までをユーモラスに描いた「理系クン」シリーズで人気を博す。著書に『理系クン』(文藝春秋)シリーズ、『理系×ダイエット』(KADOKAWA)、共著に『理系男子の“恋愛”トリセツ』(晶文社)などがある。

「2016年 『理系パパ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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