- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163721507
作品紹介・あらすじ
莫大な数の被験者を対象群・非対象群にわけ、徹底してデータを収集し、客観的に分析する。それが科学だ。幸福、成功、自己実現、決断、子どもの教育、さまざまな分野で、一流科学誌に発表された実験の数々をもとに本当に科学的な「自己啓発」のヒントを具体的にあたえる。
感想・レビュー・書評
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感想
測定する。効率化が叫ばれて久しいが、そもそも土俵に乗っているか疑う。どうやって計測するか、どう記録を取るか。科学的に成功を求める。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
・二の腕に触れる
触れられると、触れられた側は上位の相手と無意識に認識する。
・人差し指と薬指
薬指の方が長くなれば長くなるほどテストステロン値が高い
・ペットと飼い主の性格は似てくる
・「1円から」「1個でも」とハードルを下げた要求の方が通りやすい
・パートナーに手紙(ラブレター)を書く
・日記
感謝、夢、親切、楽しかったこと -
小さい目標を達成るするなど、達成へのプロセスを科学的に書き下ろし。
読んだ方が得な一冊。 -
すぐに実践できることが多い。
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「成功した自分をイメージしよう」とか「こどもは誉めて育てよう」とかいう、よく言われているような「都市伝説?」を「科学的に」否定していく本。その代わりに「猫より犬を飼おう」とか「好意を持ってもらうためには相手の二の腕にちょっと触れよう」とかいうような「科学的に実証された」提案をしてくる本。ていう風に書くとなんかイマイチぽいけど、それなりに面白かったですよ。評判は良かったんだと思う。何で読もうと思ったのか忘れたけど。夏はなかなか本が読めないなぁ。。。
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ビジネス
lifehack -
自己啓発本を否定するかのような惹句が付いているが、本書もれっきとした自己啓発本。実験データに基づいた展開は、根拠なき言説を気持ちいいほどぶった斬ってくれる。でも、これも一つの見方にすぎない、と割り切って読まないとダメなんだろう。
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なかなか興味深い本だった。自己啓発で不幸になるとか、イメトレは逆効果だとか。もっとも、自己啓発の件は無理矢理のプラス思考の弊害の話であり、すべての自己啓発がだめというわけではない。どうしたら良いかの回答つきなので、自分の認識と違っていても、修正対応することができる。
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実験結果がどれも以外なものが多く、読んでいて楽しい&役に立つ。
もっと売れても良い本だと思うけどな。 -
世界中の人々が「自己啓発」に興味・関心を抱いている。それが人生の問題に手っ取りはやい解決法をあたえるからだ。しかし、著者は、世に言われている「自己啓発」には科学的根拠のないもの、返って害悪になるものもあるという。
心理学の分野において「自己啓発」の真偽はかなり分かってきているようだ。しかし、そのことが知られていないのはどういうことだろうか?心理学者の説明は難解であり、また平易に説明し啓蒙しようとしている姿勢はあまり見られない。ゆえに、実証済みであるのにも関わらず、自己啓発の迷信が世界を跋扈していることになっている。
本書は、世界中の心理学の論文を読み漁り、心理学で検証済みの自己啓発の真偽を平易に解説しようとする意欲的な書だ。原題は「59 Seconds」となっているが、これは「1分以内で説明する」ことを意味している。
日本語のタイトルは、ややミスリードである。ストレートに『その自己啓発、間違っています』とか一章のタイトルである『「自己啓発」はあなたを不幸にする!』としたほうがよかったのではないか?
ありとあらゆる自己啓発の是非を問う本書。自己啓発が好きな方におすすめ!
コーヒーミーティング(2012.03.21)で紹介を受ける。
原題:59 Seconds, Think a Little, Change a Lot
<目次>
はじめに
実験? 「自己啓発」はあなたを不幸にする!
実験? 「面接マニュアル」は役立たずだった!
実験? イメージトレーニングは逆効果
実験? まちがいだらけの創造力向上ノウハウ
実験? 婚活サイトに騙されるな
実験? ストレス解消法のウソ
実験? 離婚の危機に瀕しているあなたに
実験? 決断力の罠
実験? 「ほめる教育」の落とし穴
実験? 心理テストの虚と実
おわりに