骨董あそび

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163724409

感想・レビュー・書評

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  • 白洲正子と小林秀雄を祖父母に持つという骨董のサラブレッドのような血筋の著者が、自身の好みを反映させながら「骨董とはなにか」を豊富な写真と一緒に語った一冊になっている。

    もともとはクレジットカードの会員向け雑誌に掲載されていた読み物をまとめたもののようだが、判型の大きな一冊にあえて仕立てられていて、眺めていて楽しい。
    美術館に所蔵されている品々を収録した図録とはまた異なった美しさや面白みがある。

    多くの人が口にする「無作為の美」を白洲氏も熱く語っていて、作為というものがやたらに嫌われる世界だな、としみじみ思った。

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著者プロフィール

白洲 信哉:1965年東京都生まれ。細川護熙元首相の公設秘書を経て、執筆活動に入る。その一方、広く日本文化の普及につとめ、書籍や雑誌の編集、展覧会などの文化イベントの制作に携わる。父方の祖父母は、白洲次郎・正子。母方の祖父は文芸評論家の小林秀雄。主な編著書に『骨董あそび』(文藝春秋)、『白洲次郎の青春』(幻冬舎)、『天才 青山次郎の眼力』(新潮社)、『白洲家としきたり』(小学館)他。最新刊は『旅する美』(目の眼)。

「2018年 『旅する舌ごころ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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