- Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163736402
作品紹介・あらすじ
イタリア人は人間の見本かもしれない。30年のイタリア生活で出会った忘れえぬ人々と生の輝きを綴った心を揺さぶる極上のエッセイ。
感想・レビュー・書評
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ジャーナリスト内田洋子さんが30年間のイタリア生活で出会った人たちのことを綴った10のエッセイで、日本エッセイストクラブ賞及び講談社エッセイ賞受賞。
出てくる地名はミラノ、ラヴェンナ、インぺリア、ピアチェンツァ、カラブリア、シチリアのカルレンティーニ、ナポリ、ポッジ、ジェノヴァ、セストリの海。
ドミニカ諸島、ペルー、ブラジル、トルコ、ドイツという地名も登場。
最近イタリアに関するいろいろな本を読んできたので、イメージがつかみやすく、楽しめました。
で、既読の須賀敦子さんのエッセイを再読することにしました。前より深く理解できそうなので。
ミラノからナポリまでの電車に乗ってみたいなあと思いました。
その時には野村佑香ちゃんが乗っていた鉄道連絡船に乗ってシチリアに行ってみたいです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
イタリア生活を綴ったエッセイ。読みながら何度も「これ小説じゃないの??」と思ってしまうのは、筆者の好奇心と抜群の表現力のせいですね。
短篇集。全部で10篇。ミラノの田舎の青空ダンスホールの話とかとくに好き。 -
内田さんの豊富な表現力で、イタリアの風景、人々が活き活き描かれる。ドラマ仕立ての様な日常を、柔軟に、しかし、しぶとく生きる内田さんの姿が見えるよう。
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イタリア。ウーンいい加減さと、凝り性と、美へのこだわり。人生楽しませなくっちゃという姿勢と他人なんて気にしない!
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最近、心のリハビリで児童書ばかり読んでいたので、久々の随筆。
うわぁ…いい。なんか、すごく、すてき!
積読にも発見したので、読んでみるっ!! -
この本、読むの2回目、読み進むとじんわりと思い出して、懐かしい。
イタリアの風景が浮かんでくる。それと庶民の生活、価値観、生きよう。生きざまではない。
ミラノの別の顔を見せる黒いミラノ、不思議な日本女性が出てくるリグリアで北斎に会う、悲しい移民の恋が分かるジーノの家、10編のエッセイはイタリアに魅せられた著者の思いに満ちている。
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途中でやめ。イタリアは好きだけどミラノは馴染みがないので、またローマの土着さと違うし。
でも料理や人々の会話の描写で懐かしさあり。底が知れないのがイタリアなんや。 -
エッセイというには盛りすぎている感じで、小説というには物足りない
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2016年5月19日読了