- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163743905
作品紹介・あらすじ
『資本論』『コーラン』『アンネの日記』からケインズ、フリードマン、M.ウェーバーまで。池上解説で今度こそわかる、現代を読み解く"新古典"10冊。
感想・レビュー・書評
-
世界を変えた10冊の本を池上彰さんが解説を交えながら、紹介していく本です。
聖書やコーランなどの宗教の本や経済学の本を紹介してあります。
10冊のうちレイチェルカーソンの「沈黙の春」だけは読んだことがあり、難しいと思っていましたが、池上さんの解説でよくわかりました。
本が持つ影響力の強さを知りましたが、池上さんの解説で十分で、原著を読もうとは思いませんでした…。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
タイトルに惹かれて図書館で借りた。
「聖書」「コーラン」や「資本論」「種の起源」「沈黙の春」「アンネの日記」ほかの超定番の10冊がわかりやすく解説されている。
はっきり言って、どれもきちんと読んだことはない。
「アンネの日記」を2回ほど読もうとして2回とも途中で挫折したくらい。
著者が池上彰さんだからわかりやすさは折り紙つき。
読み進めながら気になった本をチェック、BOOKOFFオンラインで注文した。
マックス・ウェーバーの「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」、レイチェル・カーソンの「沈黙の春」をポチッた。
他は図書館で探そうと思う。 -
図書館で見つけて、パラパラと。
先日の選挙特番で池上さんを見て、ふと思いだしました。
『アンネの日記』から始まり、ケインズ、フリードマン、ウェーバーなど、
『コーラン』や『聖書』もはさみつつ、、『資本論』なども。
現代を読み解くための新しい“古典”との位置付けでしょうか。
一見するととっつきにくい書籍ばかりですが、
池上さんらしい“わかりやすい”語り口で紹介してくれています。
何冊かは読んだ覚えがありますが、あらためて開こうかな、とも。
まだまだ“知りたいこと”は山積みですね、なんて。 -
池上さんが推薦する10冊の
>アンネの日記
>聖書
>コーラン
>プロティスタンリズムの倫理と資本主義の精神
>資本論
>イスラーム原理主義の『道しるべ』
>沈黙の春
>種の起源
>雇用、利子及び貨幣の一般理論
>資本主義と自由
(宗教、経済、新説、環境問題)
これらの本は、確かに出版される前と後では、世界の在り方や、人々の意識も大きく変わった。
きっとそれは、
誰もが心の底に
(これからの世をもっと良くして行かなくてはいけない。
我々の子孫が安心して生きていける様な世の中に…、
平和に暮らしていける世界にしなくちゃいけないんだ)
と言う強い願いがあっての事だと思う。
そして、その願いに応えてくれた本は人々の支持を受け、長い年月を経ても読み継がれ、今を生きる人々の間で常に本が示す意思を実行しようとされてはいるのだが、
思ったのは、読み手の読解力も相当必要とされるな、と言う事。
魂が込められた本に、魂が動かされるのは当然だが、
その判断は本当に自分の意思か?
本の成すがままにはなっていないか?
ショウペンハウアーの著書『読書について』の一節をいつも思い出す…
>読書とは人にものを考えてもらう行為である。
導きの書の内容がどんな結果をもたらすかは、あくまで読者次第、
読む人がいて、はじめて本には相当の価値が生まれるのだから。 -
私の頭の中の「世界のしくみ」に、つながりを与えてくれた本。世界史を習ってきた中で、どうしてそうなったのか?がはっきりと方向性とつながりが見えてきました。世界は、宗教と経済で動いていますね。そのどちらにも、人の心が見え隠れしている。面白いです。
-
ガサ地区、イスラエルのことが気になり手に取った。さすが池上さんわかりやすく書いてあった。
それでも難しかったけどw
宗教が世界に大きく影響する。
ワタシはキリスト教の学校に行ったから、ユダヤ教イスラム教の事は習わなかった。
自分の考え方、自分の宗教が正しいと思うのは当たり前だ。それはそれで正しい。
でも、最初の神は同じだから上手にやっていけないのかなって思う。
また、どの神も殺してはいけないと言っているのになぜ争いが起きるのか。
ほかにも資本主義進化論などわかりやすく書いてあるのでぜひオススメの一冊になった。 -
1.アンネの日記
2.聖書
3.コーラン
4.プロ倫
5.資本論
6.イスラーム原理主義の「道しるべ」
7.沈黙の春
レイチェル・カーソン、農薬の危険性
8.種の起源
9.雇用、利子および貨幣の一般理論
ケインズ、乗数効果、乗数理論
10.資本主義と自由
ミルトン・フリードマン、自由至上主義、リバタリアン、シカゴ学派、小さな政府、固定相場制から変動相場制、学校選択の自由 -
さすが、池上さんといったところである。
大変読みやすくスラスラ、あっという間に読めた。
大切なのは宗教の関係性である。
全ては、宗教からきているといった感じだった。
付箋の数は少ないが、読みやすかったためつけわすれているといった感じである。 -
一章ずつ個別に紹介という形かと思っていたら、『アンネの日記』に始まり、『聖書』『コーラン』と続く形で、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教など、関連付けられて紹介されていてわかりやすく、とても読みやすい本でした。
本のタイトルも、その著者も、一度は聞いたことがあるけれど、
古いし難しそう、興味がわかない、だから手に取るまでは至らない。
なんだけど、でも、理解できるかはわからないけど、ちょっと背伸びしてでも読んでみようかな、そう思わせてくれる一冊でした。
改めて、本が世界を変えるってすごいことだと思う。 -
今回も勉強になった!
アンネフランクと中東問題のつながりなど目からウロコでした。