Dear KAZU 僕を育てた55通の手紙

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163747309

作品紹介・あらすじ

世界中から届いた手紙が語る、カズの人生。

感想・レビュー・書評

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  • カズはやっぱり偉大だ。

  • ブクブク交換で手に入れた一冊。

    サッカー選手「カズ」にあてられた、55通の手紙のやりとり。
    カズの今までの軌跡を追える内容となっています。

    ペレからはじまり、ドゥンガ、ビスマルク、
    ジーコ、バッジョ、ストイコビッチ、

    加茂さん、オフト、トルシエ、
    北澤さん、エムボマ、香川選手、

    川淵さん、アレックス、南野さん、、
    なんとも多種多彩な人たちとの交流が見えてきます。

    基本にあるのは“サッカーが好き”ということ、
    そして、まだまだ成長できるとの想い。

    そのブレない姿勢は相変わらずに素敵でした。
    日本のサッカーの“魂”だと、そう思います。

    個人的には、同じように“まだまだ上手くなれる”と仰っている、
    イチロー選手や武豊騎手との三者対談とか、観てみたいですね~

  • カズと親交のある方々からカズへの手紙を集めて、それに対してカズが返事をするという形式の本になっています。

    55人からの手紙を読んで分かるのは、分け隔て無く人と付き合うカズの人間性。KING KAZUという名前だけ聞くとスーパースターの象徴のように感じてしまうが、実際のカズはそうではないのが分かる。どんな人にも温かく接し、そして常に真剣で全力。若い頃には、年上の人にも失礼な言葉をサラッと言っていたようだが、言われた方はあまり失礼とは思っていないように感じた。誰よりも練習をし、誰よりも体のケアに時間を使う。そんな自分のスタイルを貫く、プロ意識の高さに誰もが尊敬していたのだと思う。

    ワールドワイドな交友関係からも分かるが、カズこそが日本サッカー界の象徴であり、先駆者なのだ。いやサッカー界だけでなく、日本=KING KAZU。
    決して諦めないサムライ魂、高圧的な態度を取らない人間性、同じチームの新人を気遣う優しさ。日本人を象徴するような人間。だから日本=KING KAZU。

    日本という枠を越えて愛される人間。これこそ今の日本人に必要なことではないだろうか。まだまだKING KAZUは僕らの象徴として、現役プロサッカー選手であり続ける必要があるようだ。

  • 45歳にて現役の三浦カズ。本書は、選手、監督、友人からの手紙とその返答で構成される。2003年から2011年という8年間に渡り、スポーツ雑誌ナンバーに不定期連載という形で掲載された。

    雑誌社からカズへの手紙を依頼するという形を取ったこともあり、55人が自主的に筆を取ったわけではなく、ある意味ヤラセだ。しかし、手紙を書くということにより、それぞれの想いが綴られる。そしてその想いに対する返答。ふしぶしにカズのプロフェッショナリズム、情熱があふれる。特に後輩への返答では、後輩への思いやりであふれている。

    人は、一人では成長できない。いろんな人に支えられて成長する。なぜ、カズが45歳で現役でいられるのか。本書を読めば分かる気がする。

    <目次>
    第1章 夢と希望の国ブラジルから(ペレ、ビスマルク、ジーコ、ワグナーら)
    第2章 朝鮮の地ヨーロッパから
    第3章 監督から(加茂、オフト、ネルシーニョ、トルシエら)
    第4章 仲間から(北澤、都並、エムボマら)
    第5章 後輩から(川口、中村俊輔ら)
    第6章 恩師から(川渕三郎ら)
    第7章 友人・家族から
    特別編
     カズ直筆の母への手紙
     カズ直筆の恩師への手紙
    「僕が“やれた”理由」

    7月11日読了

  • カズには世界中に多くの仲間がいる。
    それはどんな状況下でも真っ直ぐに、努力し続けたことで、周りに影響を与える存在になったからこそ、人はカズと友であり続けたいと思うのだともう。
    自分も、意識はしなくても、気が付けば人に何かしらの影響を与えて、お互いが前進できるような一生涯続く仲間を沢山作っていきたいともう。

  • 読み終わった時の率直な感想は
    KAZUは多くの人から愛され、神から愛され、今なお子どもの時の純粋さそのままにサッカーを愛し、大人として人生を愛し、今なおカッコ良く輝き続け、KINGであり続け、そして何よりKAZUだった。

  • カズのキングたる所以がわかった気がする。何よりも全ての人から愛されているんだな~と感慨深い。男として最高にカッコいい。

  • カズの友人やサッカー仲間、かつての監督からカズへ宛てられた55通の手紙とカズのそれへの返信で構成されていて、すっごくおもしろい。

    それなりに今までサッカーを観てきた人でないと意味が分からない事も多いかもしれない。サッカー好きが読めば絶対おもしろい。

    カズが手紙をくれた人へ、「あたたかい手紙をありがとう」って何度も書いているんだけど、本当にその通り。手紙だからこそ感じられる暖かさが本からも伝わってきて、それが人間関係の深さを感じさせてくれる。

    一番印象に残っているのは、ブラジル時代のカズが、その苦しい状況を母親に送った直筆の手紙。
    これはもう、本当にくるね。凄くいい。

    ブラジルワールドカップには、何らかの形で代表に入って欲しい。

  • 内容は意外に薄っぺらい。
    しかし、それでキングカズの人間的な魅力が損なわれるわけではない。

  • キング・カズの凄さを実感しました。どの手紙も素敵な内容で、最近、様々なことで疲れ気味の私を力づけてくれました。

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