全身がん政治家

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163750408

作品紹介・あらすじ

初めての「がん告知」は39歳のとき。それから35年の間に、直腸、前立腺、下咽頭…。妻と秘書にも秘めていた闘病のすべてを明かす。

感想・レビュー・書評

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  • 現役時代ここまでがんに侵されていたとは。財政再建を貫くため変節漢と思われようが、立ち上がれ日本から批判していた民主党政権の閣僚にまでなって自分の信念を貫こうとした本物の政治家。自分の元気なうちに何とかしたかったのだろう。46時中ガンの事ばかり考えるようながん患者であることに夢中になることなく、冷静的客観的に自己を眺められるようガンと程よい距離を保つ生活を維持し絶対直すという意志を持つ事を心がけたとの事。戸塚洋二さん鳥越俊太郎さん正岡子規たちの生き方と同じ。政治家・科学者・ジャーナリスト・作家といった夢中になれる世界を持った人たちだ。

  • 壮絶な闘病記

    ご本人はいたって落ち着いた口ぶり(記述)であるが、症状、手術の様子など、想像するだけで身の毛もよだつものである。

    しかし、ここまでして政治家として生きることを貫き通した与謝野氏の信念は凄まじい。

  • 与謝野馨さんは実は4つの癌を患っていた。それも39歳から。精神力の強さには驚かされるばかりだが、病気との向き合い方はとても参考になる。

  • 三十数年間のがん闘病生活。がんは簡単に死なない病気になったのですね。
    ハイ、自分なんかまだまだひよっこでごさいます。

  • 与謝野さんの病気への価値観と人柄の上品さに憧れる。持病もあり、大病が怖い心配性な私だが、いつも冷静でいたい。

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