あらすじで読み解く古事記神話

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (158ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163752303

感想・レビュー・書評

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  • 結構細かなところが、結構興味を引くような形で書かれていて、古事記の記述はそれなりに知っているつもりだけど新たに知ることが多かった。
    著者の解説も知的好奇心を満たすのに最適だし、古事記にまつわる各書の写真も神秘的で、僕の中にある「日本人」の古層があらわになった感じ。

    古事記をまったく知らない人も、結構知っているつもりの人も、一読の価値あり。

  • 古事記としては、非常に分かり易く書かれている。また時折解説をおりこむことで、読者の理解を助けている。解説部にはわりと作者の独自解釈な部分もあるものの、理論立てて語られているため説得力があり、興味深く読ませてもらった。特に青草人に関する考察は印象に残った。

著者プロフィール

千葉大学名誉教授。1946 年、三重県生まれ。『古事記』を中心に古代文学・伝承文学に新たな読解の可能性をさぐり続けている。共立女子短期大学・千葉大学・立正大学等の教員を歴任し、2017年3月定年退職。著書に『浦島太郎の文学史』『神話と歴史叙述』『口語訳古事記』(第1回角川財団学芸賞受賞)『古事記を読みなおす』(第1回古代歴史文化みやざき賞受賞)『古代研究』『風土記の世界』『コジオタ(古事記学者)ノート』など多数。研究を兼ねた趣味は祭祀見学や遺跡めぐり。当社より『NHK「100分de名著」ブックス 古事記』を2014年8月に刊行。

「2022年 『こころをよむ 『古事記』神話から読む古代人の心』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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