督促OL 修行日記

  • 1467人登録
  • 3.60評価
    • (92)
    • (214)
    • (224)
    • (35)
    • (9)
  • 253レビュー
著者 : 榎本まみ
  • 文藝春秋 (2012年9月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163756509

督促OL 修行日記の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 自分もコールセンターに勤めているもので、興味津々で読んだ。
    が、想像以上の督促の壮絶さに、ただただ絶句…。
    体も心も病んでボロボロになりながらも、よくもまぁ続けてきたものだと感心する。
    離職率が高いということでもよく知られている、コールセンターの仕事。打たれ強くなければ、やっていけない。
    私自身この仕事に就いた時は著者同様、「自分はこの仕事に向いていない」「いつ辞めてやろうか」の堂々巡りであった。…それが、オペレーター歴早2年。何だかんだ言いつつも続けているのは何でだろう。意地?もあるけど、電話を通じて相手とコミュニケーションをはかることが、すごくやりがいがあることだと感じているからだろうな。そりゃクレームを受けることもあるけど、相手の負の感情に対しても、客観的に受け止められるようになったかも。
    とはいえ学ぶことはまだまだたくさん。そういう意味でも本書はものすごく勉強になった。怒りの感情への対処、謝罪の仕方のコツ、などなど。
    「ふんふん、それからどうなる?」と思わせてくれる読みやすい語り口で、ひとりの女性の成長物語としてもとても勇気づけられた。コールセンターを描いた本ってなかなか出会えないもので。その世界をたくさんの人に知らしめるべく出たこの本には本当に感謝だな。
    コールセンターは確かにハードだけど、人と関わることについてものすごく学ぶことの多い、貴重な仕事。「声」美人を目指し、今日も私はヘッドセットを装着し、戦場に向かいます!

  • 書名の通り督促OLのお話。
    感動しました。これは、1人の新卒の子がいかに仕事人=プロになっていくかのお話だなぁと。
    確かに、督促の世界は特殊でキツい。けど、ここまでキツくなくても、仕事を始めれば大なり小なりキツい事は多い。それをいかに心折れないように仕事として勤めていくか。著者は、その周りの人の助言を得ながら自分のスキルを磨いてプロになっていったんだなあ~本当にスゴい。
    本的には、そんな督促道邁進みたいに書いてなくて、軽く仕事場や職場(のヒト)ツッコミ入れてる感じなのでサクサク楽しく読めます。間にあるちょっとしたコツもなるほどと役に立ちそう。
    私は、人にお金を返してもらいたい時。道などで暴言吐かれる(た)時(著者はこれを心の通り魔と言っている。上手い!)が参考になりました。

  • 仕事とか、いくつになってもちょっといやなことがあるとすぐ、辞めたいと思ってしまうし、辞めてもいいだろう、と思いがちだけど、どんな仕事でも、学ぶことがある、と自分で意識することができているうち(つまり病気になってはダメだけど)は、絶対に自分のためになっていて、まわりのだれかしらのためになっている、ということなんだろうな。お客様を相手にする職業の人のみならず、社会で仕事というものに携わっている人、読んでみるといろいろ、思うところが出てくる作品かもしれません。人とかかわらずに社会で、生きていくのは難しいことだから。

  • お客様から毎日罵詈雑言を浴びせられる、ストレスフルな職場で
    人見知りで気弱な筆者が、年間2000億円の債権を回収するまで。

    自分だったらすぐに心折れて辞めてると思う。
    自分で考え、セミナーに通い、先輩から技を盗み、
    自分なりのやり方を見つけ、「この仕事が好き」と言える筆者を尊敬。

    コールセンター以外でも、プライベートでも使えるテクニックがいっぱいなので、参考にしようと思う。

  • 督促と審査、表裏の関係だが、会社の女性スタッフに読んで欲しいな、と思った。

    きっと参考になるフレーズが多いのではないかな。

    肉体労働、頭脳労働に続く感情労働とはうまい表現だ。

    自分の感情を抑制することで対価を得る…心の披露が課題ではあるが。とてつもなく大きい課題。

  • 久々のヒットでした。最近仕事で落ち込んでたのでタイムリーでこの本に救われた感はかなり大きい。
    感情労働とゆうくくりで働いてる身としては共感出来る部分は多い。
    仕事においてまず客観的に自分の立場を見てみてちょっと工夫するだけで気持ちが楽になるテクが多い。
    まぁ精神的に落ち着いてる時はそうゆうことも考えられるんだと思うんだけど。
    とにかく仕事で悩んでる人は必見の一冊。

  • 金銭の督促ではありませんが、レンタル業務をしている私にとっても、日々の交渉事は頭を悩ませる時が多々あります。そんな中で(著作が出版される前に)偶然ブログを発見し、拝見していました。

    督促や、お願い事(特に相手がNOと感じている事に対して)は、コミュニケーション力が試されると、常々感じています。そんな中で軽い語り口で書かれている本書には、小さなヒントが散りばめられていました。
    「ゆっくり話す」「期日(約束事)は、相手に言わせる」は、私も使っている事ですが、改めて大切さを感じました。

    一番感銘を受けたのは、最後の部分。「沢山突き刺さった言葉の刃を引き抜くと、自分自身や周りを守る剣と盾になった」
    傷つけられても、それをバネにする強さ。バネに出来るから、傷つけた相手を許せる優しさ。きっと、ひたむきに前を向いて仕事をすることで得られる大きな財産の1つは、こんな所にも隠れているのかもしれない。

  • 図書館の返却棚にて発見。想像以上におもしろかった。

    主人公の丁寧で真摯な姿勢に胸がうたれます。文章で表現されているよりずっと、実際は大変なことも多かったのではないだろうか。

    話の中で作者の思考の過程も追えますが、作者さんは、広い心で、誠実で、やさしくて… 頭が下がります。「督促」に敵討ちすることを決意したり、自分の受けた言葉の刃を、抜いては自分の武器にしたり、、こういう強さ、とてもかっこいいと思う。

    補色動物から身を守るため、危機を感じると、人も動物も、固まる/「先にごめんなさい作戦」で導入時にワンクッション/最後の印象が一番大事/自尊心を一旦埋葬すれば、傷つきにくくなるはず/ひと謝り○○円!と思えば自分の心への負担も軽くなる/悪口をコレクションして楽しみにしてしまう/自信は、ゆっくりした動作から見えてくる/督促は、お客の信用、そして命を守ることにつながる/いわれた悪口をもとに、自分がなにかを主張するときにも相手のことを考えて発言する

  • コールセンターの督促業務に就くことになったOLのお話です。ドロドロした部分もあって、読むのが辛くなることもありましたが、厳しい状況にある中から得られた、話し方の極意は参考になるものがありました。

  • クレジットカード会社で督促のお仕事をされているN本さんの徒然日記。

    お金を催促されて喜ぶ人なんておらんけん、電話口でお客様に怒鳴られるなんて日常茶飯事。
    過酷な労働環境に耐えられず次々辞めていく仲間達。
    そんな環境でも一生懸命働いて、やりがいを見つけ、頑張っている姿にやる気を分けてもらえます☆

    同僚♂がお客様からの罵声をノートにコレクションしているのには感心!!
    私も上司から愚痴を聞かされた回数をカウントして、自分にご褒美システム導入しよう♪

    本書はブログの内容に加筆修正したものですが、ブログで紹介されている他の方の作品も興味深かったです^^

全253件中 1 - 10件を表示

督促OL 修行日記のその他の作品

榎本まみの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
佐々木 圭一
池井戸 潤
有効な右矢印 無効な右矢印

督促OL 修行日記を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

督促OL 修行日記を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

督促OL 修行日記の作品紹介

1時間60本ノルマの入金要請の電話をかければ、お客さまからの罵声、怒声、脅しのオンパレード…。人見知りで話しベタで気弱なOLが、年間2000億円の債権を回収するまで。超ストレスフルな仕事の乗り越え方。

ツイートする