やわらかな生命

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著者 : 福岡伸一
  • 文藝春秋 (2013年8月9日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163765600

やわらかな生命の感想・レビュー・書評

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  • 興味深いエッセイ。
    以前に口演を聞きに行ったことがあるけれど、お話より文章のほうがスッと入り込んでくるように思う。
    夢中になれることがあるって素晴らしい。
    あ、これ面白そう!
    と思ったら躊躇せず突き進めば、さらにおもしろいことが待っていそうだなぁ。

  • 週刊文春に連載されたコラムをまとめたもの。
    ひょっとして、表紙写真は粘菌の子実体では?と思っていたら、案の定。
    コラムでも粘菌の話題が幾度も登場する。
    そしてやはりいつも通り、昆虫の話、動的平衡の話、レーウェンフックの話、フェルメールの話に何度もかえっていくのだが。
    う~ん、やっぱり福岡先生のエッセイは基本いつも同じだよな、などと思いつつ、でもそれぞれ3ページ足らずの短い各コラムでありながら、不思議といつも惹きつけられセンス・オブ・ワンダーがくすぐられ、福岡ワールドへいざなわれるのだ。

    多田富雄氏の能の話、ジョブズのハーバードでのスピーチの話が特に印象的。思わずすぐYoutubeで全スピーチを確認してしまった。

  • 福岡先生の文春連載のエッセイ集。

  • 読書録「やわらかな生命」3

    著者 福岡伸一
    出版 文藝春秋

    p240より引用
    “福岡ハカセが言いたいことはいつも、とて
    もシンプルである。みなさんには、なにか一
    つ自分が好きなことがあるでしょ。”

    目次から抜粋引用
    “日常と生命
     野生と生命
     科学と生命
     色彩と生命
     地図と生命”

     生物学者である著者による、生命と世の中
    の出来事との関わりを綴ったエッセイ集。
     電化製品の充電についてから再びのアメリ
    カ生活への出発についてまで、詩的で情感
    たっぷりに記されています。

     上記の引用は、学びについて書かれた話で
    の一節。好きこそものの上手なれ、好きであ
    る好きでいることが出来る、それこそが才能
    であるとは、岡田斗司夫氏の「プチクリ」で
    書かれていたように記憶しています。
    好きで打ち込めるものが、幸運にも世の中の
    流れと合っていれば、とても幸せな人生をお
    くれることでしょうね。
     柔らかな小説を読んでいるような、そんな
    雰囲気のいい一冊です。

    ーーーーー

  • 【生命の色「青」はなぜ人工的に作り出せないのか】人気生物学者の最新作。日常の食、健康から芸術、機械文明まで、科学的かつ叙情的に解き明かす筆致が、色鮮やかな生命の世界に誘う。

  • 週刊文春で読んだ記憶のあるものもあったが、まとめて読むとまた面白い.博識だ! 興味を持って読んだのは、ピルトダウン人の話し.何時の時代も捏造はあるのだ.サラブレッドの話も、昆虫の話も奥が深いと感じた.

  • 福岡先生の週刊文春の連載エッセイを集めたもの。こうしてみると、同時期に執筆された他の著書の素描であったり、背景であったりということに気付きます。福岡先生の関心のうつろいを追うことができるように思います。

  • 福岡先生、表の華やかさの割に学会では冷遇されてる・・

  • p87
    ネオテニーという言葉がある。幼形成熟と訳される。
    ネオテニーの例としてよく取り上げられるものに、ウーパールーパーがある。
    ヒトは、チンパンジーの幼い時に似ている。つまりヒトはサルのネオテニーとして進化したというのだ。なかなか魅力的な仮説だと思いませんか。
    p100
    まさにarXiv(アーカイヴ)は、インターネット時代の玉石混交新発見発表の場となっているのである。
    p132
    秩序は無秩序の方へ、形あるものは崩れる方へ動く。エントロピー(乱雑さ)増大の法則である。時間の矢はエントロピーが増大する方向にしか進まない。
    p174
    アグレッシブに生きれば自らを傷つけてしまう。消極的に生きれば外部から攻め込まれる。スキをつくるのだ。

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福岡伸一の作品

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やわらかな生命の作品紹介

つよく、しなやかで、やわらかい生命のありようを語ろう――。人気生物学者の思索を集めた最新エッセイ集が登場です。生命は細かいパーツにわけていけば、機械のようなものなのか。いや、生命を構成するパーツには重複性があり、可変性がある。余剰があり、融通無碍で、遊びがある。生命の特性は、その自由度、すなわち「やわらかさ」にあるのだ――。硬軟自在、ときに美しく、ときに軽妙な筆はますます冴えわたります。学びとは何か。記憶とは何か。芸術とは何か。まさにアートとサイエンスをつなぐがごとく、一見多様なテーマが次第に生命の自由さという大きな主題に集まってゆき、気づけば読者を深い思索へといざなってゆくでしょう。健康診断の「糖尿気味」の意味、夢の長寿薬の正体、肥満の仕組みなどの日常的な話題に意外な光を当てる。そういえば電波って何? GPSってどうやって働くの? 充電池ってどうやって電気をためるの? 身の回りに存在する科学をあらためて解き明かし、光より速いニュートリノ、金環食などの科学のニュースも、誰よりもわかりやすく読み解きます。中でも山中教授のiPS細胞とノーベル賞受賞の話題の解説は、福岡ハカセ自身の研究分野が近いこともあって、出色の明快さです。深く、色鮮やかな光彩に満ち満ちた、やわらかな生命の「動的平衡」の世界を、身構えることなく楽しめる好著です。

やわらかな生命はこんな本です

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