朝鮮通信使いま肇まる

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163805108

作品紹介・あらすじ

日朝外交を長く担った「朝鮮通信使」。その知られざる奇譚を描き、両国関係の真の姿を白日の下にさらす問題作。

感想・レビュー・書評

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  • 何度読んでもあきない。3回も読み直しちゃいましたがまだあきません。

  • 隣国朝鮮とのかかり合いがよく判る小説である。私の年代はともすれば朝鮮を蔑視する傾向がある。“朝鮮人”とは野蛮人のニュアンスを持たせた言葉であるがこの小説によりその考えが払拭された。隣国の文化を理解しいい意味での対抗心を持つべきと思う。

  • こういう日本と朝鮮にかかわる話をたくさん読みたい。

  • 作者お得意の朝鮮ものだが、本作では怪異、伝記は封印、あくまでも歴史のIFという観点で話が進行する。朝鮮通信使の話は、よく時代ものでも登場するので、傲岸不遜という朝鮮人の在り方のみで理解していたが、そもそもの始まりは逆に日本の文化を求めるという形であったということは、わかっていなかった。最後の座談会はおまけで、ここで書ききれなかったことを短編ではなく、長編化するという予告編にもなっている。

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著者プロフィール

荒山徹

一九六一年富山県高岡市生まれ。上智大学卒業後、新聞社に入社、出版社勤務を経て、九九年『高麗秘帖 朝鮮出兵異聞 李舜臣将軍を暗殺せよ』で作家デビュー。その歴史伝奇小説の作風から「現代の山田風太郎」と評される。『魔岩伝説』『十兵衛両断』『柳生薔薇剣』で第二四、二五、二七回吉川英治文学新人賞候補。第二回舟橋聖一文学賞を『柳生大戦争』で受賞。『白村江』で、第六回歴史時代作家クラブ賞で作品賞を受賞、「二〇一七年 週刊朝日 歴史・時代小説ベスト10」で一位、「第七回本屋が選ぶ時代小説大賞」にノミネートされた。

「2021年 『神を統べる者(三) 上宮聖徳法王誕生篇』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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