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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
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その言葉を噛みしめた後、恭平はあっと小さく声を漏らした。湯川が何をいおうとしているのかが、突然わかったからだ。
「今回のことで君が何らかの答えを出せる日まで、私は君と一緒に同じ問題を抱え、悩み続けよう。忘れないでほしい。君は一人ぼっちじゃない」
― 412ページ -
「どんな問題にも答えは必ずある」湯川は眼鏡の奥から真っ直ぐに見つめてきた。「だけどそれをすぐに導き出せるとはかぎらない。人生においてもそうだ。今すぐには答えを出せない問題なんて、これから先、いくつも現れるだろう。そのたびに悩むことには価値がある。しかし焦る必要はない。答えを出すためには、自分自身の成長が求められている場合も少なくない。だから人間は学び、努力し、自分を磨かなきゃいけないんだ」
― 412ページ -
その後は部屋に戻り、布団にもぐりこんだ。とてつもない不安感が押し寄せてきて、いつまでも心臓がどきどきしていた。何ひとつ事情はわからない。大人たちはいつだって子供に本当のことを話さない。だが何かが起きようとしていることはわかった。
― 267ページ
みんなの感想・レビュー・書評
──久々に出会った湯川先生は、人間が丸くなった。 久々のガリレオシリーズ長篇。 この作品の主人公ともいえる小学5年生、柄崎恭平君が夏休みの間、親戚の家に行くために電車に乗るところからこの物語は始まる。 行く先は玻璃ヶ浦。海の綺麗な田舎町だ。 その町で旅館を営んでいる叔父さんの家への、いわば夏休み期間だけの子供一人での小旅行。 玻璃ヶ浦へ向かう車中で天才物理学者湯川学と出会う。 彼ら... 続きを読む »
ガリレオシリーズ。湯川はいつから子供嫌いじゃなくなったのか。それも含め湯川がよい意味での大人になったのを感じる作品である。東野圭吾らしく多くの謎が最後に綺麗にほどかれる。爽快!且つあったかい。良い作品である。
良かった!
田舎で起きた事件が、16年前の事件とどのように絡むのかをよみすすめるのがとても面白かった。
誰の人生をねじ曲げたらいけないのかも、納得。
湯川、カッコいいぞ
昔の事件と今の事件が密接に関連
何より1人の人生をねじまげかねない状況での湯川の対応がかっこいい
悪くはないが、作品全体に漂うセンチな雰囲気は好きになれない。ガリレオシリーズは、やはり、短編の方がその持ち味である「切れ味」のある怜悧な推理が遺憾なく発揮されてよいと思います。
久々に読んだ東野作品。
私は今までで読んだ中で一番よかった。
男の子と湯川との会話が好き。
・・・でも、うちのと娘の評価は低かった。。
「献身」以来の傑作。
東野さんのガリレオシリーズは面白い。
ガリレオ以外は2~3読んで見たけど私にはピンとこず。
で、そのガリレオシリーズも今までは「献身」以外は、「まぁ」っていうのが私の感想だったんだけど、
いやいや、今回の「方程式」は私のツボにギュギュギュンときた。
どんなことにも理由はあり、どんな人にもプライドがあり、それを守ることの尊さのようなことを感じて、
・・・・・・・泣いた。
最後まで、全く真相が分からなかった。
湯川が、ある人物の人生が狂わされる可能性がある、って言ったときは、あぁ、彼のか…、って分かったけど。
でも湯川っていつから子供が大丈夫になったんだろう?
確か予知夢か何かで、子供嫌いすぎて、近づいて蕁麻疹が出たんじゃなかったっけ…?
ハッピーエンドで良かった。
物語の展開は容疑者Xに比べればドキドキ感はないけれど、最後に湯川が二人の人物に語りかける内容は心暖まるもので、物語の結末としてはとても満足できるものでした。
偏屈教授が繰り広げる人間味あふれるミステリー。繊細な人間ドラマに満ちていました。人気が高いのに大納得です。物語のこんな締めくくり方は、なかなか気が利いていて好きです。
2012.4.18読了。
ガリレオシリーズ。
夏休みに両親が忙しいので、旅館をしている親戚の家に行かされた小学生。その旅館の客が夜、帰らずに次の朝海で死体で見つかるという事件が起きて…
小学生のために、普段は捜査に消極的なのに積極的に関わったり、一日付き合ったりと以外にガリレオさんが子供好きらしいことが判明した一冊。
購入本。
先に購入してあったのだが聖女の救済を読んでからということで積んであった本。
容疑者Xの献身に及ばないまでも類する感じです。
心情に訴えかけるミステリーでいえば、聖女の救済より容疑者Xの献身寄りのお話です。
予期せぬことと自分の心と相手の心が咬み合わないのに交わっちゃったというか、完全犯罪でドヤッ!っていう展開ではないということです。
そう考えると容疑者Xの献身とも違う感じになるのよね。
なんかネタバレっぽくなるのでやめます。
もう湯川教授は福山雅治で脳内変換されるし、薫は柴咲コウだし。
もう頭の中は映画ですよ。
容疑者Xの献身は2012年のエドガー賞候補らしいので受賞できるといいですね。
ドラマの影響ってすごいなー…とか思いながら読みました。
湯川先生は相変わらず理屈っぽいけれど、今回の湯川先生は子供に対する接し方が随分と温かい(と表現していいかは疑問だけど)気がした。
序盤から中盤あたりの恭平くんとのやり取りは微笑ましい。
ただ肝心の事件に関してはいつも以上にモヤモヤが残る。
そもそも殺した理由についてが明確にコレ!と示されていない分すごく曖昧な気がした。
自分でその部分を想像するにしても「なんだかな〜」という感じ。
大切な人・大切な物を守るって本当にこんな事でいいの?
それって守るって事なの?
なんだか私の中では納得し難い消化不良な感じでした。
ガリレオシリーズ最新作。
こども嫌いな湯川先生にしては珍しいパターンでした。
内容は「容疑者Xの献身」タイプです。
湯川の推理によって終盤次々と明らかにされる事実に驚愕させられっぱなしでした。
そして、自分の身を切ることを厭わない献身の数々に涙を振り絞られます。
ガリレオシリーズでは2番目に好きな作品になりました。
勿論一番は「容疑者Xの献身」ですが、この作品は救いがあることの優しさに胸が温かくなります。
2012年のアガサ・クリスティー賞に東野圭吾氏がノミネートされたとか。
世界に誇れるすばらしいミステリ作家さんの一人ですね。
東野作品らしく、ヒューマンドラマとミステリーがしっかりと両立されています。湯川准教授の魅力が光る作品です。

ガリレオシリーズですが、人間くさい話です。





