白樫の樹の下で

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著者 : 青山文平
  • 文藝春秋 (2011年6月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163807201

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白樫の樹の下での感想・レビュー・書評

  • 2011年4月第18回松本清張賞受賞。同年6月文藝春秋刊。2013年12月文春文庫化。硬派でありながら、花も実もあるチャンバラストーリー。緻密な構成の仕上りで、楽しめた。

  • ラストの失速感が惜しまれるが、
    面白かった。(息切れ?)
    時代小説では大前提の、
    「人を斬る」ことの重さがズシリと
    伝わってくる。

    武士かどうか、葛藤し続ける主人公や、
    剣術道場を社交場と言い切りつつも
    どこかに剣客としての矜持も見え隠れする
    道場主など、太平の江戸、そんな考えも
    あったかもな、と思わせるところが
    著者の腕。

  • おおお…。
    淡々としてるのに、あれよあれよと終わってしまった。

  • 期待ほどではなかった。
    まあ、こんなものか。

    悪くは無いのだけど、
    特にどうということもなく・・・。

  • 久しぶりに短時間で読み終えた本。自分は武士なのか悩みながら生きている描写がよい。本を読み始めて引き込まれる世界観があった。最後の方で迷いがあるから武士としてはよいという、今の時代でも考えさせられる一言であった

  • 同じ剣術道場に通う幼馴染の3人。
    昇平は小人目付の役が付き、登は剣に秀で一口の名刀を預かる。兵輔はなんの活躍もできず何か目立った働きをしたいと焦っている。

    3人とも常に迷いながらそれぞれの道を進んでいるのに、たどり着いた場所の何と違うことだろう。戦乱がなくなった世だからといって剣による武士の仕事がなくなるわけではない。
    刀を持つことによって、自分の内面を深く覗き込み、無刀では気がつかなかった心を見るのか。

  • 文章がいいという評判に読んでみたくなりました。
    読んでみたところ、品のある文章です。
    ちょっと、タイトルが平凡というか、内容とぴったししてないような気がするので、もう少し、工夫して欲しかったかな。
    人を斬ったことがない侍の時代。貧しい侍。極悪人がいるわけではないのに、なぜ、こんなつらい結末を迎えなければならないのか。どろどろした文章でないから、より、澄んだ哀しさがあります。
    蝦夷地へ行く、緬羊を飼う、少し現実から離れた夢が心に残りました。

  • このミスで茶木が絶賛していたので読む。人が死にすぎるのは下手な小説。特に幸せの絶頂から突然相手が死ぬのは下手の小説や映画の常套手段。私はその手のあざといストーリーは認めない。

  • 久しぶりの時代劇、でも読みやすい文章ですぐ物語の世界にはいりこめた。
    やや時代遅れな無骨な道場に通う3人の若者。
    武士とは名ばかりの苦しい生活、恋、友情、死。
    なかなかおもしろかった。

  • 12/02/15 いい時代小説。映画化して欲しい。

  • これはすごい作家がでてきた。竹刀稽古が当たり前の時代に、木刀による形稽古に拘る三人の若者に、一本の脇差「一竿子忠綱」が醸し出す心の影。時代ミステリーだが、洗練された文章、構成、展開、見事としか言いようがない。次を早く出して欲しい。

  • 「このミス2012」でチェックしました。松本清張賞を受賞した時代ミステリー。
    田沼政治が終わりを告げた時代の、若い武士たちの物語。
    ミステリーというか、青春ハードボイルドというイメージでした。
    時代物という枠組みの中で、登場人物たちの心情が妙に現代風になるでもなく、それでいて違和感もなく、丁寧に書かれていたなーと思いました。
    というか、書かれていない部分が好きだったかも。
    饒舌にキャラクターの内面が語られるのではなくて、たとえば傷ついた少女を抱き寄せるだけで、彼の決意とか心情が判るような、そういう抑制のきいたところとか。(ちょっと説明しずらいな)
    ミステリーというカテゴリよりも、この作者さんの書く、人情物が読んでみたくなりました。
    続いてもおかしくないような終わり方でもあったので、それも愉しみにしておこうと思います。

  • 武士が刀を使わなくなった太平の世の中で,剣の道に精進する男の爽やかな物語だ.

  • 武士の時代が終わろうとしている時代の、武士たちの心境の複雑さを、読んでいてもどかしいほど見事に表現している。世の中は大恐慌で貧しい生活をしていて、置かれた立場の違いから事件が起きてしまうが、人は素直で清々しく潔い。そして、今を考えるとき、長年のアクに対する警鐘の天罰に、少しも反省しようとはしない状況に恥ずかしさを覚える。

  • 田沼の時代が終わり、武士と言ってもお役につくものと、役につけず一生を内職をして過ごす者もでてくるそのときに、ふとしたはずみの剣の腕を見込まれ貧乏御家人から抜け出した者と、迷い迷って過ごす者、仲間であるからこそ、自分の力が足りないことを恥じる者、同じ境遇にいたはずの3人は、いつしか別々の道を歩み始めるのだが…
    迷い迷う主人公の成長物語です。

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白樫の樹の下での作品紹介

いまだ人を斬ったことがない貧乏御家人が刀を抜くとき、なにかが起こる。第18回松本清張賞受賞作。

白樫の樹の下でのKindle版

白樫の樹の下での文庫

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