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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
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支えるということは、実は支えられていることでもあるのだ。
― 123ページ -
人の営みとはそもそも皮肉に満ちているものだ。平田誠にかぎらず、末永ますみにかぎらず、すべての人の人生において。
しかし、そうとわかっていても、七年間にわたる平田の心情と、その外側にある容赦のない事実を思うと、小瀬木はふっと意識が遠のきそうになる。第三者の自分でもそうなのだから、当人の悲嘆と後悔と絶望は、いかばかりか。
― 276ページ -
詭弁を操られようと、ふてくされられようと、口をきいてもらえず目も合わせてもらえなくなろうと、頑として譲ってはならなかったのだ。
命にかかわるから外では絶対にヘッドホンはしないように。
親としての一番の責務は何か。
わが子の命を守ることだ。
平田は悔やんでも悔やみきれない。
― 121ページ
みんなの感想・レビュー・書評
行き場のない怒りに人生を放棄した主人公。悲しいストーリーを読み続けるとやるせない結末が待ち受ける。交通事故の被害者と言うテーマのミステリーは数多いがこの作者らしいアプローチがあった。ただ仕掛けを期待しすぎていたか。それは出来すぎでしょうと思っていたら、やはりそうだったかと言う感じはした。悲しく救いのない結末は印象的だったが、この作者に求めているものではない気がしたのでこの評価。
「葉桜の頃に君を想うということ」が大好きだったので期待したのですが(タイトルも思わせぶりで)、ちょっと残念でした。この人でお勧めがほかにあれば教えてください。
家族の辛い過去を持つ男と幸薄い女の物語。「ラストの5ページで世界が反転する」の帯のコピーに期待したが…ちょっと無理っぽい感じがした。物語には引き込まれるけどここまで救いがないと凹む。誰にも共感できないまま読了、自分には合わなかったようだ。
最初のページから何の説明もなく唐突に物語が語られ、「?」「?」と思っているうちに、なんとなく状況が語られるという手法で、シーンが変わるたびについていくのが結構辛かった。
そしてそれ以上に主人公の置かれている状況が辛すぎる。
ここまで不幸が重なると、ちょっと食傷気味になり、悲しみややるせなさもリアリティがなくなってしまった。
そしてラスト。
う~ん、なかなか綺麗にまとまったストーリーだと思うけど、説得力がない。救いもない。
ちょっと苦手です。
登場人物が人間らしくなかった印象。素直というかここまで人としての中身が屈折してないと話全体が胡散臭く感じてしまった。
あと主要人物以外がなんとなくおざなりになっていた印象を受けた。
※このレビューは直木賞発表前に書いたものです。 帯の惹句「ラスト5ページで世界が反転する!」に見事に騙された。 そう書かれてしまったら、歌野ファンならば、あの超名作『葉桜の季節に君を想うということ』を思い出さずにはいられない。本格ミステリの文脈で、ラストのどんでん返しのカタルシスを期待してしまう。 しかし、蓋を開けてみればどうだろう。ネタバレになるので詳しい話は避けるが、ラストのどん... 続きを読む »
誰も幸せになれず救われず終わる作品は苦手だ。好みじゃない。だから、星は3。
でもやはりこの作者らしい読みやすい文章とストーリーで、良い小説だとは思う。
まあただ、直木賞をとるほどじゃないかな…[2012.04.12]
葉桜の結末といい、この結末といい、この著者はきっと、サプライズなシチュエーションが好きに違いない。そしてわたしもしかり、こういうストーリー展開に弱い。内容的に「面白かった」とか「楽しめた」いう表現は不適切かもしれないけど。
初、歌野さん。なかなか読みやすくて飽きずにあっという間に読めた。章の構成も好きな感じです。内容はなんとも悲しくて、救いようがあるようなないような。帯にあった「ラスト5ページで世界が反転する!」は残念ながら反転まではいかなかっけど、反転する?ぐらいかな。葉桜の~も読んでみたいと思います。
「葉桜の季節に君を想うということ」に近いラストの意外性。何が真実なのか、現実でもこんなことが起こっているのではないかと背筋が凍る。
そんなに長い小説ではないけど、読み応えはあった。
ラストはもう少し練りこめば大傑作になったのかもしれないが、
この終わり方で良かったのかもとも思う。
なんでこれ借りようと思ったんだっけ。暗い話だけどそれなりに面白く読んでたのに、この結末ですか。読者を驚かせようとしただけな感じ。後味が悪いし、どこにも感動が無い。 読まなきゃよかった。

図書館の新刊コーナーで見つけたので。言うほど新刊ではないけど。帯の「ラスト5ページで世界が反転する!」は言い過ぎだと思う。末永ますみに全然感情移入できない。つーか、最後の平田を救うために嘘をつくってと...





