赤絵そうめん とびきり屋見立て帖

著者 :
  • 文藝春秋
3.55
  • (9)
  • (41)
  • (35)
  • (6)
  • (1)
本棚登録 : 177
感想 : 27
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (259ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163810102

作品紹介・あらすじ

豪商の蔵には数えきれぬほどのお宝が…ゆずと真之介が目利きしまっせ!幕末の風雲京都。道具屋若夫婦の波乱に富んだ世渡り。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 真之介が、ゆずを奪った負い目から卒業し、のびのびと成長し始めたように思う。
    よい道具や、人とのご縁が重なり、道具屋としての飛躍が感じられる。
    手代たちもふくめ、みんなが頑張る姿は、応援したくなる。
    http://koroppy.cocolog-nifty.com/blog/2012/09/post-cfa3.html

  • 若夫婦のゆずと真之介が営む、京都の道具屋「とびきり屋」。時代は幕末ですが、それとはあまり関係なく、目先の欲ではないことを考えて行動できる真之介が気持ち良い。そしてゆずたんがかわいらしいのに一番かしこいところがまた。おすすめです。道具に対する姿勢が、わたしたちの本に対する姿勢と似ている気がしました。

  • シリーズ3作目も面白い!夫婦の絆が深まってきて、ほんわかする。とびきり屋の2人が好きだから、新選組の人たちとは関わらないで欲しいなぁ。

  • 「とびきり屋見立て帖」シリーズ第3弾
    幕末の京都を舞台なので、新撰組や桂小五郎などを絡めたくなるのだろうが、無理や彼らを登場させないでもいいように思えて仕方がない。
    真之介とゆずが様々な問題にあいながらも、乗り越えていくだけで十分な気がしてならないのだが…

  • 3作目で前半はとても面白いが、後半は幕末の暗さが出過ぎて重たい。

  • 主人公の二人が、爽やかで清々しくて、キリッと機転が効いていてとっても魅力的。坂本龍馬や近藤勇らが登場するのは意外だったが、イメージの違いもなくて(特にセリフ)、スパイスのように面白さが割り増しされててよかった。

    小道具屋の生業、茶道の所作など、細部も破綻なく書き込まれていて、小気味良いストーリーにしっかりした背景を与えていて、安心して楽しめた。

  • ほのぼの感満載。
    アタシ、大好き。

    お茶のお話し多くって。
    興味深く…
    しみじみと。

    このシリーズ大好き。

  • 道具屋さんのお話。
    お茶のことはよくわからないけれど、道具を眺めるのも良いな、と思う。
    しかし、芹沢鴨がいけすかん。

  • 2016.5.3読破
    笑う髑髏のところ面白かった。
    それにしても芹沢さん悪者すぎる。
    次巻も読むぞ〜!

  • とびきり屋見立て帖 3作目
    豪商の蔵の見立てをすることに

    今回は茶道具がいろいろ出て
    真之介やゆずがお茶席を設けたりするのがおもしろかったです

全27件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

歴史・時代小説作家。1956年京都生まれ。同志社大学文学部を卒業後、出版社勤務を経てフリーのライターとなる。88年「信長を撃つ」で作家デビュー。99年「弾正の鷹」で小説NON短編時代小説賞、2001年『火天の城』で松本清張賞、09年『利休にたずねよ』で第140回直木賞を受賞。

「2022年 『夫婦商売 時代小説アンソロジー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

山本兼一の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×