チャボとウサギの事件

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163814100

作品紹介・あらすじ

小学校で飼育されていた3羽のチャボが惨殺された。発見者は、片目は見えないけれど、聴覚の鋭い6年生の美少女リコ。1週間後、今度は2羽のウサギが首と胴体を切り離され、小屋の中央の血だまりの中に置かれていた。リコの幼馴染の蘭太郎は、学年の異端児・工藤とともに犯人を突き止めようとするが……。

感想・レビュー・書評

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  • 小学六年生の蘭太郎が、日直の飼育当番をサボった朝、学校では三羽のチャボが惨殺され大騒ぎになっていた。
    発見者は 、片目は見えないけれど聴覚の鋭い美少女で、蘭太郎の幼馴染のリコだった。
    事件の日の午後、学年の異端児・工藤が、事件はもっとエスカレートするだろうと蘭太郎に告げる。
    その言葉通り、1週間後今度は二羽のウサギが首と胴体を切り離され、血だまりの小屋の中央に置かれていたのだ。
    工藤は犯人は身近にいるのではないかと推理する。
    蘭太郎と工藤は犯人をつきとめようと、夜中の学校に忍び込む計画をたてるのだが――。
    (アマゾンより引用)

  • 児童向け、の皮をかぶった大人向けの本。
    実際の一般的な小学生がこういう思考を辿るか?と考えると不自然さは感じるが、実は大人向けと割り切ってしまえば違和感はない。
    ストーリーは面白かった。

  • キャラはよかった。
    あとで書くって…知りたがりな私にはイラポイントだったけど、わりとわかりやすくすぐにそのくだりが出てきたりして。
    でもどこかで似たような本を読んだ気が…
    ぼくのメジャースプーン!
    ⬆こっちの方が深くてよかった。

  • 映画化ということで読んでみた。
    小学生の少年が、チャボとウサギ殺しの犯人を捕まえようとするお話。
    地の文やセリフにいちいちカッコ書きされるのと、「それについてはあとで書く」と勿体つけるところが好みじゃなかった。

  • ジュブナイル的
    仁木悦子を思い出した

    ソロモンの偽証ほどハードじゃないが、内容は結構ハード

    語り口が軽い~

  • 小学生の頃に図書館に通って読んでいたズッコケ三人組を思い出した。あのドキドキワクワクする感じがこの小説にもある。

  • 小学生のときにこれを読んでいれば、あの無神経で傲慢な教師達といがみ合わずにすんだかもしれない。そんな大人も認められる優しさと余裕を持てたかもしれない。ただ、無神経で傲慢な教師というのは幸いにも決まって隣のクラスの担任だったのだけれど。

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著者プロフィール

1968年、東京都生まれ。1991年、東京芸術大学建築科卒業後、作詞家の秋元康氏に師事。 放送作家として『とんねるずのみなさんのおかげです』『ダウンタウンのごっつええ感じ』等、テレビ番組の制作に参加。 その後、アイドルグループAKB48のプロデュースにも携わる。 2009年、『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』を著す。他に『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「イノベーションと企業家精神」を読んだら』 などの著作や、絵本の編集、メールマガジン『ハックルベリーに会いに行く』、YouTube『よいこチャンネル』の配信などに携わる。

「2022年 『ゲームの歴史 3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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