たったひとり

  • 196人登録
  • 2.83評価
    • (2)
    • (20)
    • (45)
    • (36)
    • (3)
  • 48レビュー
著者 : 乾ルカ
  • 文藝春秋 (2013年1月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163818108

たったひとりの感想・レビュー・書評

  • タイムループ、廃墟のラブホテル、抜け出すための謎解き‥
    かなり好きな部類。
    の、筈だった。

    救いようがないラスト。
    ストーカーを暴露し始めるあたりなんてまさにホラー。
    ひよしくんだけが良心かと思いきや、別に愛ではなかったんですね。
    期待するだけして回収されてない消化不良感。

    しかし
    好きな人と一緒に死にたい、って思うものでしょうか。
    貴方を好きなままで死にたい、はなんとなく分かる。
    私を好きなままで死んで、も分かる。
    でも一緒に死んだところであの世で一緒に居られるとは限らないんですよ。
    なら生きてた一緒にいた方がなんぼかマシだと思うのですけどね。

  • ■ 1589.
    〈読破期間〉
    2015/6/8~2015/6/9

  • 読み終えてから装画を見直すと怖くなる。どいつもこいつも表面ばかり取り繕っている駄目な奴ばっかり。日吉君が唯一の良心。秋穂ちゃんの豹変振りが実は一番のホラー。結局誰も幸せになれないバッドエンドですな。2013/147

  • うっわーここまで後味悪く終わるとは!もうちょっとなかったんか…と思わず思ってしまうくらい、嫌な終わり方。でも展開自体は最後までドキドキできるし人間の嫌な部分がバッチリ出てて興味深かった。

  •  乾さん、ハートフルとダークがありますがこちらはダークです。出てくる人みんな身勝手で、寄り添える人がいません。結末も後味が悪いので、その手の話が嫌いな人にはお勧めしません。

  • 【5人の男女の間に渦巻く愛憎。新感覚ホラーの傑作】土砂崩れで半壊したラブホテルで、廃墟探索サークルの5人を襲うタイムループ。あの時、たったひとりで死んだのは誰だったのか!?

  • 廃墟探索に出かけた大学生5人が、その廃墟のホテルでタイムリープに巻き込まれてしまう。その異常な事態のなかで次第に明らかになっていくそれぞれのエゴと本性…、
    を描いた、導入はSF、終わるころにはホラー、な読後感がとてもよろしくないお話でした。
    終盤は秋穂怖いよ秋穂、って感じでいきなりサイコになるし、最後はほんとにだれもかれもが救われない真っ黒なバッドエンド。廃墟にたたずむ5人の哀れな姿をイメージすると、まったく感情移入できなくても、なんだか秋風が心の中に吹き込んできます
    カシスオレンジあたりのエピソードは個人的には心に刺さりました。どちらかというと秋穂(中盤までのまともな)寄りの人間だからかもしれませんが。自分の役割、というのはいつのまにか人間、わかっているものですよね…。
    それにしてもリーダーを鼻にかけすぎなリーダー、不遜きわまりない秀才おぼっちゃま、美人であることを知り尽くしているアナウンサー希望の才女、そして地味な草食系男子と彼が好かれてしまう存在感ゼロで終盤独壇場をかます秋穂。キツいキャラクタばかりをそろえたものです。というか、こんなサークル、ぜったいそのうち瓦解していると思います。

  • 初読みの乾ルカさん。何故読みたかったのか忘れてしまうそんな作品。
    帝都大学廃墟探索サークル・時旅のメンバー5人が土砂崩れ事故で一人亡くなってる 現場のホテルに踏み込む、そして度重なるループの渦の中に。
    人間、極限状態になれば本性が 剥き出しになる心理描写にヒヤヒヤさせながらも何とかハッピー エンドと期待しつつ、読む手が止まらない!
    しかし、思い通りの結末でなくどっと疲れた。
    何とも不思議な作品。他の作品に 期待しよう。

  • 大学の廃墟探索サークルに
    所属する男女5人
    27年前に土砂崩れで
    半壊したラブホテルへ
    行くことに

    シャトーブランシュの建物に
    足を踏み入れた瞬間に
    5人は、27年間に土砂崩れが
    おこる30分前に
    タイムスリップしてしまう
    そして、そこから
    逃げることが出来ない
    タイムループにはまってしまう

    元の場所に戻るには
    27年前の記録と同じように
    だれかが犠牲にならなければ
    抜け出せないのか・・・

    たったひとりの犠牲者を
    確認するために
    ひとりずつ順番に部屋に残る
    その極限の状況
    心情を描いた物語

    極限の状況で
    人格は崩壊して
    エゴのかたまりにになり
    悪くて嫌な面が
    顕在化されていく様子

    極限の状況だものね
    と思うが
    何となく救いが無くて
    後味の悪い結末。。。

  • ・・・他作品の“不思議”と比べると、普通のホラー作品。
    http://blogs.yahoo.co.jp/rrqnn187/11293731.html

  • うーーーーん、
    乾さんどうしちゃったのー!って印象です。
    非日常的な題材は乾さんのテリトリーだと思うけど、
    この消化しきれてない感はどうしたことだろう。
    どの登場人物も魅力がないし、
    乾さんの、行間からにじみでる切なさが無くて、
    戸惑ってしまう。

  • 怖いもの見たさ?
    まったく見たくない派なので理解不能。
    あんまり話に入れず…。
    みんな自分勝手だった。
    乾ルカさんって女性なんだ。男性っぽい話だと思った。

  • 27年前、土砂崩れで閉鎖され廃墟となった
    ラブホテルへ探索にきた大学サークルのメンバー。
    足を踏み入れた途端、27年前の土砂崩れの夜に
    タイムスリップしループしはじめてしまう。
    このループから抜け出すには27年前の
    「たったひとり」の犠牲者と同じ状況を作り出さねば
    ならないと気づき…

    わぁー後味悪い!
    結局、誰も本当の意味で助かってない…
    確かに皆、人としてあまり好きでない感じの
    人たちだったけど、ここまで酷い目にあう理由が…

    非常時こそ浮き彫りになる人間の本性。
    やや登場人物の描写が浅く感情移入できない感はあるが
    この後味の悪さもまた魅力かなぁ…とも思う。
    演じている自分に酔って、それを見透かされているって
    かなり恥ずかしいというかいたたまれない…

  • 27年前の土砂崩れの夜にタイムスリップしてしまった大学生男女が、そのループから抜け出すためには27年前と同じ状況で、たった一人犠牲者を出さなければならないと悟り、現場となったホテルの一室に、一人一回ずつ取り残され、生け贄が自分かどうか、試さなくてはいけない。

    そんな極限の状況での、登場人物の心理描写がなかなか面白かった。
    ストーリーも、犠牲者にまつわる謎などミステリー要素もあり、先が気になりテンポよく読めました。

  • タイムループする話。登場人物の描写がありふれた人物ばかりで魅力がなく浅い感じがするせいかストーリーに深みがなかった。ラストに向かうにつれ、多少強引に話を持っていったような気がしてならない。

  • 土砂崩れで半壊したラブホテルで、 廃墟探索サークルの5人を襲うタイムループ。あの時、たったひとりで死んだのは誰だったのか!?

    結末が気になってワクワクと読み進めたけど、何が起きたの?どうしてそうなったの??と腑に落ちないまま終わった。
    乾ルカさんは、読み始めにこの設定好きって強く思う作品ほど期待外れな方向にいっちゃうことが多い気がする。今回の「たったひとり」とか「蜜姫村」「プロメテウスの涙」がそう。
    けど、「ばくりや」「メグル」「夏光」みたいに、当たるとめっちゃ好みなのあるから読むのやめられない。

  • 5人の登場人物のほぼ全員がステレオタイプ的な作り物めいた「嫌なヤツ」で、読んでいてもイライラさせられます。話の落とし方も釈然とせず、読後感は最悪でした。

  • 帝都大学廃墟探索サークル5人は
    27年前に土砂崩れで半壊したラブホテルを探索。

    ホテルにメンバー全員が入った途端不快感に襲われ昏倒
    気が付いたら27年前の土砂崩れの30分前にタイムループ。

    なんとかここから出ようと行動を起こしても
    何度も何度も事故直前に戻ってしまう、
    どうやったらこのタイムループを解くことが出来るのか…。

    非現実の世界にに立たされた時に垣間見える人間の本性。
    上辺だけの人間関係の嫌らしさ、
    そして救われないラスト。
    救われないラストが現実的。

    面白い人、面白くない人に分かれる本だけど
    後味の悪さがなかなかリアルで私は気にいってる(;^◇^;)ゝ

  • 後味の悪い、薄ら寒い感じ嫌いじゃないですな。

  • 全員不幸 呪われた地へ興味本位で行くなという戒め的小説

  • よく組み立てられた良質の物語なのだが、登場人物の描きこみが浅いので感情移入しにくい。意外性もあるにはあるのだが、あくまで予定調和の中での意外性という印象。
    タイトルの『たったひとり』は、登場人物ならぬ読者それぞれにもあてはまる言葉なのだと読後強く感じた。

  • 大学の廃墟探検サークルのメンバー5人が「ホテル・シャトーブランシュ」を訪れた。この建物は27年前土砂崩れに遭い宿泊客一人の白骨死体がみつかったのだ。そして、この建物に足を踏み入れた5人は27年前の時空ループに入り込む。当時の状況を再現し脱出を試みる。

    文章、設定の強引さは否めない作品。

  • 久々に後味が悪い本を読んだ。
    えずくような。結構予想を裏切られたなぁ。

    キャラがテンプレ通りで凡庸だったけど、秋穂だけはぞっとした。よい意味で。

  • パラドックスなどタイムループそのものについて主題にするのではなく、繰り返されることによって次々に掘り下げられていく登場人物の個性を主題にしたところが非常に良く、多角的な視点で個々の内面を立体的に描き分けているところに感心しました。 以前、乾くるみの「リピート」の感想に乾ルカのことを書き添えたことがありましたが、本書を読み、偶然とはいえ、少々感じるものがありました。

  • 27年前に土砂崩れにより死者を1名出した廃ラブホテルを探索に来た廃墟サークルの大学生5人が謎のタイムループに巻き込まれるホラー。ループものって怖い。しかもループを繰り返すたび時計が2分ずつ進み、土砂崩れが起こるタイムリミットが近づいてくるという恐怖。死に直面してむき出しになっていく5人の本性が恐ろしかった。後味は凄く悪いのですが、嫌いじゃない。
    ただ、27年前に亡くなった誰か分からない「たったひとり」の身代わりを5人の中から捧げることによってタイムループから抜け出せる、という何の根拠もないことを全員が確信して行動してるのに違和感がありました。極限状態でパニックになっている割には妙に冷静だなと。

全48件中 1 - 25件を表示

たったひとりに関連するまとめ

たったひとりを本棚に「読みたい」で登録しているひと

たったひとりを本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

たったひとりを本棚に「読み終わった」で登録しているひと

たったひとりを本棚に「積読」で登録しているひと

ツイートする