64(ロクヨン)

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著者 : 横山秀夫
  • 文藝春秋 (2012年10月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (647ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163818405

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64(ロクヨン)の感想・レビュー・書評

  • 10年ぶりくらいの横山秀夫。
    深夜二時までかかり夢中で読了。
    松岡参事官が全部持ってった。

    映画もよさげですが、NHKでドラマ化もされとるんですな。こちらもめちゃよさげ。瀧さん!

  • 64…この事件がどのように展開していくのか
    (映画は見てません)

    中盤までは登場人物の多さと内部問題の内容の濃さで、どのように64へと繋がる結末になるのかまるで検討もつかず、三上同様振り回されていましたが、人物の設定や描写が丁寧なので途中からは一気に読み進められました

    派手な事件や特別華のある主人公ではなかったことがリアリティーを増し、私達が普段知ることのない裏の世界を垣間見たようで引きずり込まれました

    個人的には、その後の皆の様子も気になるので、続きを是非書いて欲しいと思いました

  • 中盤から読んでいて緊張

  • 後半グイグイきた。広報官の立場から書かれた警察小説は初めて読んだ。

  • 前半はかなり読むのが苦痛だった。
    後半に向けて、加速とは違うな・・・
    引き込まれたとかも違って
    なんていうか焦点があって
    ぐっと話が近づいていった。

    見てはいないけれど映画のイメージがあって。
    そのせいかな。
    冬の曇空ばかりイメージしながら
    読んでいた。
    それとも一行目に風花が出てきたからか。

    思ってる警察小説とは違う。
    後半はじわりじわり泣きながら読んだ。

    昭和64年に取り残されたまま。
    そのままだ。
    解決なんてしていない。
    一生解決はしないのだ。
    いたたまれなく途方もない思いがした。

  • 警察内部、しかも広報部にスポットを当てての話は面白い、最初の1/4までは苦痛だったけど

  • 警察組織の内面とドロドロした人間関係が詳しく書いてあり、良く解った。

  • 著者の作品はこれが初めて。警察組織の細かい描写が多く最初は読みにくく感じるが慣れてくるとそうでもない。映画を先に観ており情景が思い起こされた箇所も多かったせいかもしれない。
    映画ではタイトルの「ロクヨン」の事件自体に主題がおかれているが、原作では事件よりも警察組織の内部対立というか軋轢みたいなものに重きが置かれ半分以上を占めているので、他の映画の原作にあるような映画では上映できなかった部分の補充という意味合いでの原作とは少し違った意味での読了となった。
    警察もののドラマや映画が頻繁に放送されているがそのなかでも犯人逮捕や事件解決のトリックよりも人物描写や時代背景に主眼をあて、人間くささをより強調した内容になっているので警察ものが好きな人は一読してみるのもいいかもしれない。

  • 大作。予備知識なしで読みましたが、すでにドラマ化、映画化されているのですね。複雑に絡み合っていたことが終盤に見事なまでに収束していくのは圧巻です。読み終わった直後の今は、なんだか気持ちが昂っていて、うまく寝られなそうです。

    非常にややこしい仕組みを、押しつけがましくなく読者に理解させる作風は見事です。

  • 警察職員二十六万人、それぞれに持ち場があります。刑事など一握り。大半は光の当たらない縁の下の仕事です。神の手は持っていない。それでも誇りは持っている。一人ひとりが日々矜持をもって職務を果たさねば、こんなにも巨大な組織が回っていくはずがない。D県警は最大の危機に瀕する。警察小説の真髄が、人生の本質が、ここにある。
    「BOOKデータベース」より

    濃い.
    3センチほどの分厚いハードカバーの本書を手に取ったものの、読みきるまでに時間がかかることが予想され、なかなか手つかずにいたのにたった2日で読んでしまつた.
    駆け引きとか思惑の予想とか、自分が苦手とするところなので、食傷気味.しかし、それを補ってあまりある面白さだったと思う.読み進める手が止められなかった.
    警察の闇、でも闇だけではない.闇の中に潜む正義、正義の中に潜む闇.執着.情.
    わずかな状況認識から推測と想像といろんな感情がどんどん湧いてきてからまって次の状況と混ざり合って反応してものごとを進んでいくのがすごく濃い印象を与えていて、面白いんだと思う.
    見紙の娘さんが家を出て行った後の消息がまったくわからないことにやきもきするけど、事件になって事態が明るみに出てくるものばかりなわけはないので、これはこれなんじゃないかと思う.

  • 娘はど明日、どうなった?
    親は必死で育てているのになんでかなぁ
    昭和64年に起きた誘拐殺人事件がベースで
    広報官の話し

  • ピエール瀧が主演したNHKのドラマを先に観ていて、昨今では珍しくハマったドラマとなった。暫くして映画化されたことも知った。その前に是が非でも原作をと思い、本作を手にした。

    これはクライマーズ・ハイの人間ドラマをさらに深めた感じ、無骨な主人公が警察や家庭という組織のなかで苦悩しながらもそのなかで生き抜く姿を描いた作品である。多かれ少かれ組織のなかで戦っている人間であれば共感できるところがあるのではないだろうか。
    悲壮な事件もさることながら、時に陰鬱になるくらい人間の間に生きなければいけない主人公に長くフォーカスしているのは、横山氏の実体験があってのことだろう。そして現実もそんなものなのだと思っているわたしはそこに魅了された。

    鬱になるほどこの作品を生み出すことに労力をかけた作者に拍手を送りたい。

  • 何年たとうと、解決するまでは捜査続けるんだという安堵感と定番の組織の為に事実が捻じ曲げられる怖さ。当事者になった時、自分がどう動けばよいのか。動く術や伝手を持っているのか。

  • 久しぶりに本当に面白い作品に出会ったと思った。

    最初は警察小説をあまり読まないことや、大組織のしょうもない人のいざこざの話が多いなぁと、期待ハズレ感があった。
    しかし、読み進めていくと徐々にこの小説の魅力のとりこになった。

    特に三上が刑事と警務の狭間で揺れ続けた末に出した結論。仕事のスタンスを自分の中で確率させた瞬間は素晴らしいシーンだった。

    それにしても、松岡さんカッコ良いなぁ。
    カッコよすぎる。

    二渡は中々渋いな。

    三上の家庭のことを思うと正直辛い。
    でも、家庭についての具体的な結末を書かないこともそれはそれで良いと思った。

  • 警察組織の問題と、犯人探しの問題。組織の在り方に関しては、作者の真骨頂というか、テーマというか...
    読み応えがあった。
    タイトルからの予想とはちょっと違う内容やったけど、おもしろかった。

  • 警察内部を描き、対立の緊迫感と丁寧な人物像で秀作とは思う。ただ・・重苦しくて出口がない。事件はどうしたと残り少ないページに焦ったが、逆転の区切りはあった。娘の方は・・仕方ないんだろうなぁ~僕は子供が息子で良かった(^^;
    テレビドラマなんかで警察のキャリアを皮肉った場面はよく観るが、企業の派閥争いなんかと比較すれば現実感が出る。振り返ると他人事じゃなかったり・・まぁ、僕は枠外で気にしてなかったけど・・それでリストラされてたりして(^^;

  • 「圧巻」の一言に尽きる。男社会で生きる、本当の男を見た気がした。二重に三重に重なる伏線。クライマックスは本当に圧巻だった。登場人物も多いが、それぞれがいい味出しててたまらん。映画化するとのことで、キャストを調べたがまたこれが豪華絢爛。素晴らしい。この量を一気に読ませる横山秀夫マジック。恐るべし。

  • 昭和64年に起きた誘拐殺人事件を発端とした 警察内部による抗争の話。
    終盤にその事件になぞらえた事件が勃発し 昔の事件の犯人が浮き彫りになる。

  • [2016.24]自分の職業柄、警察と記者とのやりとり、クラブ総会、報道協定などなど自分もその場にいるかのような臨場感があった。家族関係の悩み、マスコミ対応、組織内の秘密を1人で抱えながらも自分の決めた道を進むD県警の広報官。その葛藤がすごくよくわかる。

  • 映画のキャストがすごすぎたので小説を読んだけど、期待していたほどではなかった。
    出会わなくても差し障りなく ただ読んだという感想のみが残った作品だった。

  • 14年前の少女誘拐事件(64)に刑事として捜査した三上義信だが,犯人を挙げられないことが県警としてのトラウマとなっていた.三上は人事異動で広報官として勤務しているが,娘のあゆみの家出も未解決で元婦警の妻美那子も落ち込んでいる.記者クラブの連中と匿名の件で騒動が起きているところに長官視察の報が入り,対応に苦慮する.視察の本音は刑事部長にキャリアを当てることが判明し,それを阻止する動きを開始するがあちこちにバリアが出てくる.件の少女の父親に長官訪問計画で立ち寄りを打診するが断られる.組織上の駆け引きで三上が押したり引いたりする場面は巧みな記述で楽しめる.長官訪問直前に64事件を模倣したような誘拐事件が発生し,県警挙げての対応を迫られる.執念で64の犯人の声を突き止めた少女の父親雨宮芳男と64事件での隠蔽事項を告発した幸田の連携で,日崎正人を警察に認知させる.ストーリーの展開がダイナミックで非常に楽しめる.三上の心持を客観的に記述する著者の力量は素晴らしい.

  • 映画を先にみたのでストーリの理解がしやすかった。
    映画で良くわからなかった内容がよくわかった

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64(ロクヨン)の作品紹介

昭和64年に起きたD県警史上最悪の誘拐殺害事件を巡り、刑事部と警務部が全面戦争に突入。広報・三上は己の真を問われる。究極の警察小説!

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