傾国子女

著者 :
  • 文藝春秋
3.37
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本棚登録 : 231
感想 : 42
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  • Amazon.co.jp ・本 (388ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163818900

作品紹介・あらすじ

奇跡的美貌を持つがゆえに、地獄をめぐる女の運命は?白草千春が13歳のときに、多額の借金を残して父が失踪。父の知人・小児科医である花岡の家に移り住むも、彼は少女偏愛者だった――。養父に、ヤクザに、京都の黒幕に身を捧げ、「好色」の業を背負って、ジェットコースターさながらの激しい浮き沈み人生をおくった千春に、ハッピーエンドは訪れるのか。デビュー30年を迎えた著者が今のすべてを注ぎ込んだ、もっともエロティックで崇高な問題作。装画は「テルマエ・ロマエ」のヤマザキマリ。

感想・レビュー・書評

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  • 作者の頭の中の妄想として十分エンタメ。
    でも感情移入し辛いんだよな。
    最後15年分端折り過ぎだよな。書くの飽きたのか?

    島田雅彦は当たり外れ多そうだから次は書評読んで選ぼう。手元にもう絶望キャラメル来ちゃってるけど。

    蛇足 島田雅彦ってイイ男扱いされてるけど俺の目からはそうでもないし、作品読んでもモテないオーラ凄く感じるわ。

  • 男性が女性を一人称にして書くとこーなるの多いよなぁって思った…主人公がどーなっていくのかすごく気になったけど…なんかさらにさらに転落していく姿がしんどくなって最後まで読めませんでした… でも出てくる政治家は具体的なモデルがいるのかなって気になりました。

    • obitetsuさん
      男性が女性を一人称〜 同感です。
      男性が女性を一人称〜 同感です。
      2020/12/09
  • あまりにも波乱万丈すぎる千春の人生。
    でも面白さにすいすい読み進んで、388ページの分厚い本なのに1日半で読破。

  • ピンと来ませんでした。
    絶世の美女って、どんなん?復讐って、何に?
    なんか全然私には伝わってきませんでした。

  • ちょっと軽いね。

    読了、やっぱり軽かった。

  • 独特な世界観であると思います。
    スピーディーに絶世の美女が、子供時代から成長していき女になっていく波乱万丈の人生が描かれている。
    現実としては、ありえないんだろうけど大変リアル。
    それゆえなのか自然と嵌って読み込んでしまう。

    島田雅彦さん、面白いですね。

  • 波瀾万丈な女の一生!の話、出生から、学生時代、社会人、政治家の愛人になり、捨てられて復讐し罪をかぶりお勤めまで読み応えある大作!ドラマ化したものみたい

  • 【絶妙な女一人語りで紡がれる現代版「好色一代女」!】常に男たちの注目を集め争いの元になる「災いの女」でありながら、誰よりも貪欲に幸せを追い求めた白草千春の波瀾万丈の人生。

  • 著者は、ここでも政治家やカネに群がる輩を排斥し、ヤクザやホームレスにいくらかの支持を示す。 そんな反体制の姿勢や、占いや予知能力を肯定的にと らえる姿勢は変わらない。凡作のような秀作のような 、いずれの要素をも秘めている作品だ。

  • 白草千春の一代記ですが、様々な男たちが彼女に近づいて離れていきます。
    美女の宿命はだいたい似たようなものなのでしょうか。

    恐らくほとんどの女性は美人に生まれたいと思っているのでしょうが、本書を読めば、美女ほど真の幸福からはかけ離れるのではないかと感じました。

    美女は若さも武器とすることからすれば、若いうちに至福を得てしまい、衰えたあとの人生を思考せず、人生中盤から後半にかけて堕落するパターンとなるのが一般的なのでしょうか。
    イケメンは出世できない論も含めて熟考すべきと思いました。

    面白く一気読みできました。

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著者プロフィール

作家

「2018年 『現代作家アーカイヴ3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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