余命1年のスタリオン

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著者 : 石田衣良
  • 文藝春秋 (2013年5月16日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (543ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163821207

余命1年のスタリオンの感想・レビュー・書評

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  • 余命宣告されたのにこれだけ自分の力を発揮できるとは素晴らしい。
    普通なら気分がドヨ~ンとしてしまって、「あぁ、もう終わりだ」と落ち込んでしまいそうなところなのに。
    やるべきこと、やりたいことがあるっていいもんだな。
    ひとつひとつ、毎日毎日、丁寧に過ごしたいもんだ。

  • ガン告知をうけた俳優の生き方を描いた作品。
    生きることを真剣に考え、一分一秒を大切に感じるのは、実際のところ、本当に命の重みを知るときなのかもしれない。
    新しい命と失いつつある命がある。
    命とは、愛とは。
    改めて考えながら、今あること、できること、自分に問いかけられてくる石田衣良作品です。

  • あらすじ的にはありがちかな、と思いましたが、それぞれのキャラクターがとても手に取るように想像できて主役の当馬の気持ちや意識の変化、深い感情などすごくよく分った。ああ、男の人ってこういう風に考えるんだ、と発見もあった。そして何度も涙がポロリという感じだった。どんな人でも向くわ得るし、変われる。そして人の気持ちを動かすのは、人の心。みたいな考え方が私はとても好きだった。また芸能界、俳優の描写が知らない世界だっただけにリアルで興味深かった。

  • 肺がんで余命宣告を受けた俳優さんのお話。
    ウェイトは患者<俳優
     ■ ■ ■ ■ ■ 
    文章が読みやすいのは好き。
    ただし、読みやすい文章が逆効果にもなって、途中でちょっと飽きちゃうって言う ね。
    展開もベタやし。
    もっとスピードがほしいけど、速くしちゃったら、その分主人公の生が短くなるってことで悩ましい。
    たとえフィクションでも、あんまり人の死を願いたくないよね。
     ■ ■ ■ ■ ■ 
    キャラ読み派としては、ヒロイン・あかねちゃんにあんまり魅力感じないんだなぁ。
    共演の女優さん達のが魅力的に感じるんやけど。
    私が「男性」でも「有名人」でもないからなのかしら?
     ■ ■ ■ ■ ■ 
    「余命」ではなく「余生」と捉えるってとこは、思わずはっとしちゃったよ!
    この考え方は、将来のために覚えておこう。
     ■ ■ ■ ■ ■ 
    ダンナと息子に先立たれる佐織さんを想うと泣ける。
    そのぶん、ラストに「良かったねぇぇぇ」感。
     ■ ■ ■ ■ ■ 
    現実には余命宣告なんて受けた日にゃぁ、本人にも周囲にも、もっと「毒」が生まれる筈。
    もし、ウチの娘がそんなひとと結婚するってなったら、もろ手を挙げて祝福って難しいと思うもん。
    ファンタジーとして読むくらいでちょうど良いお話なんじゃないかな。

  • 気が進まなくて別の本に逃げていたんだけど読み進めると停まらなくなる~小早川当馬は35歳の俳優だ。大学の時,ただ就職するのは面白くないと,スタリオンボーイというミスターコンに出てグランプリを獲得し,モデルから売れない時期を経て,種馬という二枚目半の地位を築いた。小さな事務所で,主演映画を作ろうとするが,脚本だけができるいる状態で,新人マネージャーは他に就職できなかった冴えないポッチャリ女子の木内あかねだ。種馬らしい生活と言えば,年上の女優・同年配のモデル・年下のホステスという3人の女性と巧く付き合っている点だ。空咳が治まらないと受診してみると,肺癌の中でも手術はできない小細胞癌で1年後の生存率は50%と診断された。1年の内に遺作となるだろう映画は完成させたい。母と死ぬまでに何をやるかを考えろと言われても,それしか思いつかなかったが,小児癌のタケシという少年と話をして,癌患者が如何に差別され,その家族までも巻き込まれる点を改善したいと思いつき,癌の告知と映画制作発表を組み合わせた。助演女優は50を前にした元清純派女優を拝み倒した。タケシに励まされ,1回目の抗ガン剤治療を耐えた後のタケシの死は,もう一つの夢,自分の子を遺したいを心に灯した。恥ずかしくもモデルとホステスに自分の子を産んでくれないかと頼みたいのだが,切り出す前にホステスからは別れが切り出され,モデルは青年実業家の方に切り替えていた。真実の愛を捧げる主演女優が決まらないが,映画会社の大株主の俳優から自分も癌を克服したので頑張れと言う励ましをもらったついでに,ライバル映画の女優のレンタルを受けることに成功した。映画の撮影が開始されると,主演女優は大御所の子を妊娠していることが判明し,口利きを当馬は頼まれる。何と言おうか迷っている内に女優は流産し,子を産んでくれる女はいないかとマネージャーに相談すると,あかねは満更でもない様子だ。大学時代に唯一付き合っていた男を追っ払った夜から,当馬とあかねは一緒に暮らし始める。映画はなんとかクランクアップし,2クール目の抗ガン剤治療は体力を奪い,効果が現れない。余命一年と宣告された1年と数日後,日比谷でロードショーの舞台挨拶に立った当馬は,入籍と妻の妊娠を観客の前で告げた。治療は放棄し,緩和ケアを受けつつ,3月の妻の出産を待つ~途中,遠回りする感覚で,だれてしまったが,物語の世界に浸っていると,時々感動させられる。この話は逸見アナウンサーの話か? 山崎努の話? 金子の話? 石原プロは舘頼み!と実話を見ていくと,集中力が途切れてしまう。石田さん,流石ではあるけれど,できればIWGPの続きが読みたいです

  • タイトルで馬の話かと思ったらちがってて、種馬王子のキャラで芸能界で生きる主人公当馬の主演映画と肺がん闘病の話だった。映画の成功のために自分の病気まで賭ける当馬の執念。要領が悪い新人マネージャーも、生意気な事務所の後輩も、だんだん親しみやすくなってくる。石田衣良さんの人への温かさを感じる話だった。

  • がん患者さん、患者家族、がん関係者全ての方に読んで欲しい素晴らしい本でした。 仕事もプライベートも順風満帆で、女好きで軽さが売りの俳優が、小細胞肺がんになって残された人生を全うする話です。 告知された時の心境、衝撃・不安定・適応、患者同士の共感、幸福の敷居の高さ、差別、副作用の辛さ、がんになったから出来た事、見えたもの。治療や緩和ケアへの移行期、その時々の心情や状況、環境がよく書けています。患者自身が書いたのかって思う程。 1人のがん患者の幸福な「がん人生・がんとの付き合い方」が1冊に集約されてました

  • 「種馬王子」の異名通り、仕事も性も奔放な俳優ががんで余命宣告を受け本当の幸福を知っていく話です。
    私的には当馬は城田優か小栗旬でイメージしました(初期の興味のない他人への軽薄さを出せそう)。

    展開的にはありがちで予想はできたのですが石田さんの文章のせいか惹きこまれつつさくさく読めました。
    助かってほしいような助からないんだろうなという微妙な気持ちでした。

    作中ドキッとする言葉が度々あって胸をつかれました。
    一番残っているのは「生に怠けている」(だったかな?)。
    確かに毎日怠惰に過ごしているかも。

    読み返すと確かに後半は急ぎ足気味かな?とは思いますががんの進行速度と当馬自身が感じている時間速度を現している、と解釈しています。

    ただあかねちゃんはいい子なんだろうしスケジュール管理もできるんだろうけれどあんまり好きじゃない。

  • 陳腐だな!ご都合主義だな!

  • 肺がんになったプレイボーイ俳優の話。

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余命1年のスタリオンの作品紹介

がんに侵されたプレイボーイ、最後の奮闘!二枚目半の芸風から「種馬王子」というあだ名を持つ俳優、小早川当馬。仕事では着実にキャリアを積み、プライベートも絶好調だった。訪れた病院で、癌の宣告を受けるまでは。余命はたった一年。残り少ない人生で、世界に一体何が残せるのか?俳優として、一人の男として、当馬の最後の挑戦が始まる。

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