- Amazon.co.jp ・本 (299ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163823201
感想・レビュー・書評
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信長の時代。
人間の素のところを描いた。 -
表題作「王になろうとした男」☆☆☆☆
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信長が殺されなければならなかった理由が、こういう事だつたのかもしれないと思った。
実力次第でいくらでも出世できた下克上の戦国時代、その中でも抜きん出て実力主義の信長の周りには出世を狙う人々が集まり、競争の果てに信長をも倒さなければ出世が叶わないように。
様々な人の思惑が渦巻き、感心しながら読んだ。
最終章の黒人の小姓、ヤスケの話は切なかった。どうかヤスケが助かっていますように。 -
第150回直木賞候補作。
信長にまつわる武将達の生き様を描いた短編集。
「王になろうとした男」はそのラストを飾る。
もう少し緻密な心理描写や風景描写があった方が良かった。
「王になろうとした男」までは信長を描かずして信長たるものを語る。といった感があったが、「王になろうとした男」で結局は、秀吉のしたたかさが強調されてしまった感じがする。
ただ全編を通して「天下=王」をとろうとした男達の生き様は描かれている。
初作家だったので、他の作品も読んでみたい。
2014.1.13読了 -
信長に魅せられた男達のそれぞれを描く短編集。
時代の空気が感じられて、おもしろかったです。