- Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
- / ISBN・EAN: 9784163825304
作品紹介・あらすじ
漫画家・辰彦はある日、居酒屋の便所で女の尻を目撃する。それを境に「なにかが違う」日々がはじまった……。ギャグ、SF、音楽、テレビ――異能の創作者・天久聖一が愛するものすべてを注ぎ込みゴチャ混ぜにした爆発的小説、ここに完成! 装画は盟友の漫画家・長尾謙一郎が担当。
感想・レビュー・書評
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題名がこんな安っぽくなければ評価できるのに。
終盤の狂気の夢の世界があまり影像が浮かばず店舗も悪く残念。 -
POPEYE 2015年JANUARY Issue813
本と映画のはなし
橋本愛さんが紹介していた。 -
【ネットで話題騒然、人気漫画家の処女小説】漫画家の辰彦は便所で美女の尻を目撃する。やがて周りの人間の記憶が自分と少し異なることに気付く。ファンキーかつ真摯な震災小説。
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バカドリルの天久聖一の小説だー読もーっと読み始めた。
妄想の連なり、暴走。不条理、奇妙な世界。
でも、ただの変な小説で終わってない。
世界が広がり続ける様で、実はどんどん内側に入り込んでいく感じ。
何だか妙に残る本だ。やっぱり奇才だ。 -
11/16
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とにかくこの人が使うフレーズや名詞は天才的。キレッキレだ。単語と単語の組み合わせの奇跡が続く。後半の意外な、そして激流のような展開。さすが電気グルーヴと互角に渡り合うだけの作者のストーリーだと激しく納得した。
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すごい才能だなあ。こんなもの突然書けてしまうものなのか。
天久聖一の笑いのセンス、発想とサブカル的世界観を濃厚にちりばめながら、笑わせながら、寂しさと切なさがべっとりと肌にまとわりつく。
リリー・フランキーといい、松尾スズキといい、この人といい。馬鹿騒ぎと下品なジョークとくだらない笑いで埋められない「孤独」、を的確に表現するのが、なぜこんなにもうまいのだろうか。
とにかく今までに読んだことのないような、ものすごい小説だった。 -
タナカカツキと天久聖一を混同していた。リリカルなものと思って読み始めたら違った。俺も彼らと同じように歳をとっていたのだ。他人の妄想話を聞くのが好き。でも世界が年老いていくのと同時に粋な妄想に出会う機会も減ってきた。寂しさ具合がちょうどいい小説だった。好感。
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途中までは良かった。