まほろ駅前狂騒曲

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著者 : 三浦しをん
  • 文藝春秋 (2013年10月30日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (468ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163825809

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まほろ駅前狂騒曲の感想・レビュー・書評

  • シリーズ完結の巻。
    作品によっては、”各々の人生背景を抱えて、さてこれからどんな風に生きていくのでしょうか...”的に、ひと段落させてくれないものもあるが、この作品は大団円。
    ベタかも知れないが、やっぱり読後感が気持ち良いものだ。
    シリーズ全巻読み通して良かった。

  • この人の軽やかでユーモアにあふれつつも含蓄が深いエッセイはとても好きですが、小説は読むのに時間がかかってしまいます。
    『舟を編む』とは正反対と言ってもよいほど、奇天烈がキャラクターが跋扈するこのシリーズを読むのは3作目。

    これまで、サブキャラに振り回され系の主人公が唯一感情移入できる人物でしたが、話が進むにつれ、ストーリーに流されすぎになってきた気がして、今回は少し不自然さを感じました。(久しぶりにシリーズを読んだためかもしれませんが)
    加えて話のボリュームについていけず、後半はかなり流し読みしてしまいました。

    それでもこれまで謎だらけだったサブキャラ、行天の思わぬ過去がわかったため、スッキリ感はあります。
    どこを向いても強烈な個性の人物ばかりがひしめく作品。
    それを上手に共存させているところにリアリティが感じられ、作家の筆力を思います。

    考えてみれば、何でも屋というのは因果な商売で、依頼された仕事は「何でも」こなすのが当たり前。
    そのため、さまざまな面倒やごたごたの元となるやっかいな依頼が、彼の元に運び込まれます。
    人のいい人助け気質と、ことなかれ主義と、巻き込まれ属性を持つ主人公なので、引き受けては騒動に巻き込まれることに。
    行天が、頭の回転が速く、加えて何を考えているかわからず、さらになにをしでかすかもわからない人物というのが曲者です。
    主人公は、じっくり考えて動くタイプ。二人のテンポが違うため、これでは振り回されてしまうのも仕方がないでしょう。

    まほろシリーズはどうもこれで最終となりそうな内容。
    都会過ぎない都市の住みやすさと煩わしさがよく描かれていました。
    登場人物はそろいもそろって独特のキャラクターですが、基本、みんな気のいい人ばかり。
    最後は後味よくハッピーにまとめられていました。

  • 2017/5/5
    帰ってきてよかった~
    ホッとした。
    だって寂しいじゃない。
    しかもお隣で探偵ですってよ。
    いない間は多田の彼女の家にいたってなんだそれ。
    続きも楽しみです。

  • 映画見たいなー

  • 4.0 愛すべきまほろ市民。

  • 映画は公開時に矢も楯もたまらず観て、小説はようやく手に入れて読了。
    もちろん「便利軒」と「番外地」はそれぞれ読了、観賞済み。
    だから、まほろでの懐かしい面々との再会がまずは嬉しい。
    そして、平成の『傷だらけの天使』こと多田と行天のやさぐれ感に男心をくすくぐられる。
    こういうチンピラな生活に憧れるんだよなオトコってヤツはさ。
    本を読みながら呑む安酒と適当な肴の味も三割り美味い。
    表向きはお気楽でハチャメチャなドタバタストーリーなようでいて、底には脛に傷持つ男達の繊細で複雑な感情がこれ以上はないと思われる程に的確でビビッドに描き込まれている。
    しをんさん、さすがです。

  • 三浦しおんの直木賞受賞作、「まほろ駅前多田便利軒」の続編第三弾。

    まほろ市を舞台に、町の便利屋を営む多田と雇われの行天、このふたりを取り巻く人々の騒がしい日々が描かれている。
    一作目、二作目とたくさんの個性的・魅力的な人達(またの名を“愛すべき変わり者”)との出会いと交流を重ねながら、ふたりの関係にも変化が訪れ、今作でひとつの区切りを迎える。

    「まほろ駅前」は、いわば“家族でもない老若男女との程良いくされ縁小説”だ。

    そして私は、人が生い立ちや家族の中で負った傷と痛みを、新たな出会いと関わりの中でやわらかく回復していくこの手の話が、どうしようもなく好きだ。

    人生で一度も傷を負わない人間なんて、多分きっといない。
    そしてひとたび深手を負えば、いくら見ないようにしたって、いくら時間をかけたって傷跡は残る。それでも、その傷跡の痛みが癒され、それを穏やかな気持ちで撫でて懐かしむ日が来る。そう信じて歩めることこそが、人に与えられた静かな希望ではないか。
    静かに静かに、少しずつ。新たに出会った人達が吹きかけてくれるやわらかい吐息を受けて、自分の指で祈りながら、撫でるように傷を癒す。
    自分も多少、多田に似た経験をしたからなのかはわからない。でも、そんなことを感じた。

    家族との哀しい別れを経て、今作で新たな女性との1ページを開いた多田が、自分の幸せが図々しい、と自嘲する。
    行天が、俺はそうは思わないと言い、再出発を静かに喜ぶ。
    本当に、人の心に寄り添うとはこういうことなのだと、心で泣いた。

    最後はこれまで紡いできた便利屋ファミリーが一堂に会しての、ビバまほろ大団円。
    とても温かい気持ちが満ちる。
    そして、幸せを追いかけていたのに、幸せが訪れたことへの一抹の寂しささえ感じさせるラスト。
    三浦さんは徹頭徹尾、とにかく優しい。

    三作を読んで思い出したのは、bump of chicken のrayの歌詞。

    「あまり泣かなくなっても 靴を新しくしても 大丈夫だ あの痛みは 忘れたって消えやしない」

    あと、本作がハマった方は、ぜひ「3月のライオン」も読んで欲しい。

    新しい年も、便利屋事務所に程々にトラブルが舞い込むことだろう。
    多田と行天には、まほろのみんなを巻き込んで(むしろ巻き込まれて?)、町を賑やかに走り回っていて欲しい、と切に願っている。

  • ギョーテンに 振り回される タダさん!! 二人にかかれば どんな 難解事件でも 解決!?
    この 物語は ギョーテン中心に 回っているね♪

  • まほろ駅前シリーズ第三弾。とにかく、多田と行天の掛け合いが面白い。第一弾ではチワワが、今回は行天の子供が二人をより接近させる。行天の発想に驚きながら楽しんで読んだ。

  • 番外地のフリを丁寧に一つ一つ拾っていく内容。ドキドキ感はないが安心して最後まで読めました。ラストは予定調和な感じ。

  • まほろこれで終わりなのさびしい。またいつか続編出てほしい。

  • シリーズ3冊目となれば、飽きそうなものだが、次々と騒動がおこり、面白かった。爺さんのハイジャックはありえないが、それぞれのキャラクターが際立ってすごいいい。

  • お久しぶりのまほろ!多田と行天!!!
    相変わらずいいなあ~2人の不器用な信頼関係だいすき!そしてまほろだいすき!安定の面白さで大満足。こんな分厚いのにすぐ読み終わっちゃってさみしくなる。それくらい、登場人物たちを身近に感じる。やっぱりいいなあ、まほろ。終始にやにやしながら読んでしまったー。
    多田もおめでとうだし、行天もよかったよ。うんうん。また彼らに会いたいよう。多田瑛太と行天龍平にも会いたいよう。

  • はるちゃんかわええ。
    3部作読みおえて、このシリーズ大好きだなあって思ったけど…
    イメージもう瑛太と松田龍平に固定されてるから挿絵がいらないな。笑

  • ★★★★★まほろ駅前多田便利軒、番外地、狂騒曲。3作品を読んで、狂騒曲が1番面白かった。軽トラのキーを取り合い、バチバチと手を叩き合う。二回目で噴き出すwww「正しいと感じることをする。でも正しいと感じる自分が本当に正しいのか疑う。」みんなが南口ロータリーに集結してくる様は圧巻でした。まさに狂騒曲!期待を裏切らない!スピード感がたまりませんでした。なんとも気持ちのいい結末で、落ち込んだ時に読みたい本第1位!傑作!

  • 269ページ
    泥のように堆積した気持ちのなかから、まただれかをいとしいと思う心が芽生えてきたことに驚いてもいるんです。

  • 出てくる全員がさりげなく優しい。
    この分厚さを飽きずに読める。
    子育てあり、恋愛あり、盛りだくさん。
    じんわりもする。
    タクシーの場面とか、終わり方もいい。
    もう、シリーズものにしていいんじゃないだろうか?

  • 面白かった。つらいことを抱えても生きようとする弱さと強さ。一応の終着点。続きがあるのなら、待ち遠しい。

  • 多田便利軒シリーズ第3弾。
    まほろ駅前で便利屋を営業する多田のところに行天晴彦が転がり込んで2年。
    今回の依頼は、行天の元妻(と言っても三峯凪子に精子を提供しただけで、妊娠中に離婚し、凪子は「はるちゃん」を主産し、今は女性のパートナーと3人で暮らしている。)から、多田のところにはるちゃんを1か月半預かってほしいというもの。
    行天は幼少時、母親から虐待に近い扱いを受けており、そのためか、大の子供嫌いのため、多田は悩んだ挙句、行天に話さないまま引き受けてしまう。
    はるちゃんを自分の姪だと言って紹介するが、はるの一言で真相はバレてしまう。
    なんとか、行天を説得し、はるちゃんとの3人生活が始まる。
    はるちゃんを寝かしつけたのち、多田は行天を残しキッチンまほろを経営する柏木亜沙子のもとを訪ねる。二人は自然と惹かれあっていたのだ。
    そんな中、やくざの星から無農薬野菜を生産販売しているHHFAという団体の不正を暴けとの依頼を受ける。HHFAの前身は、「声聞き教」という新興宗教団体で、行天の母が信者であった。
    HHFAと行天との対決、はるちゃんと多田、行天とのやりとり、岡じいさんと横中バス、多田と亜沙子さんの関係。
    読んでいて思わず笑みがこぼれるとっても面白い小説でした。

  • 行天かっこいいよ!行天!
    はるちゃんを預かる話が面白かった

  •  まほろ駅前シリーズの第三作。

     東京都西部のまほろ市。多田啓介は生まれ育ったその街で便利屋を営んでいる。まほろ市郊外で時々、バスが間引き運転していないか確かめる仕事を依頼してくる岡など、常連客もいる。
     行天は多田の便利屋に居候中。

     多田は行天の元妻から、1か月娘を預かる仕事を受ける。だが行天からは当然反発を受ける。

     また、HHFAという無農薬栽培をしている集団と、岡のような老人たちの集団と、まほろ市を仕切るヤクザの星たちと、とんでもない騒ぎになり……。

     今までの因縁や、宗教的なHHFAとの関係が緊張感をもって読めました。

     多田についても行天についてもそれぞれ新しい生き方が出てきたのかなと思いました。

     とにかくまほろ市が熱い(笑)。
     ハコキューとか、横浜中央交通とか。
     三浦さんの男同士の友情好きと、地元愛を感じます。

  • シリーズ第3弾。前2作に登場した人物が、大集結して、騒動を起こし、まさしくタイトルの「狂想曲」にふさわしい内容だった。3作目にして、行天の過去が明らかになったり、自分の中で登場人物への愛着が湧くようになった。ぜひ続編を期待したい。

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まほろ駅前狂騒曲の内容

まほろ駅前で起きる、混沌と狂乱の大騒ぎ!
まほろ市で便利屋稼業を営む多田と行天。ある日多田は行天の元妻から子供を無理やり預けられて困惑する。待望のシリーズ第3弾。

まほろ駅前狂騒曲の作品紹介

2013年に瑛太、松田龍平のコンビでテレビドラマ、映画化された「まほろ駅前」シリーズの第三弾!
前二作に引き続き、今回もまほろ駅前周辺で事件が起きます。

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