路地裏のヒミコ

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著者 : 飴村行
  • 文藝春秋 (2014年2月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163900230

路地裏のヒミコの感想・レビュー・書評

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  • 2017年、19冊目は、約1年半振り『爛れた闇』以来の飴村行。120p前後の中編2本収録。

    水銀のエンゼル:チョコボールのCM、「銀のエンゼル」のパロディー的タイトル(?)。医大を中退した藤村晃介は、新人作家。やっと、仕事が軌道に乗り始めたために上京。その住まいの隣には、偶然にも彼のファンの女性が住んでいた。

    路地裏のヒミコ:大学卒業後も、ネオモラトリアムな生活を送る大輝。大学からの彼の友人でミュージシャン志望の茂夫。二人は25年前、預言者として地域のカリスマであった「ヒミコのオッサン」の、その後を追いかけるようになる。

    飴村行と言えば、『粘膜』シリーズ。そこで見せた、エロ、グロ、暴力、冒険の飴村流エンターテイメントは今回抑えめ。逆にコミカルな部分が前面に出ている印象。どちらかというと『爛れた闇』の感触に似ている。『粘膜』シリーズ好きには正直、物足りない。逆に、飴村行入門編にはイイかも、といった感じ。

    個人的に一番残念なのは、2本ともクライマックスでヒネって、オチ。このヒネり方、オチのパターンがあまりに近すぎるコト。その辺考慮して、ギリギリ★★★☆☆。

  • 粘膜シリーズで強烈な印象を持った作家です。
    期待して読んだけど、粘膜以上の面白さは無かった。
    残念。でも大好きな作家なので、次回作も読みます。

  • 中編2編。

    飴村さんの作品を初めて読んだ。
    ミステリとユーモアとホラーが融合されていて
    おもしろかった。

    粘膜シリーズがすごいらしいので
    読んでみようと思う。

  • 「水銀のエンゼル」と表題作の中編2編を収録。

    「水銀」は、私小説風?と思わせる叙述で、何こいつ恵まれてるの、粘膜シリーズの飴村行このままでは終わらないよね、と思っていたら、最後の最後で大逆転。みなもの見事に口汚い長台詞により、それまで晃介視点で語られていたのがくるりとひっくり返って、いかにいい気なもんだったかわかる。悲惨だがすがすがしい。
    「ヒミコ」のほうがホラーファンタジー要素が強いが、一番不気味で怖いのは、おとなしそうな大輝の所業だという。大輝は、大聖環帝國法典第1条(侮辱罪)の前に、第2条(婦女子に狼藉)で死罪だよね!

  • 粘膜シリーズより比較的われわれのいる世界と地続きの世界での話。しかしやはり一筋縄ではいかないから安心、というかむしろ安心できないというか。こういう感じも書けるなら直木賞狙えば取れるね、きっと。

  • 【誰も見たことのない、ユーモアとホラーの融合!】漫画家志望の大輝は、三人の死を予言した「ヒミコのオッサン」の噂を聞き、彼を良く知る人物に取材を行う。恐怖の中篇、二作を収録。

  • 評判があまりよくなかったので期待しないで読んだらのめりこみました。正直表題作よりも水銀のエンゼルのほうがいい。ぐるんと展開が動く瞬間は「あ、これミステリだったんだ…」とどきどきします。
    規格外の怪作、と帯には煽りがありますが、普通の本と割り切って読んだ方がいいです。特別なグロもないので安心して読めるし、むしろ読みやすい部類ではないかと感じました。
    「いわゆる身も心も美しい女なんてこの世に存在しねーからな」

  • 悪くは無いけど飴村さんにしては弱い。

  • 水銀のエンゼル
    大学中退から作家デビュー。全く、売れない。
    あまり関わり合うのはよさそうだと思った隣人の女性と、自分のファンだと言われ、親しくなり肉体関係。
    昔、ふられた女が離婚。結婚するために別れを告げる。
    女が豹変。昔、ふった女の娘。父親は自分。
    水銀を射たれ、絶命

    二十五年前に三人の死を予言し姿を消した、
    百発百中の予言者「ヒミコのオッサン」。
    漫画家志望の大輝と、ミュージシャン志望の茂夫は、
    軽い気持ちで彼の行方と正体を探りはじめる。
    当時をよく知る人々の取材をするうちに、
    二人が辿りついたのは、想像を絶する恐怖の真相だった……。

  • 25年前に姿を消した、百発百中の予言者「ヒミコのオッサン」。漫画家志望の大輝は、3人の死を予言した「ヒミコのオッサン」の噂を聞き、彼を良く知る人物に取材を行うが…。恐怖の中篇全2作を収録。

    エロ、グロ、ホラー、ユーモア、ナンセンス、狂気…、飴村行の粘膜シリーズでいかんなく発揮された持ち味のうち、いくつかが欠けていた。それでも相変わらずのReadabilityで飽きることなく読ませる。でも特に表題作、かなり「イってしまっている」感があるが作者、大丈夫だろうか?
    (B)

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路地裏のヒミコの作品紹介

笑いに包まれた恐怖をご賞味あれ!二十五年前に三人の死を予言し姿を消した、百発百中の予言者「ヒミコのオッサン」。漫画家志望の大輝と、ミュージシャン志望の茂夫は、軽い気持ちで彼の行方と正体を探りはじめる。当時をよく知る人々の取材をするうちに、二人が辿りついたのは、想像を絶する恐怖の真相だった……。「粘膜シリーズ」で人気沸騰中の飴村行が、約二年間の沈黙を破って放つ、渾身の怪作。

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