きみは赤ちゃん

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著者 : 川上未映子
  • 文藝春秋 (2014年7月9日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (294ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163900704

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きみは赤ちゃんの感想・レビュー・書評

  • 産後クライシス、恐るべし…
    年内に出産予定なので、とても勉強になり
    ある程度の覚悟も出来ました。

  • 入院中、ベッドでさらーっと読めました。

    川上さんの、妊娠発覚から1歳までの壮絶な日常をありのままに描いたエッセイ。

    お産の大変さや、育児の壮絶さは色んなところで聞くけれど…

    産後クライシス!
    私にもやって来るのか?

    もう少し出産が近づいたらまた読みたい。
    愛の溢れるエッセイでした。

  • 13刷~出産編:できたら,こうなった!・陽性反応(28日周期だと思っていたが,ちょっとずれていた。排卵検査薬でチェック)・つわり・出生前検査を受ける・心はまんま思春期へ(おっぱいマッサージを続けて)・恐怖のエアロビ(無痛分娩のクリニックは4階にエアロビスタジオ)・かかりすぎるお金と痛みについて(一出産140万円のプラス)・生みたい気持ちはだれのもの?・夫婦の危機とか,冬・そして去ってゆく,生む生むブルー・いま,できることのすべて・乳首、体毛、おっぱい、そばかす、その他の報告・破水(おしるしだと思っていたら破水だった)・帝王切開(破水後バルーンを入れ48時間待っても子宮口は開かず)・なんとか誕生(男児・おにぎりのようからオニ)・産後篇:生んだら,こうなった!・乳として・かわいい♡拷問(乳首にかさぶた・くつづれだと思えと)・思わず,「わたし赤ちゃんに会うために生まれてきたわ」といってしまいそう・頭のかたちは遺伝なのか(父も母も絶壁だから心配)・3ヶ月めを号泣でむかえる・ひきつづき,かかりすぎるお金のことなど(ベビーシッターを頼むと5時間/平日で月25万)・髪の毛,お肌,奥歯に骨盤,その他の報告(髪がごっそり抜ける)・父とはなにか,男とはなにか・夫婦の危機とか,夏・いざ,離乳食・はじめての病気・仕事か育児か,あらゆる所に罪悪感が・グッバイおっぱい・夢のように幸せな朝,それから,夜・ありがとう1歳~芥川賞作家が35歳で初妊娠・出産。妊娠して,前夫と別れて再婚したことを発表。時期的に家の娘と同時期だ。同じようなことで騒いでいたなぁ…。懐かしい。P22「でも,赤ちゃんにかんするすべての責任は母親にあるような気が,おかしなことだけど,やっぱりあるのだ。そういう感覚というか,刷り込みのようなものが。」P231「なにがあってもオニはわたしが守るし,なにがあってもわたしが一緒に生きてゆく。しかし,あべちゃんは他人である。それなりの縁はあったかもしれないけれど,しかしれっきとした他人である。なぜ,こんな状態のわたしが大人であるあべちゃんの食べるものを作らなければならないの。わたしはあべちゃんの母親ではない。料理の代わりというのなら,掃除も洗濯もしなくていい。そんなもんぜんぶ汚れたままでいいし,気がむいたときに自分とオニのぶんはやるから,もう放っておいてほしいし,いっそどこかへ行ってほしい。」…ふーむ…

  • ◆きっかけ
    妊娠中の友人への贈り物に、おまけで本を一冊付けようと思って。候補の一冊として。
    ◆感想
    ざっと読み。友人にあげるのは、『そういうふうにできている』にしたが、これも面白かった。第二子を妊娠したら、その時また読みたい。2017/5/18

    以下は自分用メモ。

    p245の初めての哺乳瓶のくだりを読んでいて思い出したのが、娘5ヶ月の時に旦那に娘を預けて、産後初めて一日外出した時のこと。
    片道4時間以上の会場での結婚式に参加するため、早朝〜深夜まで出かけた。
    2週間ほど前から母乳を冷凍して貯めはじめ、同時に哺乳瓶の練習もして飲めるようになり、いざ!と出かけた。
    が、夫の報告は、日中はほとんど飲まず、夕方やっとゴクゴク飲んだというものだった。詳しく聞くと、哺乳瓶のゴムと抑えのキャップが噛み合っていなかったらしく、空気が入ってしまい上手く飲めなかったようだ。夕方何かの加減でパコッとハマって、その時は娘はゴクゴクと必死で飲んだよう。喉が渇いてお腹もペコペコだったのだ。
    これを聞いて、なんで!?という怒りというか、悲しみというか、もっとちゃんとして欲しいという不安というか、色々と思うことがあった。何よりも、そのことをあっけらかんと話す様子に、なんで…という気持ちが溢れた。娘に対して申し訳ないっていう思いをもっと持ってほしいと感じたし、哺乳瓶の使い方も説明したし説明書も渡したのに、ちゃんとしてくれなかったその姿勢も悲しかった。
    もとから夫は「人を責めず、自分も責めない」という具合の人で、私の育児や家事についても(料理以外には)文句を言わない人だった。
    私もその時強くは言えなかったし、哺乳瓶の使い方も、安易に「大人なのだし大丈夫だろう」と考えるのでなく、もっと丁寧に伝えれば良かった、とも反省した。(説明書も渡したのになんで!?そこまでしなきゃいけない!?という気持ちもあるにはあったが。)
    実際に何とかなったのだし、一日お世話してくれてありがとうという気持ちも大きかった。しかし、すごく脱力感を感じた。
    読んでいて、そのことをありありと思い出したので、ここにメモしておく。2017/5/20

    ◆引用
    p84…あれだけ日々ネットにつながっていてときにはしょうもない情報を読んだりしているはぶなのに、その時間はたんまりあるはずなのに、われわれの一大事であるはずの妊娠、ひいてはわたしのおなかの赤ちゃんについてただの一度も検索をしたことがない、ということに、わたしはまじで腹が立ったのである。(中略)わたしからの報告じゃなくて能動的に知ろうとしてもええんちゃうか

    →激しく同感!あげくの果てに夕食時の離乳食の時、娘に離乳食を食べさせている私の前で、食べ終わった食器もそのままに(いつもそのままなので当たり前の光景なのだが、この時はイライラしてしまった)、食卓でスマホを操作していた時はもう、ええー!??という残念極まりない気持ちになったのを思い出した。
    私は専業主婦なので、「夫は平日は仕事で忙しいのだし、休日くらい好きなことをしたいよね」という気持ちがその時は大きくて、強くは言えなかった。
    じゃあ、食器も自分で片付けて食卓でなくソファに移動してからスマホしてれば許せたのか?といえば、そうではない。食べ終わったのなら、「僕が食べさすよ」と言って欲しかったのだ。
    自分は専業主婦だし家事育児は一手に引き受けねば!という気持ちがある反面、2人の子なのに育児に対する姿勢が違うことが悲しい、という気持ちもあったのだ。

    p159…「ぜったいこうでなければならない!」という考えだけはもたないでいこうと言いきかせていたわたしなのだけれど、結果的に母乳メインで育てることになったのは、ありがたいことにおっぱいにトラブルもなく母乳が最初からと... 続きを読む

  • エッセイ。作者が妊娠をして出産、さらに育児にまつわるエピソードを事細かに語る。
    35歳。私とそう変わらない年齢だ。予定は全くないが、この一冊は、検査のことや出産方法、妊娠時二起こる現象…など妊婦にとっての実に細かな情報が掲載されている。全国のママ予備軍の女性には役に立ちそうな一冊だ。

  • 先月、孫が生まれたばかりのタイミングでこの本に出会った。
    出産も育児も忘れていたことばかり。

    内容は、きっとありふれたことなのに、読んでいるとぐいぐい引き込まれる。作家さんが正直に書いているからなのか。

    長男夫婦には言いたいことがいっぱいあるけれど、何にも言わずに(遠いし)とりあえず、この大変で濃厚な時期を楽しんでほしいと思った。

  • 子供を作る時にまた読みたい。

  • 妊娠から出産 そして子供が1歳を迎えるまでの 自分も経験したあの凄まじい2年弱の間の出来事を ひとつひとつ代弁してくれているようで 何度も涙がこぼれた。同時になんだか胸がすかっとした。痛くて 辛くて 悲しくて 孤独で。でも時々 そういう何もかもがすべて吹き飛ぶほどの幸せに満たされる あの不思議な日々は 過ぎ去ってみればやっぱりかけがえのない宝物になるんだなあ。ね ね そうですよね 川上さん。と心の中で激しく頷きながら 最後まで一気に読みきった。

  • もう全てに共感!これから産む方、産んだばかりの方、パートナーの方にもみんなに薦めたい一冊。

  • 授かること、産むこと、育てること、どれもが非日常の奇跡の連続なんだなと思う。
    多くの人が通る道かも知れないけれど、それぞれに違う道 。
    胎動を感じながら未来へむけ深呼吸する。

  • ラスト、胸がいっぱいになって涙が出た。温かい涙。あのかけがえのない愛おしい日々を思い出した1冊。エアロビの所はこらえられなくて声を出して笑ったよー。本を読んで笑うのは久しぶりだった。

  • 怖い。笑
    出産の時の話も、授乳の乳首の話も、体がムズムズと痛くなった。
    これがわたしにもいつかやってくるのですか(°_°)
    そして産後クライシス、、

    周りで妊娠したり出産した子が本当に増えたけど、みんなこんなこと経験してるのん、、?
    どうしよう、尊敬する。

  • 妊娠、出産のエッセイ本。
    最後のあたりの赤ちゃんのことが愛おしい気持ちを素敵な言葉で語られる部分が流石小説家、毎回読むたびに涙が止まりません。愛が溢れる本です。

  • 赤ちゃんを産むたび読み返したい。笑えて、泣ける。
    産後の疲労感の中だとちょっと文章量が多い気もするけど、ほんの少し勇気を出してぱらっとめくってみたら、心が軽くなると思う。

  • 妊娠・出産・子育てという身近な話題だけに興味深く読める部分も多かった。
    一方で、産後編では同じことの繰り返しでがっつり読むのがめんどくさくなり、斜め読みしたところも…。
    すごく色々なことをうじうじというかじっくりというか、考える著者なので、共感というよりも「そこまで悩む?!」と思ってしまった。
    すごく感性の豊かな人なんだなーって。
    自分と重なるとかはあんまりなかった。
    でも、そういう考えもあるんだなと思うと、まぁ参考にはなったかな。
    結局育児なんて人それぞれだし、我が子が可愛いのも当たり前。
    それをガンガン言われても、あーそうですかみたいな。
    育児ブログっぽい感じ?
    もともと他人に興味のないわたしには、あんまり向いてなかったかもしれません。

  • 妊娠前から、妊娠期、出産、子育ての体験を書いたエッセイ。女性の視点で、そうそうと思わずうなずき、共感する部分が多かった。

    面白くて、あっという間に読んでしまいました。

  • 辛さばかり訴えるのは苦手。最後に泣いた。

  • 全ての父母は読むべし

  • 一つ一つのことを繊細に捉えつつも大げさに考えすぎているのが作家らしい
    売れっ子だから経済的余裕があるのはわかっているけど所々に見える金に糸目をつけない爆買いがやっぱり庶民とは違うんだと感じずにはいられない
    日々の買うものに糸目をつけまくって吟味に吟味を重ねて買い物している私の気持ちは分からないだろう

    写真を撮りまくってあべちゃんと見せ合う時間はすごく共感できるし それって確かに旦那としか共有できないものなんだなと教えてもらいました

    もうスグ10カ月の娘の成長を堪えながらも暖かく見守りたいですね

  • 川上未映子さん自身の「妊娠~出産~育児」の体験談。すごくリアルにこと細やかに書かれているし、色々調べられたり吟味されているので、初めてのお産に有効になるような情報も豊富、更に独特のユーモアもたっぷりで、川上未映子さんらしい一冊。

    私は、現在39歳で、妊娠の経験はあれど、出産と育児の経験はなく、この先にもそういう経験はないと思うけれど、「女性として生まれた最大の幸せ(と表裏一体でセットでやってくる超絶な試練)」は、素直に共感することができて、全然不快に思うことも、気に障ることも、ここだけは解せないという部分も一切なく、むしろ純粋に自分のことのように、泣き笑いしながら楽しんで読むことができた。(かなり声に出して笑った)

    人それぞれの考え方を尊重できる持ち主の川上未映子さんだからこそ、そう思えたのだと思う。
    川上未映子さんではない方のエッセイだったら、考え方の偏りがあったりで、こんなに温かい気持ちで寄り添って読むことはできなかったかもしれない。

    私には経験できなかった、出産や育児、母親になった者だけが感じることができるもろもろの感情(正も負も含めて)。改めて素晴らしいなぁって思ったし、人生で一番っていうぐらいの貴重な経験だと思う。表現力のある方によって、その貴重な体験をこういう形で共有させてもらえたことに心から感謝したい。

  • 今までタイプの違う女性だと思っていた俵万智さんや、川上未映子さんも、親近感を覚えるようになったのは、やはり「出産、育児」をしている女同士だからだ。
    前半は、違うタイプの人の感じはあるのだが、後半の産後クライシスのあたりは、わかる、わかる、と大きくうなずきっぱなしで、これ以上ないくらいに協力的な夫にまであれだけ腹が立つのだから、もう産後クライシスは、産後生活とセットだと考えたほうがいいし、赤ちゃん教室などでも、こういうのがありますよ、でも産後のホルモンの仕業ですから、勢いで離婚するーとかなったらあきませんよ、とか忠告しておいたほうがいいと思う。参考文献として川上さんのこの本もおげておくのがよいと思う。
    赤ちゃんを愛おしい気持ちも、よくわかるわー、

  • はじめて、あとがきで泣きました。

  • 前半はウェブでも読んでいたのけれど後半を読んで、ぜひとも妊娠したら夫に買い与えなければ、と思った。あと、ネットのほうでどこだか忘れたけど川上さんが夫の些細なことにイライラして夫がゴミ出しかなにかに行って帰ってきた少しの時間でスーパーサイヤ人みたいになってて、夫はさぞびっくりしただろうみたいなことが書いてある所があったのだがこの本の中では見つからなかった。結構好きだったのに。

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きみは赤ちゃんの作品紹介

35歳ではじめての出産。それは試練の始まりだった! 芥川賞作家の川上未映子さんは、2011年にやはり芥川賞作家の阿部和重さんと結婚、翌年、男児を出産しました。つわり、マタニティー・ブルー、出生前検査を受けるべきかどうか、心とからだに訪れる激しい変化、そして分娩の壮絶な苦しみ……妊婦が経験する出産という大事業の一部始終が、作家ならではの観察眼で克明に描かれます。時にユーモラスに、時に知的に、子供をもつということの意味を問いかけます。 さらに出産後の、ホルモンバランスの崩れによる産後クライシス、仕事と育児の両立、夫婦間の考えの違いからくる衝突、たえまない病気との闘い、卒乳の時期などなど、子育てをする家族なら誰もが見舞われるトラブルにどう対処したかも、読みどころです。 これから生む人、すでに生んだ人、そして生もうかどうか迷っている人とその家族に贈る、号泣と爆笑の出産・育児エッセイ!

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