雪の香り

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著者 : 塩田武士
  • 文藝春秋 (2014年6月9日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (348ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163900773

雪の香りの感想・レビュー・書評

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  • 古都の風情と景色、季節と色、そして香り。ずっと漂う不穏な空気と、テンポの良い関西言葉の掛け合いに恋心。
    緩急がすごいのに、気がついたら最後まで運ばれてた。
    いま、とても京都に行きたい。そしたらもっと深く浸れる気がする。

  • 愛する人が突然消えたら…。胸がつまるシーンがあったが、面白かったし、考えさせられた。

  • 大学生の恭平は腰を痛めて動けない雪乃を助けたが、そのまま厚かましくも、恭平のマンションに転がり込まれる。戸惑いつつも、傍若無人な雪乃に惹かれていく。楽しい日々を過ごすが、突然、雪乃は消えた。12年後、新聞記者となった恭平の前に突然現れた雪乃との同居生活が再び始まった矢先、ある事件の関係者の中に雪乃の名を見つけた。雪乃の正体は?そして、事件の犯人なのか?今の幸せが、いつまた終わるかわからない不安と共に雪乃を愛し続ける恭平がとても切ない。ミステリーであると同時に儚い2人の純愛がたまらなく美しかった。

  • 京都を舞台に2000年と2012年という二つの時を交差させながら恋愛小説でありながらミステリー要素を色濃くだした小説だ。
    京都も北大路から北山通り辺りを中心に描かれており、それは私にとっては土地勘のある場所でもあり、フィクションとはいえ、そこに登場するお店等は実際に似たようなお店もある。その場所の映像を頭の中で描きながら読み進めていった。
    京都の四季、文化、行事をちりばめながら、しかし単なる甘ったるい恋愛小説に終わらせない。ヒロイン雪乃の本質をつかめないミステリアスな魅力と奔放な言動で恭平と読者を惑わせ、そこに殺人事件というミステリー要素を配し、読者を引きつける。
    劇的な終盤を迎えるが、悲恋の結末ではない余韻を残しているところも魅力だ。

  •  新聞記者の風間恭平は、いつものように刑事の勝山新次郎から暗黙のルールのもと、ネタをもらう。しかし今回そのメモに書かれていたのは忘れもしない、数年前に一緒に暮らしていたにも関わらずある日突然姿を消し、そして数か月前に再び恭平の元に戻ってきた愛しい女・・・「北瀬雪乃」の名前だった。

     現在の2012年と、2人が初めて会った2000年の様子が交互に描かれる。思っていたよりミステリより恋愛小説の色が強かったが、2人の漫才のようなやりとりがおもしろく、そして関係性がすごく素敵だったのでこれはこれでよかったな。さすが関西出身の作家さんで、会話・やりとりが自然だった。

  • 仔猫のような奴で生意気な奴♬
    好きなんだよね〜尾崎豊世代のおっさんはこの雪乃みたいな振り回す女が…
    「罪の声」が評判なので手にした初読み塩田さんの純愛ミステリー、カバーの雰囲気もいい感じで期待は高まる。
    だがしかし純愛と呼ぶには軽すぎる、引き込まれる程の魅力があるわけでもなくこれくらいの障害なら中坊でも乗り越えるぞ。 ミステリーもそうで「それがどうした」レベルではもったいない、そして主人公がサツ回りのブン屋と言うのも古くさ過ぎるだろ。
    文章も上手いし京都の四季も巧みに織り込まれていて悪くないのだが…罪な声でスマヌ

  • 雪乃さんの魅力が…私には、イマイチわかりませんでした。
    もっと深い女性であればな~と思う。
    純愛ミステリーとありましたが、そこまでじゃなかったな…。

  • 27.5.31

  • 奔放で口が悪くて自分勝手だけどどこか憎めない雪乃。とある事件が裏にはあるけれども主軸は主人公とヒロインの今と12年前。うーんなんだかやるせない結末だ。

  • うーん…。恋愛小説が読みたいな、と思って手に取った本なのだけれど、私にハマる恋愛模様ではなかったな…。女の側に不純な動機が透けて見えた時点で、帯に謳われている「純愛ミステリー」の「純愛」部分が嘘で白けたし、これにのめり込む男もどうなん?と思ってしまった。良し悪しではなく、単に好みの問題なんだけど。

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雪の香りの作品紹介

2012年京都、新聞記者の風間恭平は、馴染みの刑事からある横領事件のメモ書きを見せられ、驚愕する。北瀬雪乃──十二年前、大学生だった風間のもとに転がり込み、ある日ふと姿を消した最愛の人の名が、そこに記されていたのだ。そしてその雪乃はその数カ月前、再び恭平のもとに戻っていた……。2000年、二人の愛と笑いに満ちた日々と、2012年、事件の真相を追う恭平の視点が絡み合うように進む中、警察や事件関係者との虚々実々の駆け引きの中で明らかになる、哀しき真相とは?? 『盤上のアルファ』で鮮烈なデビューを飾ってから3年、著者が書き終えたくないほどの情熱を注いだ、感動必至の純愛ミステリーの誕生です。

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