幻肢

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著者 : 島田荘司
  • 文藝春秋 (2014年8月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (397ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784163901091

幻肢の感想・レビュー・書評

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  • ※ちょっと辛口。
    読んでいる最中も、読み終わった後も、不満よりも戸惑いが先行してしまいました。私が今読んでるのって、島田荘司作品だよね、と。それくらい、島田先生「らしくない」作品です。

    私自身、島田作品は御手洗潔シリーズを中心とした本格ミステリ物しか読んだことが無いので、それだけで島田作品を論じることはできないとは重々承知の上ですが、それにしてもいつもの島田カラーが感じられない。「幻肢痛」というテーマと絡めてもう少しSF色が強ければ、そうでもなかったのか?映画化を意識した結果、今作のような仕上がりになったのか?
    素人がいくら考えたところで分かりませんが、それにしても島田作品には珍しく、今作は迷いない二つ星評価です…。

    最後のどんでん返しも、予想もしていなかったから驚かされるはずなのに、それ以上に「あれ、こんな感じでいいのか?」と首を傾げ続けてしまったのですよねぇ(^ω^;)何でや

    島田荘司への過剰な期待と、既刊作品と比較しながら読もうという視点さえ持たなければ良かったのかもしれません。


    今回はAmazon先生から引用〜(^ω^)φ
    医大生・糸永遥は交通事故で大怪我をし、一過性全健忘により記憶を失った。治療の結果、記憶は回復していくが、事故当時の状況だけがどうしても思い出せない。不安と焦燥で鬱病を発症し自殺未遂を起こした遥は、治療のためTMSを受けるが、治療直後から恋人・雅人の幻を見るようになり…。

  • 強い裏切りにあったきもち

  • 映画化という帯が付いている時点で、映画にできる内容というネタばれだ。

  • 「占星術殺人事件」と同じ作家が本当に書いたのかしら?

    事故により突然失った手足などが変わらずあるように見える現象を『幻肢』という。
    大切な人を亡くした時も人は幻肢を見るのだろうか。

    交通事故により記憶障害を負った主人公・遙。
    『TMS』という脳に電磁波を当てる治療を施すと、死んだはずの恋人・雅人が見えるようになる。
    でも事故の記憶は戻らない。
    一体なにがあったのか。

    興味のある題材だけど、無駄な会話が多くて辟易した。
    1ヶ月も入院するほどの状態なのに、家族に知らせていないのも不自然。
    頻繁に様子を見に来てくれる友人にも迷惑かけてしまうし、しかも医大生ってやることいっぱいで忙しいのでは?

    突っ込みどころ満載で、期待していたミステリーとは違ったな~。
    ミステリーでなくても、スリリングでサスペンスな内容にもできただろうに残念。

  • 。。。ええー。。。。とんだメンヘラじゃねえか。。。。(呆れ顔)。。。。。な、読後感。
    なんだろ、いろいろ不自然すぎるし。幻肢どうこう脳医学どうこうの仮説は不透明でもいいけど、これだけの事故&入院をしといて、家族に連絡もせず過ごせるわけない、医学生なら数か月まともに授業うけられなかったのに同じ学年にしれっと復帰できるわけない、いくら研究対象でもこういった高額治療が万が一の同意契約なしに口約束だけで無料になるわけない、葬儀の手紙の伏線はまったく回収されてない、そして最後の、結局ヨリが戻るラストが何よりきもちわるい。だれの感情も同調できん。雅人も遙も人間的にピントがずれてるからこんなひとたちに医者になってほしくない。
    どういう理由があるんだろと、終盤まで知りたい気持ちはもてたけど、じっさいの事故理由にはおおいに裏切られた。なんじゃこれ。でした。

  • 島田先生の本にしてはするすると読みやすかったし、恋愛モノで取っつきやすい。脳医学の知識や蘊蓄があちらこちらに散りばめられていて謎解きもあってページをめくる手が止まらない。

    思いの外、ホラーにも依らずあっけない解決にちょっと物足りなさも感じたけれど。

  • 幻肢という言葉の意味をまず知らなかった。そして、その意味を知り、本を読み進めていった。でも、自分で思っていた感じと全然違う方向に、物語が進んでいって驚いた。こんなことが本当に起こりうるなら、ありえないというかすごすぎると思った。それと、愛の力の強さや大きさについても、考えさせられた。主人公の性格がこんな人もいるのかと結構衝撃を受けたけれど、それが愛と深く結びつくことにもなるんだなと思った。

  • 期待していた内容ではなかった。
    本当に幻肢の医療ミステリーかと思ったら、普通に恋愛にハマりすぎておかしくなった女子医大生の話しみたいな?
    親友の彩のポジションも意外性はなかったし、オチがつまらなくて、最後まで読んだけど残念

  • 遥に何があったのか?
    事故で記憶を失ったらどれだけ心細いか。
    友人だという彩を信じてもいいものなのだろうか?
    恋人だったと思われる雅人は思い出してもいい存在なのか? とこっちが心配してしまった。
    なのに、結局は本人が事の発端だったのかい!
    こんな女性とあたしならやり直せない。自分勝手過ぎだよ。

  • ★2.5

    医大生・糸永遥は交通事故で、大怪我をし
    自分の通ってる大学病院へ運び込まれる。
    一過性全健忘により記憶を失った。
    徐々に記憶は回復していくが、事故当時の状況だけが
    どうしても思い出せない。
    不安と焦燥で鬱病を発症し自殺未遂を起こした遥。
    治療の為にTМSの磁気照射を受ける。
    治療直後から恋人・雅人の幻を見る様になり…。


    『幻肢』とは、事故などで失った手足を存在するかのように感じること…。
    脳科学や神経学の進歩によって、癲癇や鬱病や健忘症等の
    原因が、脳内の血流不足による機能低下である…。
    『幻肢』や『心霊現象』…脳科学の説明が複雑でくどい…。
    遥は何処でどのような事故を起こしたのか?
    雅人はどうなったのか?
    誰も何も教えないのは一体どうして?
    何だかおかしい…。
    その謎が知りたくて何とか最後まで読みました。

    日本の医療や投薬システムに対する批判は心に残りました。
    人間の病気の七割は、もしかして医原病かも…。
    治療の為の薬が、時としてより病気をこじらせる。
    場合によっては、患者を新しい病気にしたり
    早く死に至らしめているかも…。

    映画化されてるようですが、映像化されると面白いのかも…。

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幻肢の作品紹介

映画版とは男女が逆転したオリジナル・ストーリー事故で記憶を失った糸永遥は不安と焦燥でうつ病を発症。治療のためTMS(経頭蓋磁気刺激法)を受けた直後から恋人の幽霊が現れる。

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